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第2章

第17話 ティナへの責め

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フェレール軍から拘束状態から釈放されると、ポイズンファング傭兵団の襲撃以来、まだ会っていないルーファスのところに向かうことにした。オレたちを取り返そうと、ポイズンファング傭兵団のアジトに乗り込まれでもしたら騒ぎが大きくなるからな。

いつもオーディン傭兵団がたむろっている居酒屋兼宿屋ではなく、オーディン傭兵団のアジトである主城ポルトヴェネレに向かうことにした。このフェロニア市にある大小数百の傭兵団は結成したときに、アジトを持つのが常識である。ポルトヴェネレとはオーディン傭兵団が所有している本拠地の名称である。

「……ふ、ふぇええええええええええ」

「ひゃ~! ポルトヴェネレははじめて来たけど、真っ白くて大きな本拠地だね!」

「そうだな。お屋敷というよりは要塞といったほうがしっくりくるな。《探査マップ/神愛》で上から見ると、星形になっている土地の中心部に5階建ての白い巨大な白い建物がある。建物を中心として星形の角5ヶ所すべてが防御砦のようだ。戦争でも出来そうな作りだな」

オーディン傭兵団の主城ポルトヴェネレは、高さ10メートル以上はある高く白い壁に囲まれた星形の土地に、大きな建物が中央にあるのだった。その広さも相当あり、建物中央は団員千人ほどが寝起きをする宿泊施設にもなっている。

ポルトヴェネレの正門に近づくと門番がおり、厳重な警備をしていた。団長が真っ昼間から堂々と市街地の中にある公園で狙われたのだ。それは警戒も厳重となるのは必然だ。その守衛はオレを確認すると走り寄ってきて話しかけてきた。

「セシルさん! やっぱり無事だったんすね。団長を命がけで守ってくださり、ありがとうございました!」

「よう、ドニーにフレーゲル。あのレベル程度の連中じゃ、オレにダメージを与えるのは無理だと分かっていたしな」

「ティナの姉御なんて取り乱していましたよ。襲撃現場に向かおうとするのを、羽交い締めにされて止められてましたっす。セシルさんなら問題ないと、ガディさんが言いきって落ち着かせようとしていましたよ。うひゃひゃ、セシルさんモテますね。さあ、中にどうぞ。団長がお待ちしております」

ポルトヴェネレの門をくぐると、そこは戦場の野営地のように騒がしく、多くの団員が忙しそうにしているのだった。これから戦争でもするための準備でもしているように見える。

「おい、あと矢が全然足らねーぞ! あと千本は買ってこい。金は多少かかってもいい」

「ポーションも足りないからトラキア商会に行って、大量に買ってきて」

「新規入団の者たちは実戦を学ぶチャンスだ。心しているように、いいな」

団員たちの会話を聞いていると、本当に戦争をする準備をしているようだ。やはり今日起きたルーファス襲撃事件をただで済ませることはないようだ。ケイトの予想が悪い方に的中したな。

「騒がしくてすいません。武器兵糧の準備ができ次第、ポイズンファング傭兵団と全面戦争をすることが、先程の幹部会議で決定しています」

「隊長のニコルだけでなく、団長のルーファスが狙われたのだから当然だよな」

「うしし、ガディは喜んでいるんじゃないの? 祭りだ祭りだってね!」

「そうなんすよ! 幹部会議でもガディの兄貴はメチャメチャポイズンファングとの対決を推してたんです。それで、戦うことに決まった時の嬉しそうな顔ときたら……あの人、オーディン傭兵団きっての脳筋ですし。さすがにルーファス団長も呆れていましたよ」

「そうだな。飯より戦いってタイプだよな」

2人に案内をされ、広い建物内をしばらく歩くと応接室に着いた。そこには幹部連中が全員揃ってイスに座ってテーブルを囲んでいた。

「「セシル!」」

「お嬢ちゃんとパックも無事だったか!」

オレに気がつくと皆、立ち上がって迎え入れてくれる。その中でティナが走ってきてオレに胸に抱きついてきた。さすが高レベル狂戦士だ、アバラに響く強めのタックルを食らった。あまりの強さに少し後ろに押される。おいおい、普通の人なら今のタックルで肋骨を折るような大怪我をしているぞ。

「もう! 戻ってくるのが遅いからスッゴく心配したのよ!」

「だから言ったじゃねーか。セシルがライダーなんかに殺られる玉じゃねーってな」

「ああ、ガディの言うとおりだ。先程は助けてもらってありがとう。3人をおいて逃走することは心苦しい決断だったが、こうしてまた生きて会えることができて嬉しい」

「オイラたちの心配は無用だよ。セシルの異常な強さを知っているだろ! セシルを倒したかったら、今、北で暴れている魔龍でも連れて来なくっちゃね!」

「ははは、違ぇね~な」

「「「はははははははははは!」」」

オレのことを心配していたティナがやっと離してくれたので、ソファーを勧められるままにホリーと座る。パックはいつも通りオレの左肩に座った。

「それでこれからどうするんだ? 建物が戦闘モードに入っているようだがな?」

「どうするって、決まってんだろ! ルーファスは俺たちの夢なんだよ。それを宣戦布告もなくいきなり襲いかかってきたんだ。今から全員でポイズンファング傭兵団のアジトであるザルツブルグに攻めにいくんだよ。楽しみだよなぁ、ガハハハハハハハハハハッ!」

ガディはやはり全面戦争を楽しみにしているようだ。脳筋なやつだな。他の団員は引いているぞ。

「全く、ガディは相変わらずな戦闘狂だな。そのうち死ぬぞ」

「そんなにオレを褒めるなよ、ニコル」

「ニコルは全く褒めてないわよ!」

「そういえば、前にも迷宮でニコルが、ルーファスはオレたちの夢って言っていたけど、どういう意味なの?」

パックが不思議そうに首を傾ける。ガディはお茶を飲んでいるニコルを見る。こういう説明は脳筋は苦手だろうから、ニコルに振ったのだろう。

「それはなパック、このステュディオス王国の前身、旧イシュタル王国の時から、正規軍の兵は30年前まで一般人の軍事への参加は法律で固く禁じられていた。王国を安全に統治するためにそのようになっていて、正規軍はすべて貴族で編成されていた」

「そうなんだ! 知らなかったよ」

「ま、今でも冒険者以外の一般人の参加は基本的に認められていないのだけどね。そんなところに30年ほど前、ヴァルビリス帝国に1人、レベル40台後半という強力な武将が旧イシュタル王国に15万の兵を率いて侵攻してきたんだ。名前はバウティスタ元帥、職業はサムライだ。バウティスタ元帥は次々にイシュタル王国正規軍を撃退し、破竹の勢いで旧王都ウィンザー市に迫っていた。ウィンザー市が陥落しかけた時、千人の冒険者が城門を開けて突撃を仕掛けた。その人こそ若き日のスタードラゴン傭兵団団長、ダビド・エバンズだったんだ」

「エバンズっていうと、冒険者ギルドで名前を聞いたな。ステュディオス王国一の傭兵団だったか?」

「そうそう。エバンズはわずか千騎で15万の兵士を一点突破し、バウティスタ元帥との壮絶な一騎討ちのすえ、ハルバードを振るってバウティスタ元帥を討ち取ってしまったんだ。元帥を失った帝国軍は敗走し、王都も占領されずにすんだって話さ。このエバンズの武勇伝は、国名がイシュタル王国からステュディオス王国に変わっても語り継がれる伝説となっている。
このエバンズの功績を讃え、当時のスタードラゴン傭兵団は腕に自信のあるただの冒険者の集まりだったが、貴族以外では初の貴族待遇である騎士爵を賜り、イシュタル正規軍として迎え入れられたのさ」

そのような偉大な傭兵がいるとは、1度会ってみたいものだな。この間戦場で見たオルドリッジ国王の武力も凄まじいものがあったが、あのクラスの英雄がいるということか。

「セシルゥ~。オイラたちもアルアバレル平原で見たじゃない? ほら、“我こそがダビド・エバンズだ! 死にたい奴からかかってこい”とか叫びながら突撃してたでしょ!」

「あ、そういえば、そんな奴がいたな。それにしてもそういう経緯がこの王国にあったのだな。他にも正規軍入りした傭兵団はあるのか?」

「ああ、その後の30年で国に認められ、正規軍入りした傭兵団は2つある。1つが賢者ビュレル率いるアフロディーテ傭兵団だ。彼女の傭兵団は聖騎士が多数所属していて、多くの戦場で正規軍の貴族を軍事物資の調達で多大な貢献をしたという功績がある。2つ目の騎士爵を賜り正規軍入りした傭兵団となった。
3つ目が、レベル40オーバーのサムライ、アルベール率いるレッドウイング傭兵団だ。この傭兵団は数は100人と少ないが、所属団員の平均レベルが非常に高く、戦場、バレンシアの大森林からフェロニア市に襲いかかる高ランクモンスター討伐と王国への貢献が多い。
つまりオレたちオーディン傭兵団も王国に多大な貢献をし、認められれば騎士爵を賜ることができ、ステュディオス王国お抱えの正規軍になるというわけだ」

オーディン傭兵団幹部の皆が目をキラキラさせながら、ニコルの話を聞いている。この傭兵団は4つ目の大将軍と呼ばれるまであと一歩って冒険者ギルドの受付嬢が言っていた。対抗馬はポイズンファング傭兵団だったな。

「ふ~ん、そうだったんだね! みんな平民から冒険者になり、騎士爵を貰って貴族になることを目指していたんだね! このあと主城ザルツブルグを制圧して、ルーファスが四大将軍になれれば貴族になれるんだね。オイラたちは応援しているから頑張ってね!」

「……頑張って……下さい」

「だな。オレたちは団員じゃないが、回復役は任せてくれ。ここまで関わってしまったら、ポイズンファング傭兵団をぶっ潰すまで手伝ってやろう」

「ありがとう。3人ともそのように言ってもらえると嬉しい。あと1、2時間もすれば準備が整うから待っててくれ。決戦前に腹が減っていたら飯でも食べてきたらどうだ?」

そういえば昼からケイトに捕まったりと色々あって、飯を食べていなかった。パックが何度も頷いて食べたそうだ。

「そうだな。言われてみたら腹が減ってきたな。いただくとしよう。パックとホリーはどうする?」

「オイラも腹ペコペコだよ。ご飯を食べたいよ~」

「私は……胸が一杯で……食欲ないの」

ホリーはこのあと起こるポイズンファング傭兵団との戦争のことで緊張をし、食欲がないようだ。

「ティナ、セシルとパックにご飯を頼む」

「分かったわ。2人とも食堂に案内するからついて来てね」

食堂までティナに案内され、意外にもティナが料理を作ってくれた。しかも美味しかったのはさらに驚いた。

「ティナ料理ができたんだね! しかも美味しくてオイラビックリしたよ!」

「あらパック、私だって女よ。好きになった男のご飯を作りたいじゃない」

「確かにティナの料理は美味かった。ティナと結婚する男は幸せなやつだな。スタイルもいいし、顔も可愛いしな」

食器を下げて洗い物をしているティナは後ろから見えないが、耳が赤くなっているようで、照れているらしい。

「うふふ、そんなに私を褒めても何もでないわよ。でもそう言ってもらえることは嬉しいわ」

いつもの姉御肌のティナと違い、女性っぽい彼女を見て興奮状態に陥ったオレは、目でパックにウィンクで合図をすると、洗い物中のティナの真後ろから服の中に手を差し込み、ティナのおわん型のEカップ周辺を揉みだした。

『モミモミモミモミ』

「ちょっ、セシル、今は洗い物中よ」

「お前の後ろ姿を見ていたらムラムラしてきてな。さっき言ったルーファスを守るときの約束を今、果たしてもらうぞ」

『クリクリクリクリッ』

「ああ! 下は駄目よ。これから戦なのよ。そんな場合じゃないでしょ……あ、乳首を転がさないで! それに……仲間が入ってきたら困るわ……うん……アソコもクリクリしないで」

《ロック/施錠》
《サイレント/消音》
《クリーン/清浄×3》

「これで誰も食堂に入ってこれないし、音も一切外に漏れることもない。体も魔法で綺麗にしたから大丈夫だ」

「あ……んん……あん……良い……分かったわ。観念したから」

「この間はサービスでティナのペースでしたが、今日はオレのペースでやるぞ。パック頼む」

「よしきたおいきた! 性愛魔法はパックにお任せ!」

《ゴッドフィンガー/神技》
《インファティリティ/避妊》
《マカ/精力絶倫》

パックに魔力が集まり、パァッと光る。するとオレの指と一物が輝く。

「む……うん……むん……ちゅっ……ん」

『プチップチップチップチッ』

激しくディープキスをしながら、ティナの上着のホックを1つずつ外していく。すると服の中からEカップがボインッと飛び出てきた。これから戦なのでバストをきつく締め付けていたらしい。




ーーー1時間後

食堂にあるソファーの上でオレとティナは裸で重なりあうように抱き合っていた。激しい情事で食堂の中は男と女の野生的な匂いで充満している。まだティナはオレの責めにより失神していた。前回の夜伽は彼女のペースでやったので、今度はオレのペースで自由にさせてもらった。

前回の夜伽の時に彼女の体が喜ぶ体位とか、より感じるピストンの方向を研究していた。結果、ティナはバックが好きなようで、後ろから突くと良い声を出してきた。
あまり時間がないということもあったが、抜かずの5回の神液吸収を彼女にさせてしまった。すべて膣内にだ。はぁ~、スッキリした。ぐふふふ♪

そろそろ戦の準備が終わる頃なので、ティナを起こさなくてはならないが、無邪気にオレと密着して寝ているのを見ると、もう一発したくなってくるな♪

「ティナ、パック、そろそろ起きないと戦がはじまっちゃうぞ」

オレの言葉にハッと急に覚醒するティナ。慌ただしく服を着て身なりを整えると、オレをジト目で見る。

「もう~、あんなに激しくするとは思っていなかったわ。伽の快楽で失神したのははじめてよ。だいたいあなたの一物のゴツゴツしているのは反則よね。中で擦られ続けて数えきれないほどイッちゃたわ」

「そういうわりには良い声で泣いていたし、体は随分喜んでいたみたいだが?」

「だよね! ティナが最後に失神する直前に、あまりの快感で盛大に潮を吹いたから、セシルもオイラも潮がビシャッてかかってずぶ濡れになったよ!」

ティナは耳まで真っ赤になると、オレの目を見ていられなくなり、下を向いてしまった。フェロニア市でも周囲から赤髪の鬼姫と恐れられている強者だが、心根は純情な乙女なんだな。

『ガチャ』

食堂のドアが空き、ロンドが入ってきた。中に入ってくると、微妙な空気感に一瞬固まるが、真顔に戻って近づいてくる。

「おい、戦の準備ができたぞ。いつまでもイチャイチャしていないで戻ってこいってさ」

「べ、別にイチャイチャ何てしていないわ!」

仲間に微妙な恋する女の顔をしているところを見られて恥ずかしかったのか、ティナは言い返すがすでにロンドはさっさと食堂を出ていってしまっていた。

大広間まで戻ると、みんな険しい顔つきでオレたちを待っていた。その顔を見て、ティナもスイッチが入ったようだ。先程の恋する乙女からスッと真顔になった。

「よし、これでみんな揃ったな。今からポイズンファング傭兵団本拠地ザルツブルグに攻めに行くぞ」

ルーファスがそう言うと、大広間から全団員が待つ正門前に歩いていく。オレたちも後ろからついていく。隊長の1人ロンドがルーファスに近づいてくる。

「ルーファス、もうすべての準備は出来ているぜ。お前の号令でいつでも戦をはじめられる。そして決闘状もポイズンファング傭兵団の連中に叩きつけてきたから、向こうも準備が出来ていることだろう」

「ザルツブルグに礼をしに行くぞ! みんなの力を私に貸してくれ!」

「「「おおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」」」

地鳴りのような大歓声と共にルーファスは自身の象徴である神槍グングニルを天に突き上げる。オーディン傭兵団総勢1012名とオレたち3人はザルツブルグに向けて出発したのだった。
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