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第1章

第49話 パックの裏切り

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黒色の魔法陣が発生し、突然消えたオレたちが現れた。アンフィテアトルムの会場に来ている観客たちがどよめいている。

しかも、体長4メートルほどもあるグレーターデーモンが1体が倒れているのだ。禍々しい紺色の体に、2本の角と牙が生えている。驚くのも無理はない。オレは機転を利かし、グレーターデーモン4体はアイテムボックスに収納した。この異常な状況の理由を思いついたためだ。グレーターデーモン1体なら10人で倒したと言っても無理な話ではないからだ。グレーターデーモン5体を倒したという事が知られると、オレの存在を公表しなければならない。脅威度ランクAというのは、そのような存在ということだ。
場が騒然となる中、オレが叫ぶ。

「ラスメデュラス騎士団団長、ポートフォリオは、グレーターデーモンを召喚するという悪行を行い、騎士団戦の優勝を目論んだ。だからオレたちヴェルチェッリ騎士団がグレーターデーモンを倒したのだ」

アンフィテアトルムにいる観客は、最初ザワザワしていたものの、実際に倒れているグレーターデーモンを見て、オレの言葉を信じたようだ。そして盛り上がりをみせる。

「「「オオオオオオオオオオオオオオオ!」」」

警備の騎士がポートフォリオを捕らえて連行していく。ガックリと力なくうなだれながら、守備隊の騎士に連行されるポートフォリオの姿を見送った。

「ポートフォリオに恨みを晴らさなくてもいいのか?」

カミラは清々しい笑顔でオレを見つめる。

「はい、旦那様。父を直接殺したグレーターデーモンは倒しましたし、ポートフォリオもすべてを失いましたから、もういいのです。私には愛する旦那様がいれば……もうそれで幸せなのです」

カミラがいいというなら、それでいいのだろう。そんな会話をしていると、審判がはっと我にかえって国旗をあげ、大声をあげて観客に伝える。

「騎士団戦、優勝はヴェルチェッリ騎士団です」

「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」」」

そのまま、優勝チームは用意されている壇上に上がって、トロフィーをもらう手はずだった。だがオレとカミラは壇上にあがるが、他の仲間が上がってこない。不思議に思ってみんなを見る。

「みんなは何であがってこないのだ?」

「神の化身セシル様と同じ壇上には無礼だからあがることなどできません」

そう言い、全員がオレに片膝を地面につけて膝まずき、頭を下げた。目の前には信仰の対象である神がいるのだ。確かにそうなっても仕方ないな。だがオレはこういったことには、慣れっこになった。

「ヴェルチェッリ騎士団に命ずる。壇上に上がり、オレと優勝の喜びを分かち合いなさい。あとついでに言うと、オレが神の化身ということは、誰にも言うことは許さない。いいな」

ガチ宗教国家の信徒には、強制命令が1番いいと学んだからな。

「「「はっ! セシル様」」」

だから言うなと言っているだろ! と突っ込みをいれたくなる。パックもあきれている。

「パルミラ教皇国ってこういう国なんだね~。オイラは意味が分からないや」

ようやく壇上に立ち、優勝トロフィーを受けとる団長カミラ。トロフィーを頭の上まで持ち上げる。

「ヴェルチェッリ騎士団の優勝だ!」

「「「ウオオォォォォォオオオオオオ!」」」

大盛り上がりのアンフィテアトルム。この後は、市内中で大宴会となる予定だ。とても楽しそうだな。
本来ならティムガット市の司教ヴェロニカ・ブライズの表彰式があったのだが、アリシアの聖歌を聞きにアンカスタード市に出ているということなので、それは後日になるそうだ。

オレたちは神殿内にて、ティムガット市の有力な上級修道士や有力な商人とパーティーをやることになっている。忙しいのは団長と副団長で、したっぱは飲み食いして帰るのみだ。下っ端は様々な所から勧誘があるそうなので、少々めんどくさいと言っていた。そりゃ全員が高レベルの聖騎士だ。喉から手が出るくらい欲しいよな。

祝勝パーティー会場でパックを肩に乗せて食べていると、オレの周囲に修道女や、有力修道士の奥方、商人の奥方が集まってくる。

「試合の方ではご苦労されたことは何かありますか?」

「カミラ様とはどのような関係なのですか?」

「この後ご一緒にお食事などいかがでしょうか?」

そのようにずいぶんと大人の誘いがあった。通常なら誘いにのって遊ぶこともいいのだが、今はあまり時間がない。明日には隣国ステュディオス王国に行かなければならないのだ。カッコいい系超絶美少女のカミラを抱けるのは、今夜が最後である。この市に来てからも色々な女の子にあったり、見もしたが彼女ほどの超絶美少女はアリシアしか対抗馬となるのはいない。ならば、心行くまで今夜は可愛がってやるというものだ。彼女の闇もこのオレが払ってやったのだから、そのくらいの役得あってもいいだろう。ぐふふふ♪

すると、30メートルくらい先でティムガット市の有力者と談笑しているカミラの鋭い視線がオレに刺さる。そしてヴェルチェッリの聖騎士に何か話している。
その聖騎士はオレの横に来て、オレに話しかけてくるすべての女の子に、目で威圧をかけている。殺すゾッっていう厳しい目つきだ。邪魔者は排除ですか? カミラさん。もしかして、アリシアと同じ嫉妬深いのか。元々ファザコンで闇も深かったしな。

『バァーン!』

突如、祝勝パーティー会場の鉄扉が、バァーンっと開く。皆がそちらを振り向くと、どこかで見た顔があった。

「司教ブライズ様だ」

「今は神都ベネベントに行っていらっしゃるはずでは?」

「なんとお美しいのだ」

そんな声が聞こえてくる。あ、そうだ。神都ベネベントで会った目つきの怖い枢機卿だ。でも何で今ここにいるのだろう。ここに来るのには、ベネベントから馬車で20日近くはかかるはずだ。

ブライズは誰かを探すように、会場を見渡している。オレと目が合うと驚いて目を見張り、近づいてくる。挨拶のため来る有力修道士や有力商人に一瞥もくれずにまっすぐオレに向かってくる。

「セシル様、こちらへどうぞいらっしゃってください」

と小声で話すと、司教の別室に連れて行こうとする。後ろからカミラが追ってきた。

「またお会いできて光栄の極みでございます。セシル様」

ティムガット市の司教ヴェロニカ・ブライズと、その側近が頭を床にこすりつけて挨拶をしている。

「それは良かったが、エロース神殿から指示が出ていただろう。オレは人類の存亡をかけた、魔龍との戦いの準備をしている。その邪魔をするなと。あと3人の寵愛持ちを探さなくてはならないのだ。このように特別な扱いをされると神の化身とバレるかもしれないと思わなかったのか?」

「それは承知しております。私にも、魔龍討伐のお手伝いをさせてください。指示には命をかけて従い、何でもいたします」

司教として国にために、全力を尽くしたい気持ちは分かるが、オレに護衛はいらないし、むしろ邪魔になる。困ったな、どうやって断るかな。隣でカミラがお腹を擦りながら、成り行きを見守っていたが爆弾発言を落としてきた。

「旦那様、私も迷宮都市フェロニアまでついていきたいです」
 
カミラの発言を聞き、ブライズは物凄い形相に変わり彼女を睨みつけた。

「小娘……今、なんと言った?」

「セシル様のことを旦那様と言いました」

「な、な、な、なんだと! この世でもっとも尊く、もっとも麗しく、もっとも偉大な神の化身であられるセシル様を旦那様などと呼ぶとは不届きな小娘だ! 小娘が死にたいのか!」

「ですが、私のお腹には旦那様のお子がいます」

「……!? σρμνξυψБμАλνξν」

ブライズは相当なショックだったのか、意味不明な言葉を吐きながら、頭を床にガンガン叩きつける。血が吹き出して、床が血で染まっている。
ちょっ、この女は頭が逝っちゃってるのか。異常な行動にドン引きだ。そういえば前にクレスウェルがこいつ狂ってるんじゃ? とか言われていたな。絶対にかかわり合いたくない女だ。

「お、落ち着けブライズ。まだ確実に孕んだと決まったわけではないのだから」

「いいえ、確実に孕みました。証拠に私のお腹から声が聞こえています」

ええ!? 声って、やはり闇がまだ解けていなかったようだな。というか妄想癖があるのは元々の性格なのだろう。
一度、抱かれただけでは、孕んだかなんて分かるわけがないからな。しかもカミラの中で出したのは昨日だし、ちゃんと性愛魔法インファティリティ/避妊をかけたから100%確実に孕んではいない。
パックも少しあきれた顔をしている。だが少しカミラに同情しているのか、憐れむような視線を向けている。

「セシル、カミラを本当に孕ましてあげることは出来ないの? オイラ、グレーターデーモンとの戦いでカミラたちと共闘したから、彼女をセシルと同じ仲間みたいに思っているんだ」

なるほど、さっきの表情はそういうことだったのか。日本にいたときに祖父が言っていた。戦争に一緒に行き、共に戦い死線を切り抜けた同士は特別な仲間意識が芽生えると。
パックもそういうことなのだろう。グレーターデーモンと共に戦い、励まし合い、そして死んでいった仲間たちがいた。特別な仲間意識がパックにも目覚めたのだろう。ま、そのあと仲間はオレがリザレクション/上位蘇生魔法で復活させたのだがな。

「それはダメだ。オレには最優先事項があるのは知っているだろう。すべては魔龍を倒すことに集中し、子供を作るのはそのあとにしないとな。子ができたら、好きな女たちと一緒に育てながら暮らしたい。
今、子供を作ってしまったら、女が1人で育てなければならないのだ。男親のいない子供は可哀想だろう?」

「……そうだよね。優先順位があるもんね」

激しく言い合っているブライズとカミラであったが、ようやくブライズが引いておさまった。カミラの中で散々、神液を出したことをオレが認めたから、孕んだ確率が高いとブライズが判断したのだ。

「ではせめて迷宮都市フェロニアについていくことだけでも、お許しください」

話しているのが面倒だから、どうでもよくなってきた。勝手にすればいいだろう。

「フェロニアに来てもいいだろう。ただし、先ほども言ったが、神の化身と周囲にバレると面倒なことになる。権力者闘争に巻き込まれたり、パルミラ教皇国の敵対勢力からの暗殺者に襲われたりと、目的の邪魔になる。接触はこちらから呼ぶまでしてくるなよ」

「ははぁ~。ついていく事をお許し下さり、ありがたき幸せ!」

床をガンガン頭突きをし、血だらけの顔で言ってくるブライズはマジで怖かった。この判断がどうでるかは分からないが、早く終わらせてカミラとティムガット市での最後の夜伽を楽しみたい。

「それではカミラ、そろそろ宿に戻って夜伽をするぞ。明日の朝早くにはティムガット市を出るから時間がないのだ」

「はい、旦那様。また私の中にください。そして、膣内を旦那様の神液で満たしてください」

司教の部屋を出るときに、後ろからギリギリと歯ぎしりをする音が聞こえるが、スルー機能を発動した。




ーーー白猫亭、セシルの部屋

白猫亭に戻ってくると、夜伽の準備をしてきますといい、カミラは自分の部屋に入っていく。
昨日の夜伽で着ていたような、セクシーな服にでも着替えてくるのだろう。女って準備が色々とあって大変だよな。パックと2人で自室でゆっくりしていると、質問をしてきた。

「ねえセシル、美少女と超絶美少女って、どんな違いがあるの? オイラその違いが分からなくてさぁ~。良かったら教えてくれない?」

「パックよ、よくぞ聞いてくれたな。実は美女の定義、というものがある。詳しく教えてやろう。
①手入れがされている艶のある肌
肌につやがなく手入れが行き届いていない人は超絶美少女といえない。透き通るような美しい肌、健康的で艶のある肌を持っている。
②清潔感あふれる美しい歯
歯並びがよく輝く白い歯は、笑ったときにより美しさを際立たせる。
③心がなごむ優しい笑顔
いつも優しい笑顔を絶やさない人は一緒にいるだけでも心が和むのだ。
④大きくて美しい瞳
くっきりとした二重、長いまつげ、ぱっちりとした目がある。
⑤綺麗な髪
手入れが行き届いた豊かな髪を艶やかにキープしていること。髪は女性の命というだけはある。
⑥女性らしい体つきである
太りすぎたり、痩せすぎたりせず、くびれ部分はしっかりくびれ、肉付きの良い部分にはしっかりボリュームがあるのが超絶美少女のスタイルになる。女性らしい体つきとは、「全体的に、緩やかなカーブがあり、女性独特の優しさや母性愛を感じさせる」ということ。
⑦パーツが作り出す超絶美少女の黄金比
顔における縦のバランスは、顔を3つに分け、長さの比率が1・1・1であると言うこと。その3つとは、髪の毛の生え際から眉頭、眉頭から鼻の下、鼻の下から顎の先に分かれる。横のバランスは、顔の幅が目を横に5つ並べた長さであること。
⑧華やかなオーラを持つ
自分に絶対的な自信があり、精神に余裕があること。女性らしく優雅な雰囲気を持っていて、気品を感じること。
⑨姿勢が良い
姿勢が崩れているだけで、他のすべてが良くても、輝く存在感を出すことはできない。
⑩奥ゆかしいたたずまい
誰にでも優しく接することができる清い心、一歩身を引いて隣の人を立てるおくゆかしさ、美しい身のこなし、女性らしいしぐさ。
以上だ。この中のすべてをクリアしていると超絶美少女ということになる。パック、分かったか?」

「なるほど! やっと超絶美少女の意味が分かった。こんなに条件が厳しいとは、ほとんどいないわけだね。確かにアリシアとカミラが該当するね!」

「そうだ。だけどこれが当てはまるって、むしろ異常なことだからな。女子力が異常なほど高すぎるっていうことだ。
それにカミラにはもう1つ、⑪番目の超絶美少女というべき凄いところがある。これはアリシアですら持っていなかったものだ」

「⑪番目のってなんのことだい?」

「それはな、カミラはイクときの顔が素晴らしく美しいのだ。イクときは顔がどうしてもクチャクチャになるのだが、カミラは逆に力が抜けて、美しさがより強調される」

『コンコン、カチャッ』

パックと定義について、熱く語り合っていると、部屋にカミラが入ってくる。やはり色っぽいキャミソールに下着のみで入ってきた。

「……ん……んちゅ……むん……あ……」

カミラは何も言わず、熱っぽい目でオレを見つめ、抱き締めてきて、口づけをしてきた。カミラの肌からは素敵な臭いがした。まだ17歳という、本来なら大人の体に変わる前の形成途上にある肉体にしか発することのできない香りだ。

その香りを吸っていると、心がとろけそうになる。闇のことをなどどうでもいい。今はこの若い体を舐めつくし、胸にむしゃぶりつき、超絶美少女が持っている黄金のような価値のある陰部に舌を入れ込みたい。

そのような強い衝動に駆られるが、強い自制心で我慢する。獣のようにすることは、超絶美少女に失礼だ。今日は念入りに前戲をして、カミラをとことん感じさせながら、女に生まれて良かったと思わせる絶頂に導きたい。
今日は目的を1つ定めた。膣イキだ。

「パック、今日はマカ/精力絶倫とインファティリティ/避妊だけ頼む」

「あいよ~、夜のオトモ、性愛魔法はパックにお任せあれ!」

パックに魔力が集まってくる。いつもより魔法が少ない分、充電も早いようだ。

《マカ/精力絶倫》
《インファティリティ/避妊》

オレの一物がカァッと光輝き、マカ/精力絶倫が発動すると、次に睾丸と前立腺がインファティリティ/避妊の呪いが発動し、黒い魔力に包まれる。避妊魔法って呪いなんだな。

「ありがとうパック。さすがだな」

「任せてよ! なんたってオイラは夜伽専門妖精だからね!」

「……む……ん……ちゅ……んむ」

セシルとカミラはキスを、時間をかけてしている。何度も何度も舌を絡ませ合い、吸い合っている。それを上からオイラは見ている。

「(セシルごめんね。オイラはどうしてもカミラを孕ませてあげたいんだ。本当にごめん)」

《インファティリティ/避妊、解呪》

『フォン』



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