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二章 精霊姫 人間界に降りる
精霊の粉
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義兄様の領地でのお披露目もひと段落したところで、義父様からお茶に誘われた。
「スティーリア、良く来たね。座りなさい。」
35歳とは思えない爽やかな笑顔で迎えてくれた、お義父様。
私の兄と言っても通じると思うわ。凄い。
「お義父様、お誘いありがとうございます。本日はどうされましたか?」
まどろっこしいのは苦手なので、さっさと本題に入っちゃいましょう!
両肘を膝につき、両手を組んで、ふぅーっと珍しく深く息を吐き出した。
「スティーリア。実は先日、王家から手紙が届いてね。精霊の粉を使ったドレスを王太子妃殿下が大層気に入ったそうなんだよ。式に参加した貴族からも問い合わせを多数受けていてね。非売品なので、売れないと伝えてはいるんだが・・・」
「つまり、貴族に対しては、非売品の為、売れないと突っぱねられるが、王家の場合はそうも行かないと言うことですね。」
「そういうことだ。王太子妃殿下から話を聞いた、王妃陛下からも是非にと言われてしまってね。どうしたものかなと。」
「んー。まず、精霊の粉自体、普通手に入らないのを理解頂かなければならないですね。精霊にお願いして貰えるものでは無く、精霊からの好意により、偶々偶然手に入ったにすぎないと。欲しいと言われて手に入る物ではないと。なので、すぐに妖精の粉は手に入らないが、また偶然手に入る事があれば、王家に売るといことでどうでしょう?」
「あぁ、それは良い案だ。確かに妖精の粉なんて、スティーリアがいなければ、お目にかかれない代物。王家にはそれで通そう。」
「お義父様には、お手数お掛けしますが、宜しくお願いします。あ、ミリアリアの結婚式の時のドレスにも使いたいので、お披露目の後に王家に売ると言うことでどうでしょう?手に入ったら売ると言った手前、ミリアリアのドレスに使ったのに、王家に売らないのは問題になりそうですしね。」
「ミリアリアにも、精霊の粉を使ってくれるのか。今から楽しみだ。王家には、その様に対応するよ。スティーリアありがとう。さぁ、料理長自慢のスイーツを頂こう。」
「まぁ、本当に美味しそう。頂きます。」
我が家の料理長は、厳つい顔をしているのに、作るスイーツは繊細で美しいわねー。美味!
あ、お義姉様のご実家のこと、今相談しちゃおうかな?
「お義父様。ご相談があるのですが、よろしいでしょうか?」
「何でも言ってごらんなさい。大体の事は聞いてあげられると思う。」
「実は、お義姉様のご実家についてなのです。」
「リッドラン辺境伯家かい?」
「はい。縁繋ぎとなったので、是非孤児院の新設と、騎士団の装備をこちらの様に贈らせて頂きたいと思いまして。」
本当は、この国の孤児院全部新しく建て替えたいんだけど、流石に無理だからなー。
お金はたっぷりあるから、まずは縁繋ぎになったリッドラン辺境伯領に手を入れたい。
「リッドラン辺境伯の孤児院か。孤児院は、我が家としてではなく、スティーリア個人として手を出しているから、今回も我が家と言うよりは、私がスティーリアを紹介して、話を詰めるという事になるかな。恐らく、願ってもない話だという事で、すんなり受けて貰えるだろう。騎士団の装備については、両家の繋がりで今後も宜しくという事で、私が話させて貰って良いか?」
「ありがとうございます。それで大丈夫です。こちらと同じ様に、使用人の服も一新し、リメイクした服を孤児院に下ろすという事で良いでしょうか?」
「我が家の事例をあげて、説明すれば、すんなり話が通ると思だろう。早速、今日中にリッドラン辺境伯へ手紙を出す事にする。」
「お義父様、ありがとうございます。」
よし!騎士団の装備も一新できるし、この国の守りも大分硬くなるかな。
後は、ミリアリアが結婚したら、隣の領地の孤児院も・・・いや、隣の領地だし、幼馴染で、両家の付き合いも長いから、もう話を進めても良いのかも?流石に婚約破棄になんてならないよね?
リッドラン辺境伯の話が進んだら、お義父様に隣の領地の相談もしてみよう。
あ、リッドラン辺境伯家にも、鳥籠の温室作ろうかな。それで、二つの鳥籠を繋いで、領地の行き来をしやすくするのも良いかも。行き来するときの条件付けをしっかりすれば、良いよね。
リッドラン辺境伯領まで馬車で行くから、今のうちに馬車も改良しとこう。
まずは、見た目は、いつものマグニート辺境伯家の馬車にして貰い、中は座席も何もない、ただの箱状態にして貰い、空間魔法をかけよう。
だれが一緒に着いていくか分からないから、使用人部屋を3個と私の部屋と客室2個あれば良いかな。馬車に入ってすぐの所に、ソファーとテーブル置いて、寛ぎスペースにすれば充分かな。
簡易キッチンは、使用人の共用スペースに付けておこう。
食事は、あらかじめ料理人に作って貰って、マジックバッグに入れて持っていけば問題なし。
基本的には、宿に泊まるから、そんなに問題は無いはず。
それにしても、リッドラン辺境伯領まで馬車で二週間・・・あ、丁度良いから、バングル作ろう!
前々から、作ろうと思ってて、中々纏まった時間取れなくて、忘れてたんだよね。
ゴールドとシルバーを使って、魔法で紋様を刻み込む。
この紋様について、お約束なアイテム!精霊姫たちの日記に書いてあったんだなー!
もー、歴代の精霊姫達には、感謝だよー!
色んな紋様があって、それぞれ効果が異なるんだけど、バングルを重ねがけすることも出来るから、何種類か作ってもいいかもなー。
男性用は、太めに作って、女性用は細めに作って、小さな宝石を嵌め込むのも良いかな。
まずは、精神魔法の無効化のバングルを作ろう!これで、操られたり、魅了にかかったりする事を防げる!
私が加護を授けた人には要らないけどね。
貴族相手に売れると思う!後は、上級冒険者や、大商会の人とかかな。
毒の無効化と守護のバングルも作れば、取り敢えずは良しとしよう。
私しか作れないって所が、量産出来ない理由だけど、まぁ、売る相手が絞られるから量産する必要もないか。
でも、他国からも購入したいとか問い合わせありそうな気もするなー。
その場合は、お義父様に相談して決めよう。
「スティーリア、良く来たね。座りなさい。」
35歳とは思えない爽やかな笑顔で迎えてくれた、お義父様。
私の兄と言っても通じると思うわ。凄い。
「お義父様、お誘いありがとうございます。本日はどうされましたか?」
まどろっこしいのは苦手なので、さっさと本題に入っちゃいましょう!
両肘を膝につき、両手を組んで、ふぅーっと珍しく深く息を吐き出した。
「スティーリア。実は先日、王家から手紙が届いてね。精霊の粉を使ったドレスを王太子妃殿下が大層気に入ったそうなんだよ。式に参加した貴族からも問い合わせを多数受けていてね。非売品なので、売れないと伝えてはいるんだが・・・」
「つまり、貴族に対しては、非売品の為、売れないと突っぱねられるが、王家の場合はそうも行かないと言うことですね。」
「そういうことだ。王太子妃殿下から話を聞いた、王妃陛下からも是非にと言われてしまってね。どうしたものかなと。」
「んー。まず、精霊の粉自体、普通手に入らないのを理解頂かなければならないですね。精霊にお願いして貰えるものでは無く、精霊からの好意により、偶々偶然手に入ったにすぎないと。欲しいと言われて手に入る物ではないと。なので、すぐに妖精の粉は手に入らないが、また偶然手に入る事があれば、王家に売るといことでどうでしょう?」
「あぁ、それは良い案だ。確かに妖精の粉なんて、スティーリアがいなければ、お目にかかれない代物。王家にはそれで通そう。」
「お義父様には、お手数お掛けしますが、宜しくお願いします。あ、ミリアリアの結婚式の時のドレスにも使いたいので、お披露目の後に王家に売ると言うことでどうでしょう?手に入ったら売ると言った手前、ミリアリアのドレスに使ったのに、王家に売らないのは問題になりそうですしね。」
「ミリアリアにも、精霊の粉を使ってくれるのか。今から楽しみだ。王家には、その様に対応するよ。スティーリアありがとう。さぁ、料理長自慢のスイーツを頂こう。」
「まぁ、本当に美味しそう。頂きます。」
我が家の料理長は、厳つい顔をしているのに、作るスイーツは繊細で美しいわねー。美味!
あ、お義姉様のご実家のこと、今相談しちゃおうかな?
「お義父様。ご相談があるのですが、よろしいでしょうか?」
「何でも言ってごらんなさい。大体の事は聞いてあげられると思う。」
「実は、お義姉様のご実家についてなのです。」
「リッドラン辺境伯家かい?」
「はい。縁繋ぎとなったので、是非孤児院の新設と、騎士団の装備をこちらの様に贈らせて頂きたいと思いまして。」
本当は、この国の孤児院全部新しく建て替えたいんだけど、流石に無理だからなー。
お金はたっぷりあるから、まずは縁繋ぎになったリッドラン辺境伯領に手を入れたい。
「リッドラン辺境伯の孤児院か。孤児院は、我が家としてではなく、スティーリア個人として手を出しているから、今回も我が家と言うよりは、私がスティーリアを紹介して、話を詰めるという事になるかな。恐らく、願ってもない話だという事で、すんなり受けて貰えるだろう。騎士団の装備については、両家の繋がりで今後も宜しくという事で、私が話させて貰って良いか?」
「ありがとうございます。それで大丈夫です。こちらと同じ様に、使用人の服も一新し、リメイクした服を孤児院に下ろすという事で良いでしょうか?」
「我が家の事例をあげて、説明すれば、すんなり話が通ると思だろう。早速、今日中にリッドラン辺境伯へ手紙を出す事にする。」
「お義父様、ありがとうございます。」
よし!騎士団の装備も一新できるし、この国の守りも大分硬くなるかな。
後は、ミリアリアが結婚したら、隣の領地の孤児院も・・・いや、隣の領地だし、幼馴染で、両家の付き合いも長いから、もう話を進めても良いのかも?流石に婚約破棄になんてならないよね?
リッドラン辺境伯の話が進んだら、お義父様に隣の領地の相談もしてみよう。
あ、リッドラン辺境伯家にも、鳥籠の温室作ろうかな。それで、二つの鳥籠を繋いで、領地の行き来をしやすくするのも良いかも。行き来するときの条件付けをしっかりすれば、良いよね。
リッドラン辺境伯領まで馬車で行くから、今のうちに馬車も改良しとこう。
まずは、見た目は、いつものマグニート辺境伯家の馬車にして貰い、中は座席も何もない、ただの箱状態にして貰い、空間魔法をかけよう。
だれが一緒に着いていくか分からないから、使用人部屋を3個と私の部屋と客室2個あれば良いかな。馬車に入ってすぐの所に、ソファーとテーブル置いて、寛ぎスペースにすれば充分かな。
簡易キッチンは、使用人の共用スペースに付けておこう。
食事は、あらかじめ料理人に作って貰って、マジックバッグに入れて持っていけば問題なし。
基本的には、宿に泊まるから、そんなに問題は無いはず。
それにしても、リッドラン辺境伯領まで馬車で二週間・・・あ、丁度良いから、バングル作ろう!
前々から、作ろうと思ってて、中々纏まった時間取れなくて、忘れてたんだよね。
ゴールドとシルバーを使って、魔法で紋様を刻み込む。
この紋様について、お約束なアイテム!精霊姫たちの日記に書いてあったんだなー!
もー、歴代の精霊姫達には、感謝だよー!
色んな紋様があって、それぞれ効果が異なるんだけど、バングルを重ねがけすることも出来るから、何種類か作ってもいいかもなー。
男性用は、太めに作って、女性用は細めに作って、小さな宝石を嵌め込むのも良いかな。
まずは、精神魔法の無効化のバングルを作ろう!これで、操られたり、魅了にかかったりする事を防げる!
私が加護を授けた人には要らないけどね。
貴族相手に売れると思う!後は、上級冒険者や、大商会の人とかかな。
毒の無効化と守護のバングルも作れば、取り敢えずは良しとしよう。
私しか作れないって所が、量産出来ない理由だけど、まぁ、売る相手が絞られるから量産する必要もないか。
でも、他国からも購入したいとか問い合わせありそうな気もするなー。
その場合は、お義父様に相談して決めよう。
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