神聖娼婦を中出し育成してハーレムを作ろう

天将

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第2章

第25話 ブラックホールホリー

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朝になると、ホリーがオレに抱きつきながら、スヤスヤと吐息をたてている。この娘の一途なところに感化されて、昨夜は大事に優しくしながら快楽を与えた。彼女もそんな気持ちに答え、今までの夜伽とは力の入れようが違っていた。神話級美女ケイトを抱くという要求の件もあり、彼女の心に嫉妬などの気持ちもあったのかもしれない。そのような事もあり、今夜のホリーは本気でオレの一物に攻め込んできた。

……それが今日の敗因だ!!

ホリーに丁寧にやられてオレの一物はブレーク寸前までイカされ蹂躙された。射精しすぎて腰が痙攣したのははじめてだ。一対、何度神液吸収させられたのだ? 《探査マップ/神愛》で見てみよう。

●名前:ホリー
●年齢:16歳
●種族:ハーフ神族
●所属:ステュディオス王国フェロニア市、粉砕のミョルニル
●身長/体重:148/43
●髪型:茶髪ゆるふわ系ポニーテール
●瞳の色:黒色
●スリーサイズ:75/55/78
●カップ/形:C/皿型
●経験:セシルのみ、神液吸収343回、第2次進化まであと657回吸収
●状態:睡眠
●職業:戦士
●レベル:12
●HP:578+601=1179
●MP:526+541=1067
●腕力:156+535=691
●体力:162+555=717
●敏捷:148+507=655
●知力:142+487=629
●魔力:146+500=646
●器用度:158+541=699
●スキル
戦鎚術2、戦闘技2
●エキストラスキル
ヘリングロゥシーリング/数の子天井

うわっ、完全に記録だ。どうやら昨日の夜伽では120回ほど神液吸収をさせられたようだ。すぐに性愛魔法《マカ/精力絶倫》のおかげで一物が回復した。だが一時的にオレの強靭な腰が震えて痙攣を起こす筈だな。ホリーの穴に突っ込むのが怖くなってきたぞ。魔穴という意味でブラックホールホリーっという感じだ。

その後、パックとホリーを起こし、ホリーの手作り朝ごはんを食べて冒険者ギルドに行く。冒険者ギルドにはケイトからの指名依頼が入っているはずだ。

『ギィィイイイイ』

冒険者ギルドの重い鉄扉を開け中に入ると、真っ直ぐに受付カウンターに向かう。いつも通り登録とランクG専用にはリタとセレシィアがいた。セレシィアの方がすいているので並んでいると、団員数が11000人を越える大所帯となったオーディン傭兵団の猛者たちが、オレたちの横を通る度に頭を下げて丁寧に感謝を伝えてくる。ルーファスの命を何度も助けたから感謝しているのだろう。元ポイズンファング傭兵団員は完全に恐れて、マネキン人形のように固まってしまっている。目も合わそうとしない奴はポイズンファング傭兵団からオーディン傭兵団に入った者たちだ。あそこまで怯えなくてもいいのに、少し神の力を使いすぎたか?

やっとオレの番になり、セレシィアと目が合うとニッコリと微笑んできた。

「先日、セシル様にきたフェレール元帥閣下からの指名依頼ですが、受けられますか?」

セレシィアが依頼書を手渡してくる。

「ああ、すでに彼女との話はついているからな」

「本当にこの依頼を受けられるのですか? 依頼達成料が銀貨1枚となっていますが?」

「そうなんだよね! 実は依頼料の代わりにもっと良い事をして貰うことに……むぐむぐ」

パックよ、これ以上余計なことを言うな。オレが変態だと思われるだろう? ホリーも微妙な顔をしているしな。まさか神話級超絶美女エルフの夜伽が依頼料とは言えない。

「承知いたしました。それではこの条件で受注させていただき……え?」

『バァーン!』

その時、セレシィアの後ろから男性が扉を開けて出てくる。ひどく慌てている様子でオレを押し退けて高ランク冒険者のカウンターに行く。その慌てぶりを見て何か重大な事件が起きたのだと、この場の冒険者たちはザワついている。

「俺はプラチナプレートのクアドラードだ! 緊急クエストが発生した! シルバープレート以上の冒険者で、今日中に出れる者は2階の大会議室に集合しろ! 報酬は金貨2枚だ」

プラチナプレートということは、B級冒険者か。それにしても金貨2枚とは破格な報酬だ。よほど急いでいるのだろう。参加レベルはシルバープレートーーつまりランクD冒険者以上というわけだな。何が起きたか気になる。

「何が起きたんだろうね? セレシィアは知ってるの?」

「パック様、申し訳ありませんが、緊急クエストは依頼を受けられた方のみ内容を知ることが出来る規則となっているのです」

「そこをなんとか頼めないかな? そうね、報酬はセシルとデート、何でも食べ放題飲み放題お土産つきでどう?」

オレの事をジーッと見つめ、頬を赤らめるセレシィア。お! セレシィアのマーカーがオレンジから薄緑濃い青ーー好意に変わった。彼女はオレに好意があるのか? そうか、そうだったのか、ぐふふ♪ 今まで全く気がつかなかった。彼女は冒険者ギルドの受付嬢をしているだけあり、かなり可愛いのだ。基本的に冒険者ギルドの受付嬢は美女が多い。美女を置く理由は簡単だ。冒険者との軋轢を避けるために、美女を窓口に置いているのだろう。なにしろ冒険者の多くは血気盛んで上昇志向の高い者が多い。いつでもどこでも気に食わないと殴り合いの喧嘩をするのだからな。血の気の多い冒険者たちも美女に暴力的に手を出すことはないだろう。夜のお誘いなど、違う意味で手を出す事はありそうだが。ん?

「緊急クエストは名を上げるのに大チャンスでしょ! 受けなくてどうするのよ!」

「もっと慎重に行こうよ。まだランクDに上がったばかりなんだし」

ああ、早速喧嘩をはじめたよ。上昇志向のガチムチ女性冒険者と慎重派の男性冒険者だ。

『ビシャーン!』

「ああ! もういい! あなたとのチームは今すぐ解散するわ! この腰抜けが!」

「あ~あ、パーティーが解散になっちゃったね! オイラあの男の子に同情するよ!」

あのような気の強い方が冒険者としては普通だ。オレやホリーみたいに大人しい性格をしている冒険者は珍しい。彼女の場合は父親に身売りされそうになったため、仕方なく家を出て冒険者になったから動機が違う。

セレシィアはまだ、情報をオレたちに流すか熟慮をしていたが、結論が出たみたいだ。

「じ、じゃあ、それで手をうとうかしら……」

『ゴンッ』

電光石火のスピードで隣のカウンターから移動し、セレシィアの頭をゲンコツでリタは叩いた。後輩指導は大変だね。半分はパックのせいだが。

「またまたあなたは! セシル様にあなたが好意を持っているからって、ギルドの規則を破ったら罰則があるのを忘れたの?」

「リタ、それを言わないでよ。痛った~」

叩かれた場所をスリスリと擦るセレシィアを横目にチラッと見てから、リタはオレたちに向けて頭を下げた。

「大変申し訳ないのですが、冒険者ギルドの規則ですので情報はお伝え出来かねます。セレシィアには後でキツく言い聞かせますのでお許しください」

「今のは規則を知らなかったとはいえ、完全にこちらが悪かった。あまりセレシィアを怒らないでくれ」

「オイラも反省するよ!」

「いえ、セシル様とパック様は悪くはありません。悪いのは受付嬢であるにも関わらず、規則に違反して情報を流そうとしたセレシィアですから」

なんとなく跋が悪くなり、これ以上の長居は無用と依頼書を処理してもらい、さっさと冒険者ギルドを出た。すぐにケイトと約束の場所である地下迷宮内の入り口に向かう。

「あれ? 今日は何かあるのかな? 街にいつもより活気があるね」

「そうね……人も……いつもより多い……かも」

「確かに出店がいつもより多いし、こんな朝から人の行き交いがあるな。なあ、今日はずいぶんと人が多いが、何かあるのか?」

近くで出店の準備をしているおばちゃんに話しかける。

「あれまぁ~、物凄いイケメンな男の子だね! いいよいいよ、わたしゃイケメンに弱いのさ! なんでも教えちゃうよ!

兄さん知らないのかい? ヴァリビリス帝国との戦争に勝って、今日の昼過ぎに国王様が凱旋帰国するのさね」

「なるほど! それで国民がお祝いをするわけなんだね」

「そうさね! ただ今回は国王様の体調を重視して、戦勝パレードはやらないみたいでね。帰国のときに馬車で通られた時だけでも、感謝の気持ちをみんなで国王様に伝えて、街中で大騒ぎしてお祝いしようっていうことさね」

戦場で見た時、オルドリッジは血反吐を吐いていたほど呪いが進んでいたからな。だから戦勝のお祝いだけでもして国民が盛り上げて感謝するっていうことか。オルドリッジは国民から愛されているのだな。

「それと……あたしのスリーサイズは上から……」

「いや、それはいい。情報ありがとな」

「むふふ、イケずだね~」

おばさんとの話を終え、地下迷宮に向かう。いつものように迷宮前は、商人や情報屋、荷物持ちのポーターが仕事をもらおうと冒険者に声をかけている。

『タタンッ、タタンッ、タタンッ』

「あ、どうも旦那。最近のご活躍は飛ぶ鳥を落とす勢いでゲスね」

松葉杖を使い三足歩行で歩く片足の情報屋グルキュフが声をかけてくる。ルーファスの命を救い、大将軍になることに協力したので、情報屋の間では有名になっているのだろう。ルーファスたちに巻き込まれた形とはいえ、少々派手に動きすぎたな。

「そうだよね! セシルがいなかったらルーファスは大将軍どころか、とっくの昔にライダーに殺られていただろうね!」

「店長……強いから」

「旦那はランクG冒険者ですが、情報屋の中で今イチオシの冒険者っていうことになってますよ。ぶっちゃけフェロニア市の情報屋世界では超有名人でゲス。マジで実績半端ねぇでゲスから」

「まあ、そうなるよな。それよりオレたちの助けになる情報があったらを教えてくれ」

アイテムボックスから銀貨5枚を出し、グルキュフに手渡す。それを躊躇なく受け取ると鞄から何かが書かれている羊皮紙を出した。

「もちろんありヤスぜ! 銀貨5枚の価値のある、しかも旦那にとってタイムリーな、直接関係のある情報が」

「ほう、興味深いな。それはどのような情報だ?」

「旦那は今から、フェレール元帥閣下の依頼で地下迷宮6階層の浄化の宝珠を取りに行かれるのでゲシょ?」

な、なんだと! 昨日、決められたばかりの、しかも軍内部で極秘の機密情報を知っているとは、グルキュフの情報網は侮れないな。誰が情報をこの男に漏らしているのだろう。オレは一瞬驚いたものの、高い知力でレジストに成功して落ち着かせた。

「旦那が壊滅を手伝ったポイズンファング傭兵団は、オルドリッジ王と対立している、旧イシュタル王国、王族勢力のお抱え傭兵団だったんでゲス。武力がなくなってしまい困った旧王族が新たに、とある武闘派勢力を抱え込みました。それがなんと魔龍によって滅ぼされたエディルネ王国の残党でゲシテ、国一番の猛将として有名なサムライ、ボルティモア将軍なんでゲス」

「なるほど! 国が滅びたときにステュディオス王国へ逃げてきたんだね!」

「へぇ、そうでゲス。ボルティモア将軍は旧王族の剣としてに取り立てられる際、契約を交わしました。それがオルドリッジ王の側近たちを排除するということだったんでゲス。オルドリッジ王の側近というと、フェレール元帥が最大派閥ということになるのでゲショ。

そしてこれから旦那たちはフェレール元帥と浄化の宝珠を探しに地下迷宮に潜りますよね。タイミングが良すぎるのでゲスが、昨日からボルティモア将軍は地下迷宮に潜っていて、まだ配下の者も誰一人として出てきていやせん」

「ええ! セシル、それってまさか!?」

「パックさんの言うとおりでゲス。最近になって迷宮で被害が多発している、迷宮賊を討伐するという名目で兵を連れて潜っていますが、ボルティモア将軍にフェレール元帥が狙われる可能性は極めて高いということでゲス」

ケイトの依頼がキナ臭い話しになって来たぞ。ケイトはボルティモア将軍の話を知っていたのだろうか。まさかボルティモア将軍の排除も視野に入れた依頼だったとかじゃないだろうな。まったく人を骨の髄までしゃぶろうなど悪い女だ。そうならば夜伽1回じゃすまさないぞ、ぐふふふふ♪

「それともう1つ情報があります。旦那に頼まれていた寵愛持ちの件でゲスが……1人確実な人が見つかりました」

「なんだと! もう見つけたのか? 仕事が早いな」

グルキュフはニヤリと笑うと、鼻がプクッと大きく膨らんでドヤ顔になった。ちょっとムカつくが、確かな実力は認めなければならない。軍の情報を得ていたのも簡単なことではない。

「その寵愛持ちの名は、ナディア・オルドリッジでゲス。剣闘士王は早くに王妃陛下を亡くしたのですが、それまでに2人の子供を作りました。ナディア殿下は剣闘士王の次女でゲス」

以前、アルアバレル平原でオルドリッジ王を見たとき、隣に通常の加護持ちの娘がいたが、あれは長女だったのか。あれ以外にも娘がいたというわけか。

このラティアリア大陸の主神となっているエロース神を除くと、基本的に一神で寵愛は1人となっている。神の数だけ寵愛持ちがいるのだ。英雄オルドリッジの一族の中に2人も寵愛持ちがいるなど、神に愛されているのだ。

「それでは本人が寵愛持ちという確認がすみましたら白金貨をください。この後も寵愛持ちの探索は続けます。げへへ、またのご利用をお待ちしておりますでゲス」

オレたちは情報屋グルキュフと別れて地下迷宮内部の入口に向かった。


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