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一章 精霊姫 誕生
属性確認
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さてと、服も着たし、外にあった気になる果物!
栄養価が高く、高値で売れるという、精霊界にしかない貴重な果物!
是非味わいたい!
「外の果物取ってくるね」
意気揚々と外に出ようとしたら、精霊たちに呼び止められた。
「ちょっと待って!収穫したのは、この籠に入れると良いよ。歴代の精霊姫様たちが使ってた籠だよー!時間停止機能付きだから、籠に入れてからも時間経過なく好きな時に食べられるよ!」
おー、歴代の精霊姫!気の利いたものを作ってくれてありがとー!
皆生活し易いように色々考えたんだ。
私もこれから色々考えて便利グッズ作るぞー!
「ありがとう。使わせて貰うね。因みに、収穫する時、精霊姫たちは、何を使ってたのかな?ハサミと梯子?」
「えっとねー、人によって得意な魔法が違ったから、これとは決まってないけど、風魔法でスパッと切って落としたのを、キャッチしたり、氷の刃で切ったりしてたかなー」
なるほど。
「得意な魔法って、どうやって分かるのかな?」
もしかしたらもしかして、言うの恥ずかしい異世界テンプレかな?
「それならステータスを開くと確認できるよ?何故かこれを言うと毎回精霊姫様達は、やっぱりーって残念な顔をするね」
あー、やっぱり?そうだよねー。テンプレだよねー。
「何の能力に特化してるかは、大体その人も持ってる性質みたいな物が影響してるね。ひとつ前の精霊姫様は、魔物倒したりするのは怖いって言って、支援魔法と植物に特化してたね。二つ前の精霊姫様は、水魔法に特化してて、水龍を模った魔法使って、冒険者して遊んでたね。まぁ、特化してるとは言っても、勿論他の属性魔法も使えるよ?ただ、特化してる属性より威力が落ちるけどね」
成程ねー。私の場合なんになるんだろう?
ファンタジー大好き人間だったから、ファイヤーアローとかウィンドカッターとかウォーターシールドとかアイスウォールとか、時空間魔法とか使ったりしたいし、アイテムバッグ作ってみたり、魔道具やらポーションやらも作ってみたい!
ステータスみたいけどー、えー、ドキドキする!
なんか受験の合否確認するみたいー!
ふぅー、ヨシ!
「ステータスオープン!!!」
あ、テンパって思わず大きな声出しちゃった・・・恥ずかしい!
両手で顔を覆い、思わず天を仰いだ。
はっ。魔法無詠唱で使えるんだから、ステータスオープンも声に出さなくてもいいんじゃ・・・?
ちょっとステータス閉じてー。
よし!心の中で唱える・・・ステータスオープン。
ヴォン。
・・・やっぱりー!声に出さなくてもいけたわー。
無駄に恥かいたわ。
取り敢えず、ステータスチェックしよう。
【ステータス】
名前:スティーリア
種族:精霊姫
年齢:推定14歳
HP: ∞
MP:∞
魔法:全属性lv5
特殊スキル:精霊姫の加護を付与
・・・あー、これヤバくない?
やっぱり前世でのファンタジー大好き妄想脳の影響が出てるんじゃない!?
確か、ファンタジー小説定番の鑑定されたりしたら、まずいんだったよね。
隠蔽スキルで、ステータスを隠蔽しないと。
あー、でも、一般的な能力値が分からないから、変更するにしてもなー・・・うーん。
人間界での標準などを確認してからかな。
あ、これは精霊たちに聞いとかないとだ。
「ねぇ。精霊姫の加護ってなんのことかな?」
「それはね。加護を与える相手の無事を祈り体の一部に口付けを送る事で、精神干渉の魔法を弾いたり、毒が無効になったりするんだよ。人間界に遊びに行って、仲良くなった大切な人たちに与えてあげると良いよ」
へー、仲良くなった人は贔屓しても良いってことかな。
「うーん。精霊姫としてしてはいけないこととかってあるのかな?例えば、余り人間に干渉したらいけないとか、食文化を劇的に変えたらいけないとか?王族とは関わるなとか?」
「特にそう言った決まりはないよ。精霊姫様の大事なお役目は、昔からひとつだけ。年に一度世界樹に魔力を注ぐことだけ。後は何をしようが自由だよ」
「そうそう、町おこしをしようが、牧場や農場作ろうが、結婚しようがね」
精霊姫って特典盛り沢山だから、色々制約があるのかと思ったけど、凄い自由なのね。自由過ぎていいの!?と思わないでもないけど。
しかも牧場や農場って例えが出るって事は、今までの精霊姫たちの中に、街づくりや育成ゲームが好きだった人とかがいるのかな。もしくは、前世でそういう仕事してたのかな?
「随分と自由なのね。冒険者も楽しそうだし、魔道具も作りたいし、ポーションとかも作りたいし、加護を込めた刺繍とか作るのも楽しそう!長い生を生きるし、時間はたっぷりあるから、やりたい事を順番にやっていこう!」
やりたい事が一杯!何から始めようか今からワクワクしちゃう!
「やりたい事が一杯あるのは良い事だよー!」
「そうだね!何もやる気が起きない状態は精神も病んでいっちゃうからね!」
「やりたい事一杯見つけて、楽しんで!」
長い生の中でやり尽くしてって途方に暮れた精霊姫も居たのかなー。
私もいずれそうなってしまうのかな?
考えてもしょうがない事だし、今はやりたい事を思いっきりやって新しい生を楽しもう!
「うん!ありがとう。じゃ、そろそろ果物収穫しに行こー!」
栄養価が高く、高値で売れるという、精霊界にしかない貴重な果物!
是非味わいたい!
「外の果物取ってくるね」
意気揚々と外に出ようとしたら、精霊たちに呼び止められた。
「ちょっと待って!収穫したのは、この籠に入れると良いよ。歴代の精霊姫様たちが使ってた籠だよー!時間停止機能付きだから、籠に入れてからも時間経過なく好きな時に食べられるよ!」
おー、歴代の精霊姫!気の利いたものを作ってくれてありがとー!
皆生活し易いように色々考えたんだ。
私もこれから色々考えて便利グッズ作るぞー!
「ありがとう。使わせて貰うね。因みに、収穫する時、精霊姫たちは、何を使ってたのかな?ハサミと梯子?」
「えっとねー、人によって得意な魔法が違ったから、これとは決まってないけど、風魔法でスパッと切って落としたのを、キャッチしたり、氷の刃で切ったりしてたかなー」
なるほど。
「得意な魔法って、どうやって分かるのかな?」
もしかしたらもしかして、言うの恥ずかしい異世界テンプレかな?
「それならステータスを開くと確認できるよ?何故かこれを言うと毎回精霊姫様達は、やっぱりーって残念な顔をするね」
あー、やっぱり?そうだよねー。テンプレだよねー。
「何の能力に特化してるかは、大体その人も持ってる性質みたいな物が影響してるね。ひとつ前の精霊姫様は、魔物倒したりするのは怖いって言って、支援魔法と植物に特化してたね。二つ前の精霊姫様は、水魔法に特化してて、水龍を模った魔法使って、冒険者して遊んでたね。まぁ、特化してるとは言っても、勿論他の属性魔法も使えるよ?ただ、特化してる属性より威力が落ちるけどね」
成程ねー。私の場合なんになるんだろう?
ファンタジー大好き人間だったから、ファイヤーアローとかウィンドカッターとかウォーターシールドとかアイスウォールとか、時空間魔法とか使ったりしたいし、アイテムバッグ作ってみたり、魔道具やらポーションやらも作ってみたい!
ステータスみたいけどー、えー、ドキドキする!
なんか受験の合否確認するみたいー!
ふぅー、ヨシ!
「ステータスオープン!!!」
あ、テンパって思わず大きな声出しちゃった・・・恥ずかしい!
両手で顔を覆い、思わず天を仰いだ。
はっ。魔法無詠唱で使えるんだから、ステータスオープンも声に出さなくてもいいんじゃ・・・?
ちょっとステータス閉じてー。
よし!心の中で唱える・・・ステータスオープン。
ヴォン。
・・・やっぱりー!声に出さなくてもいけたわー。
無駄に恥かいたわ。
取り敢えず、ステータスチェックしよう。
【ステータス】
名前:スティーリア
種族:精霊姫
年齢:推定14歳
HP: ∞
MP:∞
魔法:全属性lv5
特殊スキル:精霊姫の加護を付与
・・・あー、これヤバくない?
やっぱり前世でのファンタジー大好き妄想脳の影響が出てるんじゃない!?
確か、ファンタジー小説定番の鑑定されたりしたら、まずいんだったよね。
隠蔽スキルで、ステータスを隠蔽しないと。
あー、でも、一般的な能力値が分からないから、変更するにしてもなー・・・うーん。
人間界での標準などを確認してからかな。
あ、これは精霊たちに聞いとかないとだ。
「ねぇ。精霊姫の加護ってなんのことかな?」
「それはね。加護を与える相手の無事を祈り体の一部に口付けを送る事で、精神干渉の魔法を弾いたり、毒が無効になったりするんだよ。人間界に遊びに行って、仲良くなった大切な人たちに与えてあげると良いよ」
へー、仲良くなった人は贔屓しても良いってことかな。
「うーん。精霊姫としてしてはいけないこととかってあるのかな?例えば、余り人間に干渉したらいけないとか、食文化を劇的に変えたらいけないとか?王族とは関わるなとか?」
「特にそう言った決まりはないよ。精霊姫様の大事なお役目は、昔からひとつだけ。年に一度世界樹に魔力を注ぐことだけ。後は何をしようが自由だよ」
「そうそう、町おこしをしようが、牧場や農場作ろうが、結婚しようがね」
精霊姫って特典盛り沢山だから、色々制約があるのかと思ったけど、凄い自由なのね。自由過ぎていいの!?と思わないでもないけど。
しかも牧場や農場って例えが出るって事は、今までの精霊姫たちの中に、街づくりや育成ゲームが好きだった人とかがいるのかな。もしくは、前世でそういう仕事してたのかな?
「随分と自由なのね。冒険者も楽しそうだし、魔道具も作りたいし、ポーションとかも作りたいし、加護を込めた刺繍とか作るのも楽しそう!長い生を生きるし、時間はたっぷりあるから、やりたい事を順番にやっていこう!」
やりたい事が一杯!何から始めようか今からワクワクしちゃう!
「やりたい事が一杯あるのは良い事だよー!」
「そうだね!何もやる気が起きない状態は精神も病んでいっちゃうからね!」
「やりたい事一杯見つけて、楽しんで!」
長い生の中でやり尽くしてって途方に暮れた精霊姫も居たのかなー。
私もいずれそうなってしまうのかな?
考えてもしょうがない事だし、今はやりたい事を思いっきりやって新しい生を楽しもう!
「うん!ありがとう。じゃ、そろそろ果物収穫しに行こー!」
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