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三章 精霊姫 側妃になる
7歳と言えば?
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無事に4人目の子供も産まれ、ウェンディと名付けた。
それから、あっという間に、月日は流れ、レオンハルトが7歳になった。
そう、7歳!
レオンハルトが7歳と言うことは、私が、ヴァン様に毎晩頑張ってご奉仕して、もぎ取った、剣術の授業!
ここで、ヴァン様から、教官の騎士へ向けて注意事項が・・・。
「教えるにあたって、リアには指一本触れないこと。体に触るなど、以ての外。構え方など、手本を見せて教えること」
「はっ、畏まりました」
ヴァン様が、そういえば、騎士が意を唱えることもなく、了承する。
普通、腕をもう少し上げてとか、この角度でとか、触れながら教えるのでは!?
いや・・・体には触れないのかな?
剣の柄に触れて、角度調整などをすれば、それで教える事は可能と言えば、可能ね。
ここで、女性の騎士をと、ヴァン様に言われたが、私は1番強い騎士から教えを請いたいと譲らなかった。
やっぱり、今後、冒険者として生きていく時に、強さって重要になって来るから、性別問わずに、1番強い人から、剣術を習いたかった。
彼の剣術をマスター出来たら、他の剣術を使っている人からも、教えて貰うのも、良いかもしれない。
・・・ソードマスターとかに、なれちゃうかもしれない!?
いや、普通になれちゃいそうだけど、私は剣メインではなく、魔法も使いながら、魔法剣士みたいな感じが、格好良くて好きだから、剣術は、違う型を2種類位習って、それを極める様にしようかな。
格好良い未来の自分を想像しながら、「ふふっ」と笑い声が漏れてしまう。
私の隣には、レオンが、私を不思議そうな顔で見上げていた。
「母上、女性なのに、剣術を習うのですか?」
「・・・レオン、普通の令嬢達は、絶対に、剣術を習う事はないから、私を基準にして、考えては、いけませんからね?」
「令嬢達は、やらないのに、母上はやるのですね?・・・子供の私から見ても、母上に剣が扱える様には見えないのですが・・・」
本当に、7歳にしてしっかりした子だわ。
きっと、王族の子供ってこんな感じなのよね?
家庭教師がつくし、小さい頃から礼儀作法とかも習うし・・・大変ね・・・。
「母上は、こう見えても、運動神経が良いから、きっとすぐに剣を扱える様になるわよ。見た目に騙されてる様では、だめよ?」
「・・・そうですか?確かに、見た目で判断しては行けないと習いました。母上が、そう言うのであれば、一緒に剣術を習うのが楽しみです!」
ふふっ。
見た目は、儚げ美女だからね!レオンがそう思ってしまうのも仕方ないわね。
しかし、私には、精霊姫特典がある!
貴族の礼儀作法だって、教えて貰って、すぐにマスターしたし、きっと剣術も手本を見せて貰えば、自然と体が覚えてくれるはず!
それから、あっという間に、月日は流れ、レオンハルトが7歳になった。
そう、7歳!
レオンハルトが7歳と言うことは、私が、ヴァン様に毎晩頑張ってご奉仕して、もぎ取った、剣術の授業!
ここで、ヴァン様から、教官の騎士へ向けて注意事項が・・・。
「教えるにあたって、リアには指一本触れないこと。体に触るなど、以ての外。構え方など、手本を見せて教えること」
「はっ、畏まりました」
ヴァン様が、そういえば、騎士が意を唱えることもなく、了承する。
普通、腕をもう少し上げてとか、この角度でとか、触れながら教えるのでは!?
いや・・・体には触れないのかな?
剣の柄に触れて、角度調整などをすれば、それで教える事は可能と言えば、可能ね。
ここで、女性の騎士をと、ヴァン様に言われたが、私は1番強い騎士から教えを請いたいと譲らなかった。
やっぱり、今後、冒険者として生きていく時に、強さって重要になって来るから、性別問わずに、1番強い人から、剣術を習いたかった。
彼の剣術をマスター出来たら、他の剣術を使っている人からも、教えて貰うのも、良いかもしれない。
・・・ソードマスターとかに、なれちゃうかもしれない!?
いや、普通になれちゃいそうだけど、私は剣メインではなく、魔法も使いながら、魔法剣士みたいな感じが、格好良くて好きだから、剣術は、違う型を2種類位習って、それを極める様にしようかな。
格好良い未来の自分を想像しながら、「ふふっ」と笑い声が漏れてしまう。
私の隣には、レオンが、私を不思議そうな顔で見上げていた。
「母上、女性なのに、剣術を習うのですか?」
「・・・レオン、普通の令嬢達は、絶対に、剣術を習う事はないから、私を基準にして、考えては、いけませんからね?」
「令嬢達は、やらないのに、母上はやるのですね?・・・子供の私から見ても、母上に剣が扱える様には見えないのですが・・・」
本当に、7歳にしてしっかりした子だわ。
きっと、王族の子供ってこんな感じなのよね?
家庭教師がつくし、小さい頃から礼儀作法とかも習うし・・・大変ね・・・。
「母上は、こう見えても、運動神経が良いから、きっとすぐに剣を扱える様になるわよ。見た目に騙されてる様では、だめよ?」
「・・・そうですか?確かに、見た目で判断しては行けないと習いました。母上が、そう言うのであれば、一緒に剣術を習うのが楽しみです!」
ふふっ。
見た目は、儚げ美女だからね!レオンがそう思ってしまうのも仕方ないわね。
しかし、私には、精霊姫特典がある!
貴族の礼儀作法だって、教えて貰って、すぐにマスターしたし、きっと剣術も手本を見せて貰えば、自然と体が覚えてくれるはず!
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