10 / 101
第1章
第9話 規格外の加護
しおりを挟む
神の化身に関係することの応対はアリシアにすべてを任せていたが、対処に困ったようで話を振ってきた。
「セシル様、この商人が先日倒された龍の素材などを売って欲しいと言っているのですが、どういたしますか?」
龍の素材を買いたいのか。確かに普通の人間では倒せない存在だから、可能なら売って欲しいのだろうな。肉は美味いとサポートで言っていたから売らないが、牙とか爪なら売ってもいいか。
それをアリシアの耳元にささやくと、アリシアがクレタの耳元にささやく。偉い存在は面倒くさいな。直接、商人と話すことが出来ないのだそうだ。
「牙と爪なら5本まで売ることを考えてもいいと、セシル様はおっしゃられています。いくらで購入を考えていますか?」
商人はう~むと、しばらく考える。
「セシル様とは懇意にしたいので少々上乗せします。龍牙1本白金貨2000枚、龍爪1個白金貨1500枚でいかがでしょうかと言っております」
《サポート》
この世界の貨幣価値を日本との価値観と比べて教えて?
【この世界はどの国も共通貨幣となっている。日本の感覚では、鉄貨1枚=100円、銅貨1枚=1000円、銀貨1枚=10000円、金貨1枚=100000円、白金貨=1000000円となっている】
ぶっ、白金貨17500枚という事は、1750億円かよ。いきなりお金持ちだな。
「ああ。分かった。売ってあげよう。ただし料金には金貨と銀貨、銅貨、鉄貨を1万枚づつ入れるようにと言っといてくれ。明日の朝までに用意できるかも聞いてくれるか。あと武器を1本用意してくれ。身分偽装用の安い短剣を用意してくれ。くれぐれも安いので頼む」
商人は工面できるか考えていたが、コクっと頷いた。これでお金も心配なくなったな。異世界でお金がないほど心配な事はないからな。
ーーー聖女アリシアの庵
聖域に戻ってくると3人でラヴィアンローズで食事をする。昔はボッチだったから、美少女3人とおしゃべりしながら仲良く食べるなど、以前ならば考えられなかった。食後に、これからの動きについて3人に話した。
①すぐにでもパルミラ教皇国を出て行くということ。
②魔龍と戦うには、オレ自身のレベルアップと強い仲間が、最低でも5人は必要であるということ。
「アリシアは国の中心人物で聖女だが、魔龍討伐の旅について来てくれないか?」
それを聞いたアリシアは、最初はとても嬉しそうな顔をするが、すぐに困った顔になる。
「わたくしもセシル様にご協力したいと強く願っております。ですが、大変に申し訳ないのですが、それは出来ないのです。わたくしは国を離れることが出来ません」
そう言うと心苦しそうにラヴィアンローズを小走りで出て行った。
オレは正直驚いた。アリシアは即答で、ついて行きますわ! とか、セシル様のためならばこの命をかけてお助けいたしますわ! など力強く言ってくれることを全く疑っていなかったからだ。どういうことなのか?
残されたクレタとルシィルを交互に見た。2人とも困ったなという雰囲気で、サッと目をオレからそらした。さぁ吐け! 吐いちまいな。なぜアリシアが拒否るのか、2人ともいいからゲロっちまいな。と問い詰めるとプレッシャーに負け、重い口をルシィルが開いた。
「実は~明日から~慰問がはじまります~。それにセシル様がついて来られれば~すべて分かります~」
「慰問って何のことかな?」
「聖女様は定期的に領内を慰問してまわるという決まりとなっております。領内ではまだ各地にヒーラーが行き届いておらず、病気や怪我が蔓延しております。
そのような中、代々の聖女は歌にエリアリカバリー/範囲回復魔法と祈りをのせて歌います。特にアリシア様が率いられている合唱団は、パルミアの聖歌隊として有名です。世界各地から病気を治しに、わざわざ遠方から聞きにくる人もいるくらいです」
アリシアの歌は人気があるのだな! ぜひ聞きたいな。そういえば、前にアリシアのステータスを覗いたとき、祈りの聖歌というスキルがあったな。
「アリシア様の歌は人を癒す力が、歴代聖女の中でも特に強いので、より人が集まるということです。詳細は不明ですが、特殊なスキルを持っていらっしゃるということです。
そして、明日から慰問に向かうことになっております。ですのでセシル様について行くことが出来ないのでしょう。アリシア様自身はついて行きたいとお考えではあると思いますが」
聖女にそのような役割があるとは考えても見なかった。優しいアリシアのことだ。困っている人々を見捨てることが出来ないのだろう。
「慰問にオレもついて行ってもいいのか?歌は歌わないがな」
「はい! ぜひお願いいたします。神の化身セシル様がいらしてくださるならば、訪問先の神民も喜びに震えることでしょう」
クレタとルシィルの話にはまだ、話されていないことがあると、オレは感じている。そのくらいの理由ならアリシアじゃなくてもルシィルで出来ることだ。絶対他にも何かあるのだろうな。
その夜、自室で1人くつろいでいたが、魔法についての実験をするために訓練室に移動した。訓練室は外なので、訓練場と言ったほうが正しい表現かもしれない。
《ステータス》
まずは龍との戦いでレベルが上がったはずだから、どうなったか見るとしよう。
●隠蔽:オフ
●名前:セシル
●年齢:16歳
●種族:エロース神の化身
●状態:平常
●職業:賢者
●レベル:143
●HP:878110
●MP:870498
●腕力:438293
●体力:439817
●敏捷:436819
●知力:438214
●魔力:432284
●器用度:432931
●スキル
神聖魔法7、暗黒魔法7、アイテムボックス、生活魔法
●ユニークスキル
エロース神の聖寵
●称号
エロース神の化身
●装備
なし
さすが龍だ。一気にレベル1から143まで上がったな。数値もだいぶ上がってる。3倍以上あがるとはな。
《サポート》
レベルが上がった時にステータス数値が上がる基準を教えて?
【レベルアップ時のステータス上昇について
●1レベル上がるごとに振る。
一般人女性:4面ダイス
一般人男性:6面ダイス
獣人:8面ダイス
加護持ち:8面ダイス×2+5
寵愛持ち:12面ダイス×2+20
聖寵持ち:12面ダイス×5+2000
レベルが1つ上がるごとに各種腕力、体力、敏捷、知恵、魔力、器用度でダイスを振りプラスして行く】
オレだけ企画が違うのか。それでこのステータスの伸びなんだな。
次に暗黒魔法と神聖魔法について調べてみよう。両方ともレベル7まで習得出来ているな。
【暗黒魔法】
(レベル1)
●スリープ/睡眠
●エンハンスメント/身体強化
●ファイアーボール/炎の玉
●ウィンドカッター/風の刃
●ウォーターカッター/水流の刃
●カラープス/弱体化
(レベル2)
●ペテロキミト/石化
●コンフュージョン/混乱
●アイスショット/氷の弾丸
●アースランサー/石槍
●バリア/魔力壁
●フィアー/恐怖
(レベル3)
●ファイアーボム/爆炎
●トルネード/竜巻
●ウォーターフィールド/水の結界
●エンチャントウェポン/魔法武器化
●パラライズ/麻痺
●アプレイザル/鑑定
(レベル4)
●マジカルドレイン/魔力強奪
●フィジカルドレイン/体力強奪
●ブリザード/氷の嵐
●アースウォール/土壁
●ポイズン/毒
●グレートエンハンスメント/超身体強化
(レベル5)
●フライ/飛行魔法
●サフィケーションデス/下位範囲窒息死
●テンペスト/爆雷竜巻
●フレイムドラグーン/炎竜召喚
●ウォーターキャノン/爆水砲
●グレートカラープス/超弱体化
(レベル6)
●ハイサフィケーションデス/上位範囲窒息死
●アセンション/上位不死者退散
●アブソリュートゼロ/絶対零度
●アースクエイク/大災害
●グレートエンチャントウェポン/上位魔法武器化
《レベル7》
●トランジッション マジック/転移魔法
●アトミックボム/核融合
●メテオストライク/隕石落とし
●パルマン/神の奇跡(代価あり)
・魔物をテレポートする:敵全滅。
・魔物を黙らせる:確実な呪文封じ。
・パーティを回復させる:全員のHPを全回復、状態異常を無効化する。
・魔力を増大する:敵の呪文無効化能力を失くす。
・死者をHPとMPがフルの状態で蘇らせる。
・パーティーを安全な場所に避難させる
【神聖魔法】
(レベル1)
●リカバリー/回復魔法
●ホーリーアロー/聖なる矢
●カラープス/弱体化
●エンハンスメント/身体強化
●ホーリーライト/魔法の照明
●ロック/施錠
(レベル2)
●レコグナイズ/識別
●リムーブ・カース/解呪
●サイレント/消音
●キュア/状態異常回復
●ディスペル/不死者浄化
●ホーリーシールド/聖なる盾
●ホーリーバースト/聖光爆破
(レベル3)
●ハイリカバリー/上位回復魔法
●ペネトレート/看破
●ホーリーウェポン/聖なる武器化
●バトルソング/鼓舞
●アンロック/解錠
●デパス/精神安定
(レベル4)
●ホーリーストーム/聖なる光嵐
●アプレイザル/鑑定
●ホーリーサークル/聖なる円陣
●エリアリカバリー/範囲回復魔法
●リフレクション/魔法反射
●グレートエンハンスメント/超身体強化
(レベル5)
●リバイバル/下位蘇生魔法
●フルリカバリー/フル回復魔法
●ネビュラ/光の奔流
●フライ/飛行魔法
●グレートカラープス/超弱体化
(レベル6)
●サモン/眷族召喚
●プラーグ/神罰
●エリアフルリカバリー/範囲全回復魔法
●サンクチュアリ/完全聖域
●グレートホーリーウェポン/上位聖なる武器化
《レベル7》
●トランジッション マジック/転移魔法
●フォトンレーザー/光子増幅魔法
●リザレクション/上位蘇生魔法
【エロース神の聖寵】
●ジョブチェンジ/転職
●リミテーション/神との誓約
●クリエイトシリコン/創造
●レジストレーション/登録
●探査マップ/神愛
すべてとなるとやはり魔法の数が多いな。今から一晩かけて実験だな。
《サポート》
魔法はどういうシステムなんだ?
【消費MPはレベル×10である。威力や範囲拡大でさらに2倍になる。一度に撃つ魔法の数が増えると、増やした分+10となる。
例えば、ファイアーボール3発を同時に撃つ場合。暗黒魔法レベル1×10+暗黒魔法レベル1×20+暗黒魔法レベル1×30=MP消費60】
システムはそうなっているのか。やはりVRMMOモンスターバスターと同じ仕様だな。試しにファイアーボールを撃ってみるか。
《ファイアーボール/炎の玉》
オレの上空に火の玉が1つできる。飛べと意識すると発動して飛んで行った。マトがないと威力とか分からないな。
《アースウォール/土壁×10》
10枚の土の壁を作ってみた。そこにファイアーボールを当ててみる。
《ファイアーボール/炎の玉》
『ボガアアアアアアアアアァァァ』
おお! 魔力と知恵が合わせて80万以上あるからか普通に一発撃っただけなのに、5、60階建てのビルくらいに火柱が上がった。これじゃ実戦で使えんな。この威力では味方を確実に巻き込むことになる。アースウォール/土壁10枚重ねも吹き飛んでしまい跡形もない。地面までえぐれているしな。魔力を最低まで落として使ってみるか。もう1回アースウォール/土壁を出すか。
《アースウォール/土壁×10枚》
《ファイアーボール/炎の玉》
『ボガアアアアアアアアアァァァ』
極力火力を落として使っても威力は先程と変わらなかった。やはり練習しておいて良かった。実戦でいきなり使ったら大惨事になるところだった。危ない危ない。レベル1魔法でこの威力では、レベル7魔法はとても使えんな。
あとフライ/飛行魔法って空を飛ぶ魔法もあるのか。どこかの漫画でやっていたみたいに空中戦とか出来たら面白そうだ。試してみよう。
《フライ/飛行魔法》
『フォン』
飛べと意識するだけどビューっと上昇する。これは使いやすくて楽しい♪ 早速全力で飛んでみよう。
『ドンッ』
どわっ! 服に火がついた。あちちち、いや、熱くは……ないな。高い防御力のおかげか。
元の場所に戻ってくると服が燃え尽きて素っ裸だ。……やっちゃったよ。まさか燃えるとは想像していなかった。高速で飛ぶと火がつくって知らなかった。ホーリーシールド/聖なる盾を張ってから飛べば良かった。
そういえばフライ/飛行魔法でスピードがずいぶん出てたな。あんなに出るのか。足で走っても150キロ以上出てた感じだったしな。基本的に全力はできないことが判明したな。ところで何キロ出ていたのだろう?
《サポート》
今、スピードは何キロ出てた?
【マッハ3】
そんなにスピードが出ていたのか! 戦闘機並みの速度が出たら空力加熱で燃えるかもな。燃えてしまったのは仕方ない、素っ裸は嫌だから、あとでクレタに服をもらいに行くか。
「セシル様、この商人が先日倒された龍の素材などを売って欲しいと言っているのですが、どういたしますか?」
龍の素材を買いたいのか。確かに普通の人間では倒せない存在だから、可能なら売って欲しいのだろうな。肉は美味いとサポートで言っていたから売らないが、牙とか爪なら売ってもいいか。
それをアリシアの耳元にささやくと、アリシアがクレタの耳元にささやく。偉い存在は面倒くさいな。直接、商人と話すことが出来ないのだそうだ。
「牙と爪なら5本まで売ることを考えてもいいと、セシル様はおっしゃられています。いくらで購入を考えていますか?」
商人はう~むと、しばらく考える。
「セシル様とは懇意にしたいので少々上乗せします。龍牙1本白金貨2000枚、龍爪1個白金貨1500枚でいかがでしょうかと言っております」
《サポート》
この世界の貨幣価値を日本との価値観と比べて教えて?
【この世界はどの国も共通貨幣となっている。日本の感覚では、鉄貨1枚=100円、銅貨1枚=1000円、銀貨1枚=10000円、金貨1枚=100000円、白金貨=1000000円となっている】
ぶっ、白金貨17500枚という事は、1750億円かよ。いきなりお金持ちだな。
「ああ。分かった。売ってあげよう。ただし料金には金貨と銀貨、銅貨、鉄貨を1万枚づつ入れるようにと言っといてくれ。明日の朝までに用意できるかも聞いてくれるか。あと武器を1本用意してくれ。身分偽装用の安い短剣を用意してくれ。くれぐれも安いので頼む」
商人は工面できるか考えていたが、コクっと頷いた。これでお金も心配なくなったな。異世界でお金がないほど心配な事はないからな。
ーーー聖女アリシアの庵
聖域に戻ってくると3人でラヴィアンローズで食事をする。昔はボッチだったから、美少女3人とおしゃべりしながら仲良く食べるなど、以前ならば考えられなかった。食後に、これからの動きについて3人に話した。
①すぐにでもパルミラ教皇国を出て行くということ。
②魔龍と戦うには、オレ自身のレベルアップと強い仲間が、最低でも5人は必要であるということ。
「アリシアは国の中心人物で聖女だが、魔龍討伐の旅について来てくれないか?」
それを聞いたアリシアは、最初はとても嬉しそうな顔をするが、すぐに困った顔になる。
「わたくしもセシル様にご協力したいと強く願っております。ですが、大変に申し訳ないのですが、それは出来ないのです。わたくしは国を離れることが出来ません」
そう言うと心苦しそうにラヴィアンローズを小走りで出て行った。
オレは正直驚いた。アリシアは即答で、ついて行きますわ! とか、セシル様のためならばこの命をかけてお助けいたしますわ! など力強く言ってくれることを全く疑っていなかったからだ。どういうことなのか?
残されたクレタとルシィルを交互に見た。2人とも困ったなという雰囲気で、サッと目をオレからそらした。さぁ吐け! 吐いちまいな。なぜアリシアが拒否るのか、2人ともいいからゲロっちまいな。と問い詰めるとプレッシャーに負け、重い口をルシィルが開いた。
「実は~明日から~慰問がはじまります~。それにセシル様がついて来られれば~すべて分かります~」
「慰問って何のことかな?」
「聖女様は定期的に領内を慰問してまわるという決まりとなっております。領内ではまだ各地にヒーラーが行き届いておらず、病気や怪我が蔓延しております。
そのような中、代々の聖女は歌にエリアリカバリー/範囲回復魔法と祈りをのせて歌います。特にアリシア様が率いられている合唱団は、パルミアの聖歌隊として有名です。世界各地から病気を治しに、わざわざ遠方から聞きにくる人もいるくらいです」
アリシアの歌は人気があるのだな! ぜひ聞きたいな。そういえば、前にアリシアのステータスを覗いたとき、祈りの聖歌というスキルがあったな。
「アリシア様の歌は人を癒す力が、歴代聖女の中でも特に強いので、より人が集まるということです。詳細は不明ですが、特殊なスキルを持っていらっしゃるということです。
そして、明日から慰問に向かうことになっております。ですのでセシル様について行くことが出来ないのでしょう。アリシア様自身はついて行きたいとお考えではあると思いますが」
聖女にそのような役割があるとは考えても見なかった。優しいアリシアのことだ。困っている人々を見捨てることが出来ないのだろう。
「慰問にオレもついて行ってもいいのか?歌は歌わないがな」
「はい! ぜひお願いいたします。神の化身セシル様がいらしてくださるならば、訪問先の神民も喜びに震えることでしょう」
クレタとルシィルの話にはまだ、話されていないことがあると、オレは感じている。そのくらいの理由ならアリシアじゃなくてもルシィルで出来ることだ。絶対他にも何かあるのだろうな。
その夜、自室で1人くつろいでいたが、魔法についての実験をするために訓練室に移動した。訓練室は外なので、訓練場と言ったほうが正しい表現かもしれない。
《ステータス》
まずは龍との戦いでレベルが上がったはずだから、どうなったか見るとしよう。
●隠蔽:オフ
●名前:セシル
●年齢:16歳
●種族:エロース神の化身
●状態:平常
●職業:賢者
●レベル:143
●HP:878110
●MP:870498
●腕力:438293
●体力:439817
●敏捷:436819
●知力:438214
●魔力:432284
●器用度:432931
●スキル
神聖魔法7、暗黒魔法7、アイテムボックス、生活魔法
●ユニークスキル
エロース神の聖寵
●称号
エロース神の化身
●装備
なし
さすが龍だ。一気にレベル1から143まで上がったな。数値もだいぶ上がってる。3倍以上あがるとはな。
《サポート》
レベルが上がった時にステータス数値が上がる基準を教えて?
【レベルアップ時のステータス上昇について
●1レベル上がるごとに振る。
一般人女性:4面ダイス
一般人男性:6面ダイス
獣人:8面ダイス
加護持ち:8面ダイス×2+5
寵愛持ち:12面ダイス×2+20
聖寵持ち:12面ダイス×5+2000
レベルが1つ上がるごとに各種腕力、体力、敏捷、知恵、魔力、器用度でダイスを振りプラスして行く】
オレだけ企画が違うのか。それでこのステータスの伸びなんだな。
次に暗黒魔法と神聖魔法について調べてみよう。両方ともレベル7まで習得出来ているな。
【暗黒魔法】
(レベル1)
●スリープ/睡眠
●エンハンスメント/身体強化
●ファイアーボール/炎の玉
●ウィンドカッター/風の刃
●ウォーターカッター/水流の刃
●カラープス/弱体化
(レベル2)
●ペテロキミト/石化
●コンフュージョン/混乱
●アイスショット/氷の弾丸
●アースランサー/石槍
●バリア/魔力壁
●フィアー/恐怖
(レベル3)
●ファイアーボム/爆炎
●トルネード/竜巻
●ウォーターフィールド/水の結界
●エンチャントウェポン/魔法武器化
●パラライズ/麻痺
●アプレイザル/鑑定
(レベル4)
●マジカルドレイン/魔力強奪
●フィジカルドレイン/体力強奪
●ブリザード/氷の嵐
●アースウォール/土壁
●ポイズン/毒
●グレートエンハンスメント/超身体強化
(レベル5)
●フライ/飛行魔法
●サフィケーションデス/下位範囲窒息死
●テンペスト/爆雷竜巻
●フレイムドラグーン/炎竜召喚
●ウォーターキャノン/爆水砲
●グレートカラープス/超弱体化
(レベル6)
●ハイサフィケーションデス/上位範囲窒息死
●アセンション/上位不死者退散
●アブソリュートゼロ/絶対零度
●アースクエイク/大災害
●グレートエンチャントウェポン/上位魔法武器化
《レベル7》
●トランジッション マジック/転移魔法
●アトミックボム/核融合
●メテオストライク/隕石落とし
●パルマン/神の奇跡(代価あり)
・魔物をテレポートする:敵全滅。
・魔物を黙らせる:確実な呪文封じ。
・パーティを回復させる:全員のHPを全回復、状態異常を無効化する。
・魔力を増大する:敵の呪文無効化能力を失くす。
・死者をHPとMPがフルの状態で蘇らせる。
・パーティーを安全な場所に避難させる
【神聖魔法】
(レベル1)
●リカバリー/回復魔法
●ホーリーアロー/聖なる矢
●カラープス/弱体化
●エンハンスメント/身体強化
●ホーリーライト/魔法の照明
●ロック/施錠
(レベル2)
●レコグナイズ/識別
●リムーブ・カース/解呪
●サイレント/消音
●キュア/状態異常回復
●ディスペル/不死者浄化
●ホーリーシールド/聖なる盾
●ホーリーバースト/聖光爆破
(レベル3)
●ハイリカバリー/上位回復魔法
●ペネトレート/看破
●ホーリーウェポン/聖なる武器化
●バトルソング/鼓舞
●アンロック/解錠
●デパス/精神安定
(レベル4)
●ホーリーストーム/聖なる光嵐
●アプレイザル/鑑定
●ホーリーサークル/聖なる円陣
●エリアリカバリー/範囲回復魔法
●リフレクション/魔法反射
●グレートエンハンスメント/超身体強化
(レベル5)
●リバイバル/下位蘇生魔法
●フルリカバリー/フル回復魔法
●ネビュラ/光の奔流
●フライ/飛行魔法
●グレートカラープス/超弱体化
(レベル6)
●サモン/眷族召喚
●プラーグ/神罰
●エリアフルリカバリー/範囲全回復魔法
●サンクチュアリ/完全聖域
●グレートホーリーウェポン/上位聖なる武器化
《レベル7》
●トランジッション マジック/転移魔法
●フォトンレーザー/光子増幅魔法
●リザレクション/上位蘇生魔法
【エロース神の聖寵】
●ジョブチェンジ/転職
●リミテーション/神との誓約
●クリエイトシリコン/創造
●レジストレーション/登録
●探査マップ/神愛
すべてとなるとやはり魔法の数が多いな。今から一晩かけて実験だな。
《サポート》
魔法はどういうシステムなんだ?
【消費MPはレベル×10である。威力や範囲拡大でさらに2倍になる。一度に撃つ魔法の数が増えると、増やした分+10となる。
例えば、ファイアーボール3発を同時に撃つ場合。暗黒魔法レベル1×10+暗黒魔法レベル1×20+暗黒魔法レベル1×30=MP消費60】
システムはそうなっているのか。やはりVRMMOモンスターバスターと同じ仕様だな。試しにファイアーボールを撃ってみるか。
《ファイアーボール/炎の玉》
オレの上空に火の玉が1つできる。飛べと意識すると発動して飛んで行った。マトがないと威力とか分からないな。
《アースウォール/土壁×10》
10枚の土の壁を作ってみた。そこにファイアーボールを当ててみる。
《ファイアーボール/炎の玉》
『ボガアアアアアアアアアァァァ』
おお! 魔力と知恵が合わせて80万以上あるからか普通に一発撃っただけなのに、5、60階建てのビルくらいに火柱が上がった。これじゃ実戦で使えんな。この威力では味方を確実に巻き込むことになる。アースウォール/土壁10枚重ねも吹き飛んでしまい跡形もない。地面までえぐれているしな。魔力を最低まで落として使ってみるか。もう1回アースウォール/土壁を出すか。
《アースウォール/土壁×10枚》
《ファイアーボール/炎の玉》
『ボガアアアアアアアアアァァァ』
極力火力を落として使っても威力は先程と変わらなかった。やはり練習しておいて良かった。実戦でいきなり使ったら大惨事になるところだった。危ない危ない。レベル1魔法でこの威力では、レベル7魔法はとても使えんな。
あとフライ/飛行魔法って空を飛ぶ魔法もあるのか。どこかの漫画でやっていたみたいに空中戦とか出来たら面白そうだ。試してみよう。
《フライ/飛行魔法》
『フォン』
飛べと意識するだけどビューっと上昇する。これは使いやすくて楽しい♪ 早速全力で飛んでみよう。
『ドンッ』
どわっ! 服に火がついた。あちちち、いや、熱くは……ないな。高い防御力のおかげか。
元の場所に戻ってくると服が燃え尽きて素っ裸だ。……やっちゃったよ。まさか燃えるとは想像していなかった。高速で飛ぶと火がつくって知らなかった。ホーリーシールド/聖なる盾を張ってから飛べば良かった。
そういえばフライ/飛行魔法でスピードがずいぶん出てたな。あんなに出るのか。足で走っても150キロ以上出てた感じだったしな。基本的に全力はできないことが判明したな。ところで何キロ出ていたのだろう?
《サポート》
今、スピードは何キロ出てた?
【マッハ3】
そんなにスピードが出ていたのか! 戦闘機並みの速度が出たら空力加熱で燃えるかもな。燃えてしまったのは仕方ない、素っ裸は嫌だから、あとでクレタに服をもらいに行くか。
0
お気に入りに追加
436
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
【R18】セックス・ダンジョンでハーレム生活
ねんごろ
ファンタジー
僕はアトレント公爵家の次期当主、サイモン・アトレントだ。
我が一族には代々伝わる修行がある。
それに僕も挑戦することになるのだが……
まさか、その行き先がセックス・ダンジョンだったなんて。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる