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11歳〜16歳
プレゼントの変更は?
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サイラス様とヒロインが別れたので、サイラス様の元へ向かう。
「サイラス様、今宜しいですか?」
「あぁ、フェリシア嬢どうかしたかな?」
よし!プレゼント変更の提案だ!
「あの、今度の誕生日プレゼントなのですが、今年は変えませんか?」
そう、当たり障りのないプレゼントに!
「・・・それはどうしてか聞いてもいいかな?」
ニコリを微笑むサイラス様・・・なんか笑顔の圧が・・・。
「いえ・・・毎回同じものをプレゼントするのも・・・」
「フェリシア嬢。万年筆は実用的で素晴らしいプレゼントだよ?それに今年は今までと同じではないよね?」
それは、クリップにつける宝石のことを言ってる?
私とサイラス様の瞳の宝石をつけると・・・。
「そのお手紙に書いてあったことですが、今も希望は変わらずですか?」
「ん?勿論。どうして変わると思ったのかな?」
えー・・・ここはヒロインのことを聞くべきか。
「その・・・先程の令嬢、とても可愛らしい方でしたね」
なんと答えて良いかわからず、とりあえずヒロインを褒めておく。
「え?あぁ、さっきの彼女ね。可愛いのかな?」
ヒロインなんだから可愛いに決まってるじゃない!
あれー?どういうことだ・・・。
「えぇ、可愛い方でしたわ。サイラス様と親しそうでしたし、次の誕生日パーティーにもお呼びになっているのですか?」
「いや、彼女とは特に交流があるわけではないからね。招待する予定はないよ」
あれー?あれー?
本当にどういうこと!?
頭の中でぐるぐると思考が巡っていく。
「そうだったのですね。サイラス様が令嬢と話してるのが珍しかったものですから、親しくしている令嬢なのかと思いましたわ」
「もしかして・・・やきもち焼いてくれたのかな?それならとても嬉しいけれど」
「いえ!違います!純粋にそう思っただけです!」
危ない。勘違いされては困る。
私がサイラス様のことを好きだと勘違いされるのは、死亡フラグにも繋がる。
サイラス様とヒロインの関係に嫉妬して・・・無理無理無理。
「そんなに力強く否定しなくても・・・まぁ、そういうことだから、特に親しくしてる令嬢という訳ではないよ」
「そうですか・・・」
「うん、だから誕生日プレゼントとても楽しみにしているよ」
そういうとサイラス様は満面の笑みを浮かべた。
この笑顔に令嬢達はやられてしまうのだろうなと思った。
「サイラス様、今宜しいですか?」
「あぁ、フェリシア嬢どうかしたかな?」
よし!プレゼント変更の提案だ!
「あの、今度の誕生日プレゼントなのですが、今年は変えませんか?」
そう、当たり障りのないプレゼントに!
「・・・それはどうしてか聞いてもいいかな?」
ニコリを微笑むサイラス様・・・なんか笑顔の圧が・・・。
「いえ・・・毎回同じものをプレゼントするのも・・・」
「フェリシア嬢。万年筆は実用的で素晴らしいプレゼントだよ?それに今年は今までと同じではないよね?」
それは、クリップにつける宝石のことを言ってる?
私とサイラス様の瞳の宝石をつけると・・・。
「そのお手紙に書いてあったことですが、今も希望は変わらずですか?」
「ん?勿論。どうして変わると思ったのかな?」
えー・・・ここはヒロインのことを聞くべきか。
「その・・・先程の令嬢、とても可愛らしい方でしたね」
なんと答えて良いかわからず、とりあえずヒロインを褒めておく。
「え?あぁ、さっきの彼女ね。可愛いのかな?」
ヒロインなんだから可愛いに決まってるじゃない!
あれー?どういうことだ・・・。
「えぇ、可愛い方でしたわ。サイラス様と親しそうでしたし、次の誕生日パーティーにもお呼びになっているのですか?」
「いや、彼女とは特に交流があるわけではないからね。招待する予定はないよ」
あれー?あれー?
本当にどういうこと!?
頭の中でぐるぐると思考が巡っていく。
「そうだったのですね。サイラス様が令嬢と話してるのが珍しかったものですから、親しくしている令嬢なのかと思いましたわ」
「もしかして・・・やきもち焼いてくれたのかな?それならとても嬉しいけれど」
「いえ!違います!純粋にそう思っただけです!」
危ない。勘違いされては困る。
私がサイラス様のことを好きだと勘違いされるのは、死亡フラグにも繋がる。
サイラス様とヒロインの関係に嫉妬して・・・無理無理無理。
「そんなに力強く否定しなくても・・・まぁ、そういうことだから、特に親しくしてる令嬢という訳ではないよ」
「そうですか・・・」
「うん、だから誕生日プレゼントとても楽しみにしているよ」
そういうとサイラス様は満面の笑みを浮かべた。
この笑顔に令嬢達はやられてしまうのだろうなと思った。
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