聖女召喚に巻き添え異世界転移~だれもかれもが納得すると思うなよっ!

山田みかん

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わ、私知らないよ |д゚) 

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 街の人達は互いに顔を見やり、なんだか戸惑っているようで様子がおかしい。
 皆、音のする方角を見やり、困惑している。

「なんだ?どうした?」
「この音はなんでしょう」
「なにか‥‥‥‥近付いてくる?」

 確かに、だんだん音が大きくなってくる。
 しかも、自分の知っている音に似ているが、アレとは違うような‥‥‥‥。

『 ちょっと、上へあがりましょう 』

 ピロっと『ナビ』ちゃんからの表示がでた。
 
「ん?うえ?」

 しかも、ちょっと指示の意味が分からない。─────上とは?

『 ちょっと高台に上がりましょう 』

 ‥‥‥‥高台。高台とは‥‥‥今ここで高台とへ登れと言われても‥‥‥‥。
 キョロキョロと周りを見渡しても、高台となるモノは‥‥‥‥あ、あったわ。

 これで何が起こるのは分からないが、目の前でキィーキィー騒いでいるおっさんをまるっと無視して、目の前にあった巨大なサルの死体の頂上を目指して、よっこらよっこらと登っていった。

 シロ君もその後ろを追って、迷わずブライトモンキーの背を登って来る。

「ワウワウ?(何か来るのか?)」

「よく分んないけど、『ナビ』ちゃんが登れって言うから」

 てくてく不安定なブライトモンキー山を登っていると、何かを察したのかウィル少年も登山を始める。
 その後を主の存在なんぞまるっと差し置いて犬魔獣の二匹も、とことこウィル少年の背後についていく。
  
「何だ、どうしたんだアレ?」
「君達、自分の従魔に嫌われてない?」

「そんな事ありません!追いますよ!」

 己の従魔においていかれた事に、若干のモヤモヤ感を抱くものの、それは今はおいて跡を追って巨大なブライトモンキーを登っていく。

「‥‥‥‥屋敷をつぶすだけあって、デカいな」

「この個体は、いったいどこから‥‥‥‥」

「おそらく『深淵の森』だと思いますよ‥‥‥‥」

 ─────遠くない?という疑問は受け付けない。
 なんせ自分達は、ビックボアの巨体が空を舞うという、誰に言っても信じてもらえない光景を目の当たりにしたのだから‥‥‥‥。

「おぉい!どうしたんだ!?」

 ‥‥‥‥ゴオォォォォ─────

  ラングが呼びかけたと同時に、音の正体が姿を現した─────。

「え、えぇ!?」
「なんだコレは!?」 

  驚きの叫びと共に、だっパ─────ンっっ!と水しぶきが上がった。
 水量は人々の叫び声と共にその量を増し、あっという間に周囲を浸水させた。
  呆然とその光景を見やっていると、ピロっと『ナビ』ちゃん表示が出てきた。

『 水が辿り着きましたね 』

 『ナビ』ちゃんの一言を頭が理解するのに、‥‥‥‥数秒かかった。

 ─────うえ!?この水、あそこから来たヤツなの!? 
 え!?え!?え!? 多くない!? これ、ヤバい奴では!?

『しばらくすれば、落ち着きますよ』

 ホント!?ホントだろうね!?
  声に出さず目線だけでアセアセしていると、横から複数の強い視線を感じた。

「─────わ、私のせいじゃないよっ!こんな事出来るわけないじゃん!」

 至極当然な台詞だったのに「ホントに?」という、とっても不本意な視線を浴びた。

 「ち、違うモン!」と言いながら、リオは明後日の方角をみた。

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