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第2章

第4話 クリエイトスライム

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天幕を出ると、また暗黒魔法レベル5《フライ/飛行魔法》で上昇する。

「オルドリッジ王は体調が悪いのかな~? 吐血していたね!」

「そうだな。誰かから呪詛をかけられているみたいだな。1分間で体力が5%減退する呪詛をな」

「そうなんだね! 国王って自分の地位を維持するのとか大変そうだもんね。ところでオイラたちはこれからどうするの?」

「そうだな、いよいよフェロニア市に入って、まずは宿屋を探そう。そしてラヴィアンローズを開業出来そうな土地を買い、カフェをやりながら、アリシアたちが合流してくるまで寵愛持ち4人を探していくという予定だ」

《探査マップ/神愛》で迷宮都市フェロニアの位置を確認し、まっすぐ飛んでいく。フェロニア市から帝国領までは馬車5台分ほどはあるという大きな整備された街道がある。今は戦争中だが、以前は交易が盛んであったことが街道から察することができる。

「ん?」

「どうしたの? セシルなにかあったの?」

「ああ、街道からバレンシアの森の中に入っていった馬車が10台あるんだよ。明らかにキチンと整備をされていない道にな」

「え、それって危険なことじゃない? バレンシアの森は強力なモンスターがウジャウジャいるんで有名だし。どうするの?」

「何かが隊商であったのかもしれないな。少し様子を見てやるとするか」

「承知~」

馬車を空から追っていくと、その先には馬車が2台分の整備された道があり、その道を馬車は走っていく。何かがおかしい、と《探査マップ/神愛》で道の先を確認する。すると数キロほど行ったところには街があり、数千はあると思われるマーカーが人の生活していることを示していた。しかも、隠された街というには豪華すぎるところが逆に怪しすぎる。フェロニア市まで馬車だと数日はかかる距離ということも気になる。

「広大なバレンシアの森に突然、現れる怪しすぎる豪華絢爛な街。ちょっと興味深いから、中に侵入してみるとしよう」

「そうだね! 何か面白そうなものが見れるといいな。どうやって侵入するの?」

「進入するっていったら、もちろん性愛魔法の《インビシブル/透明化》がいいな」

「承知~」

《インブシブル/透明化》

『ブンッ』

2人は装備ごと全身が透明化し、周囲のヒューマンからは見えなくなる。パックがはぐれないようにオレの左肩に座った。そしてそのまま《フライ/飛行魔法》で街の上空まで移動し、地面に静かに着地をした。街は20メートルはある高い壁に囲まれていたが、空から侵入したので問題はない。《探査マップ神愛》で見ると街の上空には結界は張られていなかったので、誰にも気づかれていないはずだ。

街の中央には、円形の観客席のある大きな多目的ホールがあり、そこを中心として放射状に広がる道路が完備されていた。その道路沿いに屋敷が何十軒と建っている。街中を歩いて移動すると、上空から見ていたら分からなかったが、きらびやかな装飾品を付け、セクシーな衣装で着飾った女の子たちが男たちに媚を売っている売春宿が立ち並んでいた。これは姿を消していたら勿体ないだろう、ぐふふふふ♪

「パック、《インビシブル透明化》を解呪してくれ。予定を変更して、ここで女の子を買って一晩楽しんでから、明日フェロニア市に入ることにした」

「うひひ、セシルも好き者だね~♪ オイラは妖精族で目立つだろうから、消えたままでいるね!」

《インビシブル/透明化、セシルのみ解呪》

『フンッ』

建物の影に隠れている間に解呪し、トコトコと歩きながら、女の子を物色する。セクシーな服で可愛い女の子が次々に声をかけてくるが、胸が小さかったり、顔が好みでなかったりと、これは! という決め手にかけていた。

《探査マップ/神愛》でプロフィールを見ながら、チェックしていると1人の女の子がオレの目を釘づけにした。立ち姿から、清楚な顔、スレンダーだが、胸もあるというストライクな女の子だった。

●名前:アンナ・オルテラ
●年齢:18歳
●種族:ヒューマン
●所属:ステュディオス王国軍、諜報部隊オプスデイ
●身長/体重:162/48
●髪型:黒髪カジュアルショート
●瞳の色:黒色
●スリーサイズ:80/55/82
●カップ/形:D/円錐型
●経験:なし
●状態:平常
●ベースレベル:60
●職業:レベル30忍者
●HP:2298
●MP:2278
●腕力:1144
●体力:1154
●敏捷:1168
●知力:1140
●魔力:1138
●器用度:1158
●スキル
忍術4、盗賊技能3、剣術4、弓術5
●装備
毒針、銀製のダガー+4、銀製のチェインメイル+5

アンナはカジュアルスタイルを好む女の子に愛されているというカジュアルショート。ボーイッシュな雰囲気が強調されるこのヘアスタイルはより女の子の幼い感じや可愛さを引き出すものとなっている。彼女は可愛い系美少女で、久々に見たアリシア以来、円錐型のロケットおっぱいだ。ぐふふふ♪ なんとしてもこのロケットおっぱいをモミモミしたいぜ! 神の名にかけて何とかしてやろうぞ!

よくプロフィールを見ると、通常なら危険な高レベルな忍者だが、オレは強いから全く関係ない。所属も面白いところが書いてあるぞ。アンナの正体はステュディオス王国軍、諜報部隊オプスデイの諜報員だった。
森の中に隠れてあったことといい、きっとこの風俗街はステュディオス王国の違法な存在なのだ。だから諜報員が密かにこの街の内情を調べていると予測するがどうだろう? まずは彼女に声をかけて様子を見るとしよう。

「君は一晩いくらですか?」

「え、私ですか?」

「もちろん! もしかしたらあなたは娼婦ではないのですか?」

「私は娼婦では……」

そう言いかけたが言わずに、アンナはオレを見下し、ニヤッと馬鹿にしたような薄笑いを浮かべる。

「私はあなたのような貧乏人に買えるような女じゃなくてよ。娼婦にも冒険者のようにランクがあるのよ。ランクGからランクSまでね。私はランクSの超高級娼婦よ」

「そうだったのか、失礼した。参考までにランクSの君は一晩いくらなら夜伽の相手をしてくれるんだ?」

「ふっ、ここまで言っても料金を聞いてくるなんて空気の読めない人ね。あなたには無理だから諦めた方がいいわよ。私を抱きたかったから白金貨2枚よ」

白金貨2枚か、日本円にすると200万円くらいだな。女を一晩買う値段としては、ありえないくらい高いな。普通に車が1台買えるぞ。

「分かったでしょう! もっと商売で大成功してお金持ちになって出直して来なさ……」

「安い、買った!」

「え、ええ~! 本気なの!」

アイテムボックスから白金貨2枚を出しアンナに手渡すと、彼女の手を引いて高級宿の中に突入する。一般の女の子と違い、風俗嬢とホテルに入るって女慣れしていてもドキドキするよな。この異世界に来てから、オレも女の扱いに関してはベテランになったからな。

「ちょ、ちょっと待って~」

問答無用で高級宿の受付にお金を払い、虎の間に入ってガチャリと鍵を閉める。

「オレは金持ちだから白金貨2枚などたやすく払えるのだよ。さあ、オレを楽しませてくれるんだろうな? なにせランクSの娼婦だと自慢していたくらいだ、ぐふふふ♪」

オレの強引さに困惑していたアンナだったが、急に目が据わり冷たく氷のような目つきに変わる。これから男に抱かれるという情熱的な雰囲気ではなく、明らかに殺意のこもった気配だった。

「そうね、ここまで積極的に迫られたら女として悪い気はしないわ。いいわ、いらっしゃい」

アンナは目の前まで来ると、オレの体を優しく抱き締めてきた。そして首の裏側に両手を回し、オレのアゴを下げて唇を近づけ、オレの唇と合わそうとする。

『チクッ』

『ドサッ』

首の裏側に針のようなものが触れる程度の感触があり、オレはその場に崩れ落ちる。彼女は極細の毒針を刺してきたのだ。もちろんオレには毒は効かないし、そもそも198007の強力な物理防御力のおかげで毒針が刺さることはない。

「馬鹿ね。私に絡むあなたが悪いのよ。私は色々と忙しくてあなたに構っている暇はないのよ。でもあなたは超絶美少年だしお金持ちだから、少しくらいなら遊んでも良かったかしらね。最後に白金貨2枚分の料金としてキスをしてあげましょう……ん……あ……んん」

アンナは唇を軽く合わせてきた。オレの顔はVRMMOモンスターバスターのキャラだが、アンナも気に入ったようだった。

《(スリープ/睡眠)》

『ドタッ』

アンナはユーザーインターフェイスからのレベル1暗黒魔法《スリープ/睡眠》によって瞬時に眠りに落ち、その場に倒れた。彼女は高レベル忍者だがレジストに失敗したのだ。

《インビシブル/透明化、解呪》

『フォン』

「今の攻防はセシルが勝つと分かっていても、オイラはドキドキしたよ! 特にアンナが毒針を帯からさり気なく出した時はビビッと寒気がしたよ! 女の子って怖い!」

魔法を解呪したパックが姿を現し、アンナとの攻防の感想を言ってきた。

「ドキドキ、ハラハラしただろう。だが白金貨2枚でキス1つとは、ぼったくりだよ、この女はな。男として腹が立ってきた」

「それでこれからアンナをどうするのさ?」

「もちろんいただくに決まっているだろ! 白金貨2枚もすでに支払っているんだしな。オレは約束を守らないやつは大嫌いなんだ」

「うっひっひ、セシルも好き者だね~♪」

高級宿にある椅子にアンナの両手両足をヒモで縛りつけた。胴と首の部位もしっかりと椅子の背もたれにヒモで縛りつける。

《サイレント/消音》

《スリープ/消音》を解く前に、騒がれた時のため保険でレベル2神聖魔法《サイレント/消音》をかけておくことにした。犯罪者に情けなどいらない。

《スリープ/睡眠、解呪》

『フォン』

「……ん……はっ!」

魔法を解かれたアンナは目を開けると周囲を見回し、オレとパックを見つけると、ギロッと親の仇を見るような目で睨む。彼女は状況判断力に優れているのか、すぐに自分のおかれた状況を理解したようだ。

「あなたたち! こんなことをしてただですむと思わないことね! 早くこの縛りを解きなさい! すぐによ!」

アンナは怒りと罵声をぶつけてきた。オレを殺そうとしたくせに、今さら何を言っているんだか。

「勘違いをするなよ。今からお前は尋問を受けることになる。お前はどこから来たのか? 誰の指示でこの風俗街を調べているのか?」

そういうとアンナは顔色が変わり、横を向き目をつむって黙ってしまった。やはり諜報部隊というと作戦内容は漏らすことができないものな。日本にいたときにスパイ映画で主人公がそう言っていた。

スパイ映画ではガチだろうから、事情を吐かせることが尋問の目的だろう。だがオレの尋問は、彼女が立場上、上官の名前を言うことが出来ないことが分かっている。なにせ、軍の諜報部隊だから死んでも白状する事はないだろう。それでも上官の名前をHな事をして喋らそうとするが、言えずに快楽に耐えるアンナを見て、オレが楽しむというプレイなのだよ。ぐふふふふ♪

彼女が黙れば黙るほど、Hな行為は過激さを増し、最後は当然のように神液吸収だ♪ 合意のない夜伽はしない主義だが、今回は金を十分に払っているし、殺人をしようとした犯罪者には容赦はしないぜ!

「そうだ! この間のグレーターデーモン数体を倒したときにオイラのレベルも上がって、新たな性愛魔法を使えることになってたんだ。言い忘れていたよ、ごめんね!」

「それは初耳だった。新しく覚えたってどんな魔法なんだ?」

「うん、名前は《クリエイトスライム/媚薬粘液》。スライムを召喚する魔法なんだよ! これはある意味使えるか微妙でね。服のみを溶かすことができる能力を持っていて、服がないと体の中に入り込んで、女の子を悶えさせる媚薬を女の子の体内で分泌するという特殊なスライムなんだ!」

なんと! 今の状況に適した魔法なんだ! さすが変態妖精パックだ。クルッとアンナに振り返ると、ビクッとするアンナ。顔色がサァ~ッと青くなる。

「ま、まさかあなたたち。やめなさい! そんなスライムを私に使うのはやめなさい! 命令よ! スライムを召喚したらあなたたちを地獄まで追っていって殺してやるわ! 絶対絶対絶対絶対、私に酷いことをしたことを後悔する殺し方をしてやるんだから! はぁ~はぁ~はぁ~」

アンナは興奮しすぎて息がきれている。だがそんなことを言っても無駄無駄無駄ぁ! 今日はアンナのロケットおっぱいをモミモミすると決めているからな。

「パック、やれ」

「あいあいさぁ~♪」

「なっ! やめ……」

パックの体に魔力が高まり、黒い霧のようなものが弾けた。

《クリエイトスライム/媚薬粘液》

『ウゾウゾウゾッ、バシャッ』

アンナの上方にスライムが発生し、彼女に頭からかかった。液体のようにしか見えないが、これがスライムか。RPG の定番中の定番スライム、異世界に来てはじめて見たよ。

「いや! ヌルヌルして気持ち悪いわ! 取って! 取ってよぉ~」

「さぁ、そのスライムの説明はさっき聞いていたな。雇い主とお前の所属している組織、お前の名前を言えば、このスライムを取ってやる。言わなければお前の服を徐々に溶かしていくぞ、ぐふふふふふふふ♪」

アンナの首から下はスライムがピッタリとくっついている。スライムは意外に大きく、彼女の全身を余裕で覆い隠した。徐々に徐々に服が溶けて薄くなっていく。おお! こういうのって、普通に女の子の服を脱がすよりも物凄く興奮するな!

「段々服が薄くなっているぞ。あ、先に薄い上着から見えそうだぞ。ぐっふっふ♪ ああ、もうピンクの乳首が見えてきちゃう♪」

「はぁはぁはぁ……止めて~……お願い」

さっきの傲慢な態度と違い、しおらしい態度となってきた。ようやく自分の立場というものが分かってきたようだな。

「早く吐かないと、見えちゃうよ! あと10秒でピンクの乳首が見えちゃうね! 10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、あ~あ、可愛いピンクの乳首が見えちゃったよ。オイラのスライムめっちゃ活躍して嬉しいよ!」

上着はすべて溶けてしまい、見事なアンナのロケットおっぱいが丸出しになってしまった。胸の底辺より高さの方が長く、上に突き出るようなセクシーな胸だ。オレは指で左右に擦り乳首をいたぶる。

「あ……んん……や、止めて……そこをいじらないで」

「言うことを聞いてほしいなら、雇い主と所属、お前の名前を言え。ほ~ら、段々下も薄くなってきたぞ、ぐっふっふ♪ 大切な陰部が見えちゃうぞ」

アンナが諜報部隊の忍者のわりに脱がせただけで、ここまで恥ずかしがるのは少し驚いたが、その方が楽しいからいいか。くノ一なのになぜか処女だからかな。

より陰部が見えやすいようにしてやろう。片足の拘束を外し、普通に椅子に座っている状態から、膝を曲げさせ、ひじ掛けの上で固定した。反対側の足も同様だ。椅子の上でM字開脚するようにすると、思いっきり股を開かせた。

「こんな恥ずかしいポーズやめて!」

「エロいポーズだろ。この状態で服が全部溶けたことを想像してみろ……」

アンナは想像してしまったのか、思ったより自分の陰部が足を膝曲げ開脚した状態で丸見えだと、ようやく気がついたようだ。耳まで真っ赤になって、悪夢を振り払うように首を振っている。

「本当にやめて! もう私を解放してよ!」

「やっと雇い主を吐く気になったようだな、言ってごらん。もうこれで言わないと、下も見えちゃうぞ。うわ~、パンティが透けて陰部がうっすら見えてきてエロいな。お前も実は喜んでいるんじゃないか? ぐふふふ♪」

「よ、喜んでなんかいないわ! それに……雇い主の名前を言えるわけないじゃない」

最後のチャンスも逃してしまったアンナの下着まで完全にスライムは溶かしきってしまった。開脚状態で彼女のあらわになった陰部を、パックと2人で目の前で顔を並べて眺めている。

「お願い……恥ずかしい……見ないで~」

「うっひっひ、上も綺麗だったけど、ここもピンク色で綺麗だね! この娘は処女だね。使われた形跡がないよ!」

「そうだな、それは嬉しいよな。パック、よく気がついたな。何で分かるんだよ」

「オイラは処女かどうか匂いで分かるんだよ! えっへん」

さすが変態妖精パックだ。まさか嗅覚で処女か非処女か見分けることが出来るなんてな。ちょっとオレが引いたわ。

「あ……んく……ああ……はああ」

媚薬スライムが彼女の陰部の中に侵入したので、段々と媚薬の効能が高まっているようだ。両足をモジモジして性的興奮が増してきていた。それを見て興奮してきたオレも服を脱ぎ、すでにいきり立っていた一物をさらけ出す。すると恥ずかしさで赤かったアンナの顔色がサァーっと青くなる。

「あ、あなたまさか、挿れちゃうつもりなの?」

「お前が白状すれば挿入の中止を考えてあげるぞ。これが最後のチャンスだぞ! スライムがいるおかげでスムーズに挿入できるだろう。パック」

「承知~」

《インファティリティ/避妊》
《マカ/精力絶倫》
《ペインレス/無痛》

武士の情けだ。挿入の際、痛むことがないように魔法で無痛にしてやろう。椅子に縛られているアンナの陰部にあるワレメにタッチするかしないかの位置に一物をセットする。その気になれば一瞬で挿入可能な位置だ。

「最後に聞くぞ。お前の雇い主と所属はどこだ?」

「雇い主も名前も私の所属も言えないわ。だけど挿入だけは許して! お願いします!」

「ダメだな」

『ズプンッ』

「あああああああああああああああ!」

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