晴明さんちの不憫な大家

烏丸紫明@『晴明さんちの不憫な大家』発売

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4巻

4-3

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「な、なんという阿呆なのかっ!」
「えっ⁉ 馬鹿なの⁉ お前っ!」

 思わずといった様子で、青龍と白虎が叫ぶ。
 そしてその後ろで、玄武も呆然として「ボクの主はこんな阿呆だったのか……」と呟く。
 予想どおりすぎる反応に、僕は思わず小さく肩をすくめた。
 そう言うと思ってたけどさ。お前ら、主をつかまえて馬鹿とか阿呆とか言いすぎだろ。

「先日も申し上げたが、主よ! たまには阿呆を休むがよろしかろう! そうも毎日阿呆をやっていては疲れますでしょうに!」
「いや、本当に。青龍じゃないけど、馬鹿も休み休み言えよ。そんな突拍子とっぴょうしもない……」

 白虎が呆れ返った様子で「仮にも、お前は『主』なんだからさ……」と言う。なんだよ?仮にもって。勝手に(仮)かっこかりにすんなよ。

「悪いな、白虎。そのあたりの問答は、さっき太常とやり尽くしたからパスだ」
「パスって……。いやいや、太常からも言われたんだろ? 駄目だって。だったら……」
「いや? アイツから許可をもぎ取ったから、僕はここにいるんだけど?」

 僕の言葉に、四獣全員が目を剥き、息を呑む。

「嘘だろ⁉ そんなわけあるか!」
「もうちょっと頭を使って嘘をつきなよ! そんなこと……」
「嘘なんかつかないよ。太常が折れたんだって。なぁ? 華」

 白虎と玄武の言を遮って同意を求めると、華はなんだか得意げに口角を上げた。

「猫が度肝を抜かれておったわ。言い負かされる太常など、はじめて見たのだろうよ」
「そんなの、俺たちだって見たことねぇよ……」

 へぇ? そうなのか。

「安倍晴明は、太常と意見を対立させたことはなかったのか?」
「……先の主は馬鹿じゃなかったからな。基本的に、俺たち全員が泡を食って止めるような突拍子もないことを口にしたりはしなかったんだよ」
「一見無茶に思えても、それを実現するだけの実力もありましたしな!」
「なんの力もないくせに無茶を言い出す僕とは違うって? そうかもしれないな、青龍」

 幽世の屋敷――四脚門よつあしもん前。まるでとおせんぼするかのように目の前に立ちはだかる四獣に、僕は太常ばりの『にっこり』をお見舞いしてやった。

「でも、あえて繰り返すけれど、あの太常が折れたんだ。千年以上のつきあいなんだから、それがどういうことかぐらい、お前たちならわかるだろ?」

 四獣たちが顔を見合わせる。

「信じられない……。太常まで、いったい何を考えているんだ……」
「まぁ、もともと変わったヤツだったけどね。ずっと人のために動くような」
「そうとも! アレはもともと阿呆だった! ここまでとは思わなかったがな!」

 朱雀、玄武、青龍が口々に言う隣で白虎が苦虫を噛み潰したような顔をして、僕の足もとにあるスポーツバッグを指差す。

「その荷物は?」
「ああ、これはさっき揃えたんだ。これから必要なものだよ」
「必要なもの……」
「まぁ、気休めみたいなもんだって太常は言ってたけどね? でも、なかったらなかったでちょっと問題なもの、かな?」
「……供物くもつか」

 白虎が苦々しい顔をしたまま、小さく肩をすくめる。

「だとしたら、主の身を守るものは華だけだ。だが、華を持って黒靄くろもやに入るわけじゃない。さっきそう言ったよな?」
「うん、そうだよ」

 僕は頷いて、屋敷を見つめた。奥のほうがどうなっているかはわからないが、少なくともここからはもう炎は見えない。いくつも煙が上がっているだけだ。
 そして西の棟は、以前よりも粘度を増した漆黒に包まれている。

「僕が、黒靄の前で『子狐』を地面に突き刺したら、華があの西の棟に結界を張ってくれる。一時的ではあっても四獣のそれと同等のものは作れるらしいから、そうしたら四獣は結界を一旦解いて、さっき回収できなかった道具たちを集めてくれ。できる限りで構わないから。ただ、逃がさないでくれよ? そうしたら中門廊より東側で待機。広場だけで足りなければ、公卿の間、殿上の間、家臣控えの間、使者の間は使ってもいい。ただ、中門は閉ざしておくこと。これが僕の要求だ」
「たしかに、華ならできるだろうな。それだけの神刀だ」

 白虎が華を見――さらに渋面じゅうめんを作る。

「いや、だが……しかし……」
「どうしても、騰蛇と話をさせてほしいんだ」

 二度目の要求。しかし、白虎はかたくなに首を横に振る。

「話など通じるものか。騰蛇がどんなモノかわかってないから、そんなことが言えるんだ」
「そうかもしれない。でも、やってみなきゃわからないじゃないか」
「わかるさ。どれだけのつきあいだと思ってるんだ。アイツは話が通じるヤツじゃない! そんな生易しいモノじゃないんだ!」
「それはお前たちの経験則だ。僕のじゃない。僕は、それを鵜呑うのみにしてやってみもせずにあきらめるなんてことはしたくない」
「俺たちの経験則で充分だろうが!」
「まさか、何を言ってるんだ! 僕とお前たちが同じだとでも? 違うぞ。僕は、偉大なるお前たち神とは違う! 同列に並べるのが罪なほど、ちっぽけなゴミカスだ!」

 おまけに、馬鹿だ。神が――四獣が呆れるほど。

「お前たちの経験則は役に立たない。だってそうだろう? 騰蛇と話がしたいなんて言った、僕のほかにいるっていうのか?」
「っ……」

 白虎がグッと言葉を詰まらせる。
 そんな彼を見上げて、僕は再びにっこりと微笑ほほえんだ。

「そんな経験はないはずだ。間違いなくな」
「主……」
「そうだ。主だ。ちゃんと、『主』になりたいって思ったんだ。形ばかりのそれではなく」

 押しつけられてしまったから、いやいや請け負うのでもなく。
 自分の意思で、ちゃんと――。

「だから、僕にやれることをやりたいんだ」
「っ……! だったらなおさらだ! 主としてやるべきことなんか、ほかにくさるほどある!無謀な博打ばくちに出て、何かあったらどうするんだ! こんなときに戯言たわごとはやめてくれ!」

 その言葉に僕は思わず笑って、首を横に振った。

「僕の言うことは、戯言ざれごとでいいんだよ、白虎」

 見るのは、夢でいい。
 目指すのは、理想でいい。

「僕は、何もできないから」

 だからこそ――祈る。頼る。すがる。神さまに。そして、僕とともにいてくれる者たちに。それが、誰かの目に無様ぶざまに映ろうとも構うものか。
 独りで悩むことだってしない。どれだけうだうだ考えようと、なんの力も知識も持たない僕には、答えなんて出せないのだから。
 ただ向き合う。
 そして寄り添う。
 ともに在り続ける――。
 僕がすべきことは、それだけ。
 誠心誠意、つき合ってゆくだけだ。
 相手が神さまであっても、あやかしであっても、区別することなく。変わることなく。

「僕まで、神さまやあやかしと同じ視点からものを判断する必要はない。わかるか?」

 違うからこそ、気づけることがある。
 神さまが人間というちっぽけな存在を『主』と呼ぶ理由は、そこにこそあるのではないか。
 僕はそう思うし、信じている。
 違うものを見、違うものを聞き、違うものに触れ、違う思考を持ち――そして同じ未来を目指すからこそ、未来は――その可能性は無限なのだと。

「だから僕の言うことは、神さまにとっては戯言でいいんだよ」
「…………」

 白虎が言葉を呑みこみ、眉間のしわを深くする。
 言葉には納得したけれど、それでも要求を呑むには抵抗がある――そんな表情だった。

「お願いだ。白虎。危険だってことはわかってる。でも、やらせてほしい。僕はお前たちの主であると同時に――」

 白虎の傷ついた腕にそっと触れる。

「騰蛇の主でも、あるんだから」
「っ……!」

 白虎が舌打ちして、はぁーっと大仰なため息をつく。

「ああ、もうっ! わかったよ!」

 そして、半ばやけくそといった様子で、ドンと四脚門を叩いた。

「おい、白虎! いいのかよ?」
「いいわけあるか! だが、太常が口で勝てなかった相手に、俺が――俺らがかなうものか! ったく! ふざけんなよ! どいつもこいつも!」

 重たい扉が、ギシギシときしみながら開く。

「傷ついてくれるなよ、主。――頼む」

 心配そうに顔を歪めた白虎を見上げて、僕は大きく頷いた。

「うん。僕だって命は惜しい。無茶をする気はないよ」

 白虎だけじゃない。青龍を、朱雀を、玄武を見つめて、その腕をポンポンポンと叩く。

「でも、わかってくれ。もう限界なんだよ。もう騰蛇を穢れごと封じるなんて手段で問題を先送りにはできないんだ。だから僕は、僕にできることをする。……大事だから」

 そして彼らの脇を通り過ぎると、門の前で振り返ってにっこりと笑った。

「主として、お前たちが大事だからだ」
「っ……」

 四獣が苦しげに顔を歪める。
 青龍は舌打ちすると、その場に素早く膝をついた。

「我らが主よ! 主の求めは我が名にかけて叶えることを約束いたそう! だから主よ! 我らの思いをお聞き届けいただきたい!」

 そして、金色の獣の双眸そうぼうでまっすぐに僕を見つめた。

「どうか、ご無事で!」
「うん」

 約束するよ。

「無事に戻るから、お小言は勘弁かんべんしてくれよな!」
「傷一つなくお戻りいただけたなら、考慮いたしましょう! 代わりに、傷ついたときには半日はお覚悟いただく!」

 ――嘘だろ? 青龍のガミガミを半日も聞くとか、拷問ごうもんどころの話じゃないんだけど。
 僕は苦笑して手を振ると、まっすぐに目的地へと向かった。
 中門を通り抜けて、一部焼け焦げた寝殿を横目に庭を突っ切って、ほぼ全焼してしまった二階文庫らしき焼け跡を回り込んで、屋敷の西側――漆黒に沈む正室のの前。

「――じゃあ、華」

 スポーツバッグを脇に置き、華の本体である子狐を手に、数歩下がる。

「……炎は一旦治まっているようじゃな」
「まぁ、出られない以上は、自分のいる場所を焼くだけだろうからね」

 あるいは、四獣の力によって抑え込まれたのか。
 どちらにしろ、二階文庫あたりは見るも無残だ。書物の中身や神さまたちと酒盛りをした庭は完全に焦土と化してしまっている。美しい庭だったのに。

「騰蛇はすさまじい飽き性だって話だし、暴れ飽きてくれていると嬉しいな」
「そうじゃな。あれから何時間も経っておることだしな」

 華はそう言って小さく笑うと、つんつんと袖を引っ張って僕を見上げた。

「滝の水で身を清めてはおるが、騰蛇の炎の前にどれほど効力があるかはわからんと太常は言っておったな。ヌシさまよ、覚えておるか?」
「もちろん、覚えてるよ」

 あれだけしつこく言われたら、忘れたくても無理だ。

「少しでも炎の気配を感じたら、我のもとに戻ってこい。いいな、約束じゃぞ? 頼むから、無理だけはしてくれるな、ヌシさま」
「大丈夫。無理はしない。四獣にも言ったけど、僕だって命は惜しい」
「その言葉、信じておるからな」

 華が念を押すように言う。僕は頷き、華の金色の髪をでた。

「絶対に、華を悲しませるようなことはしない」
「では我は、ヌシさまの願いを叶えてみせよう。我は、ヌシさまの守り刀だからな」

 華がにっこり笑って、空気に身を溶かす。
 僕は一つ息をついて、子狐を抜き放った。

「いくぞ!」

 そのまま大きく振りかぶり、勢いよく地に突き刺す。
 ドンという衝撃とともに金色の光が地からあふれ出る。眩いばかりに輝くそれは、瞬く間に光の柱となって、西の棟を包み込んだ。
 光が建物を囲い尽くしたのを確認して、子狐から手を離す。
 僕はお腹に力を込めると、その光の中へと足を踏み入れた。と同時に、光の柱が色を失い、目に見える景色が戻る。

「…………」

 さて、ここからだ。
 僕は俯き、目を閉じて――待った。
 しばらくののち、何かが割れる大きな音がする。四獣の結界が解かれたのだろう。
 僕は胸の前でしっかりと手を合わせたあと、それを打ち鳴らした。
 願いを込めて、柏手かしわでを打つ。その反響が消えるのを待って、もう一度。さらにもう一度。全部で八回。

元柱固具がんちゅうこしん八隅八気はちぐうはつき五陽五神ごようごしん陽動二衝厳神おんみょうにしょうげんしん害気がいき攘払ゆずりはらいし、四柱神しちゅうしん鎮護ちんごし、五神開衢ごしんかいえい、悪鬼をはらい、奇動霊光四隅きどうれいこうよすみ衝徹しょうてつし、元柱固具、安鎮あんちんを得んことを、つとみて五陽霊神ごようれいしんに願いたてまつる」

 そして、覚えたてのそれを、ゆっくりと、はっきりと、唱える。全部で三度。
 太常が教えてくれたものだ。
 おおまかな意味は『自分の生活を律して四柱神の加護のもと心身を神に捧げ、五陽霊神に願い奉ります』というもの。自身の身を守るためのお守りみたいなものだそうだ。
 唱え終えると、僕はゆっくりと黒靄の中に入った。
 穢れに弱い神さまやあやかしは近づくこともできないが、霊的な力ににぶい人間であれば、実は結界さえなければ中に入ることができるのではないか。
 僕のその問いに、太常は言葉を詰まらせた。
 龍神の一件でも、穢された竜玉りゅうぎょくに僕だけが近づくことができたから、もしかしてと思っての言葉だったのだけれど、どうやら推測は当たっていたらしい。
 騰蛇のもとに行けるなら、声を届けることができるなら。どれだけ危険だろうと、僕に迷いはなかった。
 僕は身に纏わりつくような重たい漆黒の空気の中で、素早く膝をついた。
 目は薄く開けているものの、しっかり伏せたまま。視線は決して上げない。そして地面に額をこすりつけて、平身低頭する。――伏礼ふくれいだ。
 そして三度、ゆっくりと深呼吸をする。

「どうか、私の声をお聞きください」

 誠心誠意――潔白な心で、正しく願いを差し出す。

「どうか、私の言葉をお聞きください」

 祈る。いのる。いのる。

「どうか、私にしばしのときをお与えください」

 請い、願い、奉る。

「どうか――」

 一応、僕は騰蛇の主だけれど、でも彼はそれを知らない。
 白虎と同じく現世に出ることができ、阿部山の中でなら自由にしていられる玄武ですら、僕の顔をちゃんと見たのは今日がはじめてだと言っていた。まぁ、彼は安倍晴明以外の主を認める気がなかったからあえて避けていたそうなんだけど。
 つまり、屋敷の主となったところで神さまや道具たちが自動的に僕の姿形を認識するわけじゃない。どちらかが能動的に行動してはじめて、知ることができるんだ。
 だったら、封じられている騰蛇が僕の顔を知っているわけがない。そもそも、この屋敷が新しい主を迎えたことすら、知っているかどうか危うい。
 つまり、今のところ僕は、彼にとってはただの人間でしかないということ。
 それなら、願いは正しく差し出さなくてはならない。相手は、神さまなのだから。

「…………」

 何も物音がしない。
 冷や汗がこめかみからあごへとすべり落ちてゆく。
 太常は言った。四獣が結界を解けば、僕の声は必ず騰蛇に届くと。
 彼がまったく聞く耳を持っていなかったら――持とうとしなかったら、すぐに僕を襲うか、さもなくば華の結界を壊すべく行動を起こすはずだと。
 つまり、静かなのは、彼が様子をうかがっている証拠だ。
 僕は小さく息をつき、さらに地面に額を擦りつけた。

「わずかながら、神饌しんせんを用意させていただきました。頭を上げる無礼をお許しください」

 そう言って――ゆっくりと身を起こす。ただ、視線は伏せたまま。
 まずは、心を通わせることよりも、相手を不快にさせないことが大切だ。
 攻撃に転じさせたら、その時点で僕の負け。
 それは同時に、太常の負けを――日本の守護の崩壊を意味する。
 なぜなら、華はこれほどの結界を長時間維持できないからだ。華が力尽きるのと同時に、四獣がもう一度張り直したところで――それもやっぱり一日しかもたない。
 十二天将のうち、一神が囚われていて、二神が行方不明。残るは九神。
 つまり明後日には、その九神のうち三神が凶日で力を使えず、四獣は慣れない結界維持で力尽きた――そんな最悪の状況で騰蛇が解放されてしまうことになるから。
 それだけは、絶対に避けなくてはならない。
 僕はスポーツバッグを引き寄せ、中から純白の風呂敷に包んだ二本の酒瓶、三つの三方、大小の新聞紙の包みを取り出した。
 三方を三つ綺麗に並べ、中央のそれに大きい新聞紙から取り出した稲の束を置く。
 そして両側には、小さな新聞紙から取り出したうるし塗りの弁当箱と酒瓶をそれぞれ載せた。


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