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二章 精霊姫 人間界に降りる
順調
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呆気なく、ハービーの大群を討伐し氷漬けにされたままマジックバッグ に入れる。
後程、解体して羽根を分けるが、肉は美味しくないと評判が悪い為、解体後処分されることが殆どだ。
今回私達が相手にしたハービーは、羽根の色が赤からオレンジのグラデーションが掛かっている割と良く見かけるタイプだったが、その中に羽根の色が青から緑のグラデーションが掛かっている個体が1体だけ混ざっていた。
これは、余りお目に掛かる事もない為、羽根は高値で取引されている。
私の瞳の色とも合うし、私が全部買い取っちゃおうかな?
あ、でもミリアも女の子だし、お洒落さんだから欲しがるかもしれないな。
一旦私が買い取って、ミリアにプレゼントするのも良いかもしれない。
そして、この森にはピンク色のスライムが居る。
主に、初夜などに使う香油の材料として使われるので、これもそれなりに需要がある。
効果は、筋肉を緩め痛みを抑えるのと、軽い媚薬の効果があり、初めてでも痛みがなく快楽を拾うことが出来るというもの。
私的には特に必要ないけど・・・ミリアの今後の事を考えて狩っておくのも良いかもしれない。
私お手製の初夜用の香油を作ってあげても良いかな。スケスケ夜着とセットでプレゼントしたら、とても恥ずかしがった可愛い顔が見れるかもしれない。うん、有りだわ。
下の階層に向かう森の中で出くわしたピンクスライムを狩まくってたら、ロイ義兄様がスリッと小指を絡ませてきた。
「リア・・・それ何に使うものか分かっているんだよね?既にリアには必要ないものだと思うけど。」
「えっと、これは私用ではなくて・・・えーっと、それなりに需要があるものなので、適度に狩って売ろうかと思いまして」
流石に、ロイ義兄様にミリアの初夜用に準備したいとは言えない。
「そう、それなら良かった。もしかしたら、それの軽い媚薬効果を期待して狩ってるのかと思ったから。満足させてあげられてないのかなと思ってね」
そういうと、耳元で話していたロイ義兄様は私の耳にカプッと歯を立てた。
「・・・っ。ロイ義兄様っ!」
小声で抗議する。幾らミリアとフォルス様が前を歩いていて見られていないからといって、流石にここでそういうことをされるのは・・・。
「ごめんね。リアが余りにそれを狩っているから、どうしても意識が夜の方に行ってしまってね。今夜もリアを可愛がりたいな」
「・・・ロイ義兄様。昨日はしょうがないかなと思いましたが、元々ダンジョン内ではしないと話していた筈ですが」
「そうなんだけどね。昨日リアのテントで寝たことがフォルスにバレていたからもう良いかなと」
「えっ!?」
「ほら、今朝リアがテントから出てきた時、フォルスと話していたでしょ?」
「そういえば、何か話していましたね」
「昨日ミリアの提案で4人でカードゲームをしようってことになったらしくて、フォルスが私のテントに来たらしいんだ。そこで、私が居なかったからリアのテントに行ったんだなと思ったそうだ。まぁ、それがなくてもフォルスは私がリアの所に行っていると思っていた様だったけどね」
「そうだったのですね・・・。フォルス様はロイ義兄様と私の関係について何か言っていましたか?」
「・・・いや、特には何も言っていないかな。彼も余計なことを言うタイプじゃないからね」
「・・・そうですか。そんな素振り無かったので、気付かれているなんて全然分かりませんでした。ミリアは・・・」
「あぁ、ミリアは知らないよ。あの子はそういうの顔に出るタイプだからね。それに・・・ミリアは知らない方が良いだろう」
「そうですね」
ミリアは、私の事もお義姉様の事も慕っている。
私とロイ義兄様の関係を知れば、ショックを受けるだろう。
「それにしても、フォルス様良く気付きましたね。私達の関係。ロイ義兄様結構気を付けられてると思うのですが」
「あー・・・、邸にいる時は気を張っているし、使用人など人の目が多いから常に気をつけているんだけどね・・・。ここだと少し開放的になるというか、そう言った意味での緊張感がないというか・・・ちょっと気が抜けて自然体になってしまっているかな。それでリアへの態度も普段よりも甘くなっているのかも知れない」
「・・・なるほど。」
そう言われてみると、ロイ義兄様が私を見る瞳は甘さがあるし、良く私の腰に手を回したり、手を繋いだりということもしている。
私がソロ冒険者と話していた時の殺気といい、普段と違うと言えば違う。
バレた相手がフォルス様で良かった・・・。
ミリアは、お兄様とリア義姉様は仲良しだな程度にしか思っていないけど、それも今度どう変わるか分からない。
ダンジョンにいる間もロイ義兄様には、少し気を引き締めて貰わなくちゃ。
ダンジョンから出れば、5日間2人きりで別荘で過ごせるのだから。
ミリアとフォルス様には、リッドラン辺境伯領に出来たばかりの温泉旅館を予約したので、そちらを楽しんで貰う予定。
ロイ義兄様と私はそれぞれの別荘で過ごすという程で、ロイ義兄様は転移で私の別荘に移ってくる予定だ。
5日間の内1日は、ミリア達と合流し街で一緒に昼食を取ったり、買い物をしたりして楽しみたいなと思っている。
流石に5日間毎日ミリア達と合流するのはちょっと・・・きっとフォルス様もミリアと2人でイチャイチャしたいと思うし、私もロイ義兄様とたっぷりイチャイチャしたい。
ロイ義兄様の浴衣も準備してあるから、普段は見れないロイ義兄様を満喫するぞ!
後程、解体して羽根を分けるが、肉は美味しくないと評判が悪い為、解体後処分されることが殆どだ。
今回私達が相手にしたハービーは、羽根の色が赤からオレンジのグラデーションが掛かっている割と良く見かけるタイプだったが、その中に羽根の色が青から緑のグラデーションが掛かっている個体が1体だけ混ざっていた。
これは、余りお目に掛かる事もない為、羽根は高値で取引されている。
私の瞳の色とも合うし、私が全部買い取っちゃおうかな?
あ、でもミリアも女の子だし、お洒落さんだから欲しがるかもしれないな。
一旦私が買い取って、ミリアにプレゼントするのも良いかもしれない。
そして、この森にはピンク色のスライムが居る。
主に、初夜などに使う香油の材料として使われるので、これもそれなりに需要がある。
効果は、筋肉を緩め痛みを抑えるのと、軽い媚薬の効果があり、初めてでも痛みがなく快楽を拾うことが出来るというもの。
私的には特に必要ないけど・・・ミリアの今後の事を考えて狩っておくのも良いかもしれない。
私お手製の初夜用の香油を作ってあげても良いかな。スケスケ夜着とセットでプレゼントしたら、とても恥ずかしがった可愛い顔が見れるかもしれない。うん、有りだわ。
下の階層に向かう森の中で出くわしたピンクスライムを狩まくってたら、ロイ義兄様がスリッと小指を絡ませてきた。
「リア・・・それ何に使うものか分かっているんだよね?既にリアには必要ないものだと思うけど。」
「えっと、これは私用ではなくて・・・えーっと、それなりに需要があるものなので、適度に狩って売ろうかと思いまして」
流石に、ロイ義兄様にミリアの初夜用に準備したいとは言えない。
「そう、それなら良かった。もしかしたら、それの軽い媚薬効果を期待して狩ってるのかと思ったから。満足させてあげられてないのかなと思ってね」
そういうと、耳元で話していたロイ義兄様は私の耳にカプッと歯を立てた。
「・・・っ。ロイ義兄様っ!」
小声で抗議する。幾らミリアとフォルス様が前を歩いていて見られていないからといって、流石にここでそういうことをされるのは・・・。
「ごめんね。リアが余りにそれを狩っているから、どうしても意識が夜の方に行ってしまってね。今夜もリアを可愛がりたいな」
「・・・ロイ義兄様。昨日はしょうがないかなと思いましたが、元々ダンジョン内ではしないと話していた筈ですが」
「そうなんだけどね。昨日リアのテントで寝たことがフォルスにバレていたからもう良いかなと」
「えっ!?」
「ほら、今朝リアがテントから出てきた時、フォルスと話していたでしょ?」
「そういえば、何か話していましたね」
「昨日ミリアの提案で4人でカードゲームをしようってことになったらしくて、フォルスが私のテントに来たらしいんだ。そこで、私が居なかったからリアのテントに行ったんだなと思ったそうだ。まぁ、それがなくてもフォルスは私がリアの所に行っていると思っていた様だったけどね」
「そうだったのですね・・・。フォルス様はロイ義兄様と私の関係について何か言っていましたか?」
「・・・いや、特には何も言っていないかな。彼も余計なことを言うタイプじゃないからね」
「・・・そうですか。そんな素振り無かったので、気付かれているなんて全然分かりませんでした。ミリアは・・・」
「あぁ、ミリアは知らないよ。あの子はそういうの顔に出るタイプだからね。それに・・・ミリアは知らない方が良いだろう」
「そうですね」
ミリアは、私の事もお義姉様の事も慕っている。
私とロイ義兄様の関係を知れば、ショックを受けるだろう。
「それにしても、フォルス様良く気付きましたね。私達の関係。ロイ義兄様結構気を付けられてると思うのですが」
「あー・・・、邸にいる時は気を張っているし、使用人など人の目が多いから常に気をつけているんだけどね・・・。ここだと少し開放的になるというか、そう言った意味での緊張感がないというか・・・ちょっと気が抜けて自然体になってしまっているかな。それでリアへの態度も普段よりも甘くなっているのかも知れない」
「・・・なるほど。」
そう言われてみると、ロイ義兄様が私を見る瞳は甘さがあるし、良く私の腰に手を回したり、手を繋いだりということもしている。
私がソロ冒険者と話していた時の殺気といい、普段と違うと言えば違う。
バレた相手がフォルス様で良かった・・・。
ミリアは、お兄様とリア義姉様は仲良しだな程度にしか思っていないけど、それも今度どう変わるか分からない。
ダンジョンにいる間もロイ義兄様には、少し気を引き締めて貰わなくちゃ。
ダンジョンから出れば、5日間2人きりで別荘で過ごせるのだから。
ミリアとフォルス様には、リッドラン辺境伯領に出来たばかりの温泉旅館を予約したので、そちらを楽しんで貰う予定。
ロイ義兄様と私はそれぞれの別荘で過ごすという程で、ロイ義兄様は転移で私の別荘に移ってくる予定だ。
5日間の内1日は、ミリア達と合流し街で一緒に昼食を取ったり、買い物をしたりして楽しみたいなと思っている。
流石に5日間毎日ミリア達と合流するのはちょっと・・・きっとフォルス様もミリアと2人でイチャイチャしたいと思うし、私もロイ義兄様とたっぷりイチャイチャしたい。
ロイ義兄様の浴衣も準備してあるから、普段は見れないロイ義兄様を満喫するぞ!
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