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第1章
第41話 公衆浴場
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『ガランッ』
白猫亭のドアを開けて中に入ると、通路になっていて、突き当たりがフロントになっている。受付に獣耳人の猫耳族の女の子が立っている。
「いらっしゃいませ~! ただいま宿泊は満室となっておりますにゃ。お食事のみとなっておりますにゃ」
底抜けに明るい太陽のような声だ。オレの方も元気な気持ちが伝染しそうだな。それにしてもせっかく門番のおすすめの宿屋だったのに、満室とは残念だ。だがせっかく来たし、美味しいという評判の食事だけでもしていこう。
「それでは食事だけ頼む」
「はい! ありがとうございますにゃ! それではお名前をお願いしますにゃ」
「名前はセシルという」
「セ、シ、ル……ですにゃ?」
「そうだよ! セシルとパックだよ!」
名前を言うと、猫耳がピクピクと動き、オレの顔をまじまじと見つめる。なんだかさっきと雰囲気が変わったような。
「お客様は、もしかしたら本日朝早くに東門から来た方で、門番ビダルのご紹介ですかにゃ?」
「そうだ。門番ビダルの名前を出せば宿屋が混んでいても泊まることができると聞いて来たのだが、無理そうなら他を当たる。それじゃあな」
「なんだよ~。ビダルは銀貨まで情報料として払ったのにね!」
仕方なく他の宿屋を探そうとパックと宿屋を出ようとすると、猫耳族の女の子は宿屋の出入り口までダッシュで来て、オレたちが帰ることができないようにドアの前に立ちふさがった。狼狽の色を隠しきれないで、動揺していた。
「お客様、うっかりして大変申し訳ありませんにゃ。ちょっと狭い部屋ですが、一部屋空いていましたにゃ。ベッドと机、イスしかないので、銀貨1枚とお安くなっていますにゃ。いかがでしょうかにゃ?」
「なんか変じゃない? 急に態度が変わるところとかさ~。別の宿にした方がオイラいいと思うな!」
「そ、そんなことないですにゃ~。うちは食事が美味しいし、部屋も綺麗なので良い宿と評判なんですにゃ。ぜひ当宿屋にお泊まりくださいにゃ! お願いしますにゃ! ね!」
お願いしますって言われてもな。ただ1泊銀貨1枚か。部屋が狭いのはいいが、何か変だな。ジーっと猫耳族の女の子の目を見ると、サッと目をそらした。やはり何かあるのか?
「そんなに言うならここでもいいか、なあパック」
「う~ん、何かが引っかかるけどいいか」
まあ、何かあっても問題ないからいいか。アイテムボックスからお金を取り出すと、猫耳族の女の子に渡す。
「毎度ありがとうございますにゃ~! 通路を左手が食堂で右手が宿になりますにゃ。夜は飲み屋も兼ねているので、ちょっと騒がしいですにゃ! お客様は24番の部屋になりますにゃ」
「うむ、ありがとう。あと風呂に入りたいのだが、どこにいけばいいのか教えてもらえるか?」
「はい、宿屋の裏手にお風呂がありますにゃ。白猫亭は公衆浴場も運営しておりますから、入られる際は、そちらでお金をお支払くださいにゃ。
……あ、あと白猫亭のサービスでお客様のお体を拭くサービスがございますにゃ。こちらは無料サービスですので、あとでお体を拭きに店員を行かせますので、よろしくお願いしますにゃ」
「いや、お風呂に行くからそれはいらない」
体を拭くサービスはいらないと言ったら、猫耳娘が焦りだした。
「このサービスも白猫亭の自慢ですにゃ! とってもとっても気持ちいいですし、無料ですから、ぜひさせてくださいにゃ!」
「……セシル、やっぱり何かが変だよ。白猫亭は止めておく?」
「いや、ここまで猫耳娘が必死なのを見ると、逆に何があるか気になる。体を拭くサービスもうけるとしよう」
「ほっ。受けてくださいますかにゃ? そうですか! ありがとうございますにゃ。こちらが24部屋の鍵ですにゃ」
猫耳族の女の子から24と書いてある鍵を受け取ると、宿のにいく。チラッと猫耳族の女の子の顔を見ると、明らかに安堵した表情だった。やはり気になるな、絶対なにか隠しているな。
ドアに24と貼ってある部屋の鍵を開けて中に入ると、ベッドが1つ、テーブルと椅子が1つのシンプルな部屋だった。窓を覗くと大通り側だったので、人々が行き交ってざわざわしている。
ヒューマン、ドワーフ、獣耳人が生活している。異世界だな~。でもまだ異世界の代名詞エルフに会っていない。異世界ではよくある話で、エルフは少数で同一民族だけで生活しているのだろうか?
《サポート》
この街にエルフはいるかな?
【ティムガット市にエルフはいない】
やはりいないのか。魔龍討伐して後宮ハーレムを作ったときに、エルフは絶対メンバーにいれたい。ま、いいか。そのうち現れるだろう。
そろそろ宿屋の裏手が裏手にあるという、公衆浴場に行くとしよう。お風呂屋は結構好きで、日本では仕事が終わってから、健康ランドのお風呂によく行っていた。
「公衆浴場に行こうかパック」
「承知~。クリーン魔法って口内から肛門の中まで綺麗になって便利なんだけど、ゆったり出来なくて味気ないんだよね。妖精の国では温泉がいたるところで湧いていたから、やっぱりオイラはお湯でマッタリしたいよね!」
妖精の国に温泉が湧いているのか。妖精は体が小さいからお風呂というより、湖のようなお風呂って感じなのかな?
宿屋の裏手に回ってみると、猫耳娘のいう通り、公衆浴場を営業していた。
公衆浴場に入ると大きなフロントがあり、お洒落な石でできた彫刻が多数あり、雰囲気を出している。人気店らしく、お客の入りもずいぶんいいようだ。
異世界の公衆浴場が珍しいのでフロント前でキョロキョロしていると、どこか気品のある女性がオレをジッと見ている。そして、フロントの受付嬢に何か話している。なんだろう? っと思っていたら、その受付嬢が走ってオレのところにやって来た。
「お客様、申し訳ありませんが、あちらのご婦人がお客様をエステティシャンとして雇いたいとおっしゃっているのですがどうされますか? 給金はかなり弾むと言ってますので悪い話ではないかと」
「エステティシャンというと、オイルを塗ったり、体を泡で洗ったりということをするのだよな? オレはそういうことはしたことがないのだが」
「あ、それなら大丈夫です。こちらで用意をしているオイルを適当に身体中に塗ればいいのですから。それにあちらには優秀な女性の秘書がいますので、指示にしたがってもらえればいいです。実はあの女性は有名な方でして、ジョアンナ・ボルドー様といいます。ティムガット市の最有力商会の奥方様で、今は亡き夫の代わりに商会を切り盛りしておられます。数々の慈善事業も自ら手掛けていますので、とても市民から慕われているのです」
塗ればいいなど、そういうものなのか。いい人のようだし、遊び感覚でやることもいいか。
「分かった、引き受けよう。先方に伝えてくれ。パックもいいよな?」
「うひひ、もちろんいいよ。あの美しいボンキュンボンのプロポーションに負けたなオヌシ」
受付嬢と一緒に先方に引き受けたと伝えると、ジョアンナは両手を叩いて喜んだ。すぐに笑顔で近づいてきた。
「引き受けてくれてありがとう。超絶美少年のあなたをひとめみて、気に入ったからお願いしたのよ。私はジョアンナ・ボルドー。ジョアンナって呼んでね。この娘はアリーよ」
「秘書のアリーです。よろしくお願いいたします」
「オレはセシルだ。今日はよろしく頼む」
「オイラは妖精族のパックというんだよ。よろしく!」
ジョアンナはパックを微笑みながら見ている。本当に気持ちの優しい女性のようだ。評判通りなのだろう。ちょっとやる気が出てきて、一物が少しだけおっきしてきた。静まれ静まれ。
●名前:ジョアンナ・ボルドー
●年齢:22歳
●種族:ヒューマン
●所属:パルミラ教皇国、ティムガット市トラキア商会代表
●身長/体重:168/49
●髪型:金髪腰の下まであるウェーブヘア
●瞳の色:青色
●スリーサイズ:83/58/85
●カップ/形:H/皿型
●経験:あり
●状態:若干興奮
●職業:盗賊
●レベル:25
ジョアンナは緩く波うったようなヘアスタイルで、上流階級の大人といった雰囲気だ。腰の下まであるウェーブは気品を十分に感じさせるものだ。胸は完全に爆乳の域に入っているHカップだ。こんな乳を自由に出来るとは、地域の有力者って羨ましいな。下からポムポムと持ち上げて遊んでみたい。ぐふふふ♪
●名前:アリー
●年齢:16歳
●種族:ヒューマン
●所属:パルミラ教皇国、ティムガット市トラキア商会
●身長/体重:158/44
●髪型:黒髪シニョン
●瞳の色:青色
●スリーサイズ:76/48/77
●カップ/形:B/三角型
●経験:なし
●状態:平常
●職業:戦士
●レベル:15
アリーは束ねた黒髪を後頭部でまとめたスタイルで、ポニーテールの尻尾の部分を丸くしている。秘書っぽくていいな。美女というわけではないが、体全体が細く、細めが好きな人はドストライクだろう。胸はBカップと意外にあり、つるぺったんではない。
公衆浴場の彫刻のほどこされた石扉を開けてなかに入ると、床から蒸気が出ていて暖かい作りとなっている。その影響で室内にいるだけで汗がにじんでくる。この部屋は着替えをする部屋のようだ。男と女で別々の部屋ではないのか。
「蒸気が出ていて暖かいな」
「ここは暖かいですよね。この蒸気があるので、いつでも冷えることがないのです。
アリー、セシルさんとパックさんに着替えをお願いするわね」
「奥様、承知いたしました。服を全部脱いでこれを着てください」
アリーから入浴用の服を受けとる。分かりやすくいうと、ヒモの片側がないエプロンだな。脱ぎやすく、濡れても問題ないようになっている。待てよ、脱ぎやすいって、もしかしたら個室特殊浴場も兼ねているのか? いつでもどこでも夜伽ができるようにエプロンがあるとしたら、とても合理的だな。前からも後ろからもいつでも挿入可能だ。
エプロンを着てさらに石扉を開けて入ると、100人は入れるのではという、巨大な施設だった。体を洗う場所、スチームが出ている場所、個室になっている場所と日本の健康ランドの規模を大きくしたところだった。
男女が一緒に入るところが1番大きな違いだが、エプロンを着ているから問題ないということか。でもエプロンの下は裸だから、チラッと女性の脇を見ると横乳から乳首もバッチリ見えている。逆にエロいのではっと、思ってしまう辺り、まだDT を卒業したばかりの未熟さなのだろう。
「さあ、やっとセシルさんの出番よ。個室を借りているから、そちらでお願いね」
個室に入ると、ジョアンナはオレを見ると嬉しそうにエプロンをとる。彼女のHカップがバイン、バインと大きな縦揺れをおこし、目が釘づけになる。ジョアンナはオレの視線に気がついた。
「うふふ。私、わりと胸大きいでしょう? 自慢なのよ」
アリーが石でできたベッドにフカフカしているタオルを引くと、ジョアンナがそこにうつ伏せになって寝た。尊敬するAV男優クラウド綾戸の手つきを思い出しながら、ワシャワシャと泡立てる。ラティアリア大陸では布を使うのが一般的らしいのだが、どうせならジョアンナに気持ちよく洗体を受けてもらいたい。パックにあの魔法を頼もう。
「パック、あれを頼む」
「女性のこと事ならパックにお任せあれ!」
《ゴットフィンガー/神技》
《クリエイトシリコン/創造》×2
スポンジを2個出すと、泡立てたスポンジで、皮膚に触れるか触れないかという絶妙な強さと速度でジョアンナのボディを洗う。器用度40万も加わって、ジョアンナは最高に気持ち良さそうで、法悦の笑みを浮かべている。
「ああ~、それ気持ちいいわ。フワフワした感触がいいわぁ。その柔らかい布? みたいな物は何ですの?」
「これはオレが魔法で作り出した洗体専門のスポンジというものだ」
「そうなのね。う……んん……あ……んむ……気持ちよすぎて変な気持ちになってくるわ」
そうだろうな。変態妖精パックのゴットフィンガー/神技を使い、それを尊敬するAV男優クラウド綾戸の手つきで洗体を行っているのだ。彼はリアルゴッドフィンガーの持ち主だからな。ぐふふふ♪
「それでは今度は上向きになってください」
「あ……んく……はぁはぁはぁはぁ、分かったわ」
息が荒くなっているジョアンナは今度は上向きになる。上向きでも手足、首、お腹、最後に胸を洗う。円を描くように、スポンジのスピードが早くても駄目だし、遅くても駄目だ。
「はぁはぁはぁ……うっく……ふぅ……ああ~ん……いい……」
ジョアンナの目が恍惚としてうっとりとしている。独り言のように喘いでいる。だいぶ意識が快楽でぶっ飛んできたようだ、ぐふふふふ♪
「パック、クリエイトローション/潤滑油を頼む」
「あいよ~」
《クリエイトローション/潤滑油》
ジョアンナとオレの間にぬるぬるしたローションが発生する。スポンジで洗うのをやめ、オレの体を使い、体全体で滑りながら、上下移動をする。吉原の風俗嬢が使っているあのテクニックだ。ジョアンナはすでに快楽で完全に意識がなくなり、快楽を貪っている。我慢の限界が近づいているようだ。
「そろそろ頃合いだな。パック頼む」
「あいあいさ~。夜だけ無敵のパックにおまかせ!」
《インファティリティ/避妊》
《マカ/精力絶倫》
《センシティビリ/感度上昇》
「おまけにアリーも来なさい」
アリーの手を引き、ベッド上のジョアンナの横に寝かせた。
「え! な、なにこれ! 何かが体の中から何かが上がってくる……い、いや、怖い! 怖い! ひぃぐぅ!」
『ブッシュ~ッ』
アリーは陰部から潮吹きをしてしまった。センシティビリ/感度上昇を宿した手でつかまれて、アリーは昇天した。主人より先にイクとは何事だ。絶頂もはじめての体験だったようで、イクという事がよく分からず、怖いという表現だった。
ビュルビュル潮を吹いているアリーの横で、オレは太く、長く、真珠が100個入った、黒光りした一物をジョアンナの膣口に合わせた。
ーーー2時間後
「奥様、申し訳ありません。勢いで挿入しちゃいました。膣内では出していないのでご安心ください」
「いえ、いいのよ。とってもとっても良かったわ。あなたが気持ちいいなら中で出してくれても良かったのよ。それにしてもあなたの技術って凄いのね。途中から意識が飛んでしまったわ。アリーまで散々イカされちゃったのね」
「……奥様、申し訳ありません」
「アリーいいのよ。あなたもそろそろ彼氏の1人でも見つけてあげないとね。好きな人がいたら、連れていらっしゃいな」
カァっと赤くなるアリー。優しい主人に恵まれて、幸せそうで何よりだな。アリーは処女なので、もちろんそれを奪ってはいない。了承がない限りは、そこだけは守らなくてはならない。
そのあともゆっくりと湯船に浸かり、最後にジョアンナの体をタオルで綺麗に拭き取って終了となった。
帰り際、オレもHカップをいじらせてもらい、大満足だったのでお金もいただかずに、忘れてしまって帰ろうとした。
「待って、お代を忘れているわ」
袋を渡されて、中を見ると金貨10枚が入っている。
「これは貰いすぎでは?」
「いいのよ、こんなに満足したのははじめてだから。今度また洗体をお願いね。絶対よ、セシル様」
最後に熟成した女性の濃厚なキスをしてくる。いつの間にか、様づけになっている。Hカップはそうはいないから、またティムガット市に来たらトラキア商会に来るとしよう。
白猫亭の24部屋に戻ると、すぐにベッドに横になる。ふぁ~。まだ昼すぎだというのに、急に眠くなってきた。久しぶりに湯に浸かったこともあり、体もポカポカ暖まったし眠気も出るよな。
この異世界ラティアリア大陸に来てから、いきなり龍と戦闘をし、色々な女性と夜伽をした。たくさんの女の子を夜伽で猛烈にピストン運動をして失神イキさせ、寝かせたあとも洋菓子を作ったり、魔法の実験をしたりやってきていたので、実はほとんどこっちに来てから寝ていない。
一昨日に100人以上の女性を1度に相手をしたときは、さすがに空がオレンジ色に見えるようになり、さすがのエロース神様の体でも、寝ないとヤバイかもって思った。でも昨日のサーシャの羞恥プレイが思いのほか興奮して良かったから、結局寝ていないのだ。
16歳に若返ったからか、まだまだ疲れを感じていない。今ならブラック企業でも24時間働けそうな気がする。だが睡眠も大事だ。今は久々にゆっくり寝るとしよう。布団が魔物のように睡魔を呼び起こした。
白猫亭のドアを開けて中に入ると、通路になっていて、突き当たりがフロントになっている。受付に獣耳人の猫耳族の女の子が立っている。
「いらっしゃいませ~! ただいま宿泊は満室となっておりますにゃ。お食事のみとなっておりますにゃ」
底抜けに明るい太陽のような声だ。オレの方も元気な気持ちが伝染しそうだな。それにしてもせっかく門番のおすすめの宿屋だったのに、満室とは残念だ。だがせっかく来たし、美味しいという評判の食事だけでもしていこう。
「それでは食事だけ頼む」
「はい! ありがとうございますにゃ! それではお名前をお願いしますにゃ」
「名前はセシルという」
「セ、シ、ル……ですにゃ?」
「そうだよ! セシルとパックだよ!」
名前を言うと、猫耳がピクピクと動き、オレの顔をまじまじと見つめる。なんだかさっきと雰囲気が変わったような。
「お客様は、もしかしたら本日朝早くに東門から来た方で、門番ビダルのご紹介ですかにゃ?」
「そうだ。門番ビダルの名前を出せば宿屋が混んでいても泊まることができると聞いて来たのだが、無理そうなら他を当たる。それじゃあな」
「なんだよ~。ビダルは銀貨まで情報料として払ったのにね!」
仕方なく他の宿屋を探そうとパックと宿屋を出ようとすると、猫耳族の女の子は宿屋の出入り口までダッシュで来て、オレたちが帰ることができないようにドアの前に立ちふさがった。狼狽の色を隠しきれないで、動揺していた。
「お客様、うっかりして大変申し訳ありませんにゃ。ちょっと狭い部屋ですが、一部屋空いていましたにゃ。ベッドと机、イスしかないので、銀貨1枚とお安くなっていますにゃ。いかがでしょうかにゃ?」
「なんか変じゃない? 急に態度が変わるところとかさ~。別の宿にした方がオイラいいと思うな!」
「そ、そんなことないですにゃ~。うちは食事が美味しいし、部屋も綺麗なので良い宿と評判なんですにゃ。ぜひ当宿屋にお泊まりくださいにゃ! お願いしますにゃ! ね!」
お願いしますって言われてもな。ただ1泊銀貨1枚か。部屋が狭いのはいいが、何か変だな。ジーっと猫耳族の女の子の目を見ると、サッと目をそらした。やはり何かあるのか?
「そんなに言うならここでもいいか、なあパック」
「う~ん、何かが引っかかるけどいいか」
まあ、何かあっても問題ないからいいか。アイテムボックスからお金を取り出すと、猫耳族の女の子に渡す。
「毎度ありがとうございますにゃ~! 通路を左手が食堂で右手が宿になりますにゃ。夜は飲み屋も兼ねているので、ちょっと騒がしいですにゃ! お客様は24番の部屋になりますにゃ」
「うむ、ありがとう。あと風呂に入りたいのだが、どこにいけばいいのか教えてもらえるか?」
「はい、宿屋の裏手にお風呂がありますにゃ。白猫亭は公衆浴場も運営しておりますから、入られる際は、そちらでお金をお支払くださいにゃ。
……あ、あと白猫亭のサービスでお客様のお体を拭くサービスがございますにゃ。こちらは無料サービスですので、あとでお体を拭きに店員を行かせますので、よろしくお願いしますにゃ」
「いや、お風呂に行くからそれはいらない」
体を拭くサービスはいらないと言ったら、猫耳娘が焦りだした。
「このサービスも白猫亭の自慢ですにゃ! とってもとっても気持ちいいですし、無料ですから、ぜひさせてくださいにゃ!」
「……セシル、やっぱり何かが変だよ。白猫亭は止めておく?」
「いや、ここまで猫耳娘が必死なのを見ると、逆に何があるか気になる。体を拭くサービスもうけるとしよう」
「ほっ。受けてくださいますかにゃ? そうですか! ありがとうございますにゃ。こちらが24部屋の鍵ですにゃ」
猫耳族の女の子から24と書いてある鍵を受け取ると、宿のにいく。チラッと猫耳族の女の子の顔を見ると、明らかに安堵した表情だった。やはり気になるな、絶対なにか隠しているな。
ドアに24と貼ってある部屋の鍵を開けて中に入ると、ベッドが1つ、テーブルと椅子が1つのシンプルな部屋だった。窓を覗くと大通り側だったので、人々が行き交ってざわざわしている。
ヒューマン、ドワーフ、獣耳人が生活している。異世界だな~。でもまだ異世界の代名詞エルフに会っていない。異世界ではよくある話で、エルフは少数で同一民族だけで生活しているのだろうか?
《サポート》
この街にエルフはいるかな?
【ティムガット市にエルフはいない】
やはりいないのか。魔龍討伐して後宮ハーレムを作ったときに、エルフは絶対メンバーにいれたい。ま、いいか。そのうち現れるだろう。
そろそろ宿屋の裏手が裏手にあるという、公衆浴場に行くとしよう。お風呂屋は結構好きで、日本では仕事が終わってから、健康ランドのお風呂によく行っていた。
「公衆浴場に行こうかパック」
「承知~。クリーン魔法って口内から肛門の中まで綺麗になって便利なんだけど、ゆったり出来なくて味気ないんだよね。妖精の国では温泉がいたるところで湧いていたから、やっぱりオイラはお湯でマッタリしたいよね!」
妖精の国に温泉が湧いているのか。妖精は体が小さいからお風呂というより、湖のようなお風呂って感じなのかな?
宿屋の裏手に回ってみると、猫耳娘のいう通り、公衆浴場を営業していた。
公衆浴場に入ると大きなフロントがあり、お洒落な石でできた彫刻が多数あり、雰囲気を出している。人気店らしく、お客の入りもずいぶんいいようだ。
異世界の公衆浴場が珍しいのでフロント前でキョロキョロしていると、どこか気品のある女性がオレをジッと見ている。そして、フロントの受付嬢に何か話している。なんだろう? っと思っていたら、その受付嬢が走ってオレのところにやって来た。
「お客様、申し訳ありませんが、あちらのご婦人がお客様をエステティシャンとして雇いたいとおっしゃっているのですがどうされますか? 給金はかなり弾むと言ってますので悪い話ではないかと」
「エステティシャンというと、オイルを塗ったり、体を泡で洗ったりということをするのだよな? オレはそういうことはしたことがないのだが」
「あ、それなら大丈夫です。こちらで用意をしているオイルを適当に身体中に塗ればいいのですから。それにあちらには優秀な女性の秘書がいますので、指示にしたがってもらえればいいです。実はあの女性は有名な方でして、ジョアンナ・ボルドー様といいます。ティムガット市の最有力商会の奥方様で、今は亡き夫の代わりに商会を切り盛りしておられます。数々の慈善事業も自ら手掛けていますので、とても市民から慕われているのです」
塗ればいいなど、そういうものなのか。いい人のようだし、遊び感覚でやることもいいか。
「分かった、引き受けよう。先方に伝えてくれ。パックもいいよな?」
「うひひ、もちろんいいよ。あの美しいボンキュンボンのプロポーションに負けたなオヌシ」
受付嬢と一緒に先方に引き受けたと伝えると、ジョアンナは両手を叩いて喜んだ。すぐに笑顔で近づいてきた。
「引き受けてくれてありがとう。超絶美少年のあなたをひとめみて、気に入ったからお願いしたのよ。私はジョアンナ・ボルドー。ジョアンナって呼んでね。この娘はアリーよ」
「秘書のアリーです。よろしくお願いいたします」
「オレはセシルだ。今日はよろしく頼む」
「オイラは妖精族のパックというんだよ。よろしく!」
ジョアンナはパックを微笑みながら見ている。本当に気持ちの優しい女性のようだ。評判通りなのだろう。ちょっとやる気が出てきて、一物が少しだけおっきしてきた。静まれ静まれ。
●名前:ジョアンナ・ボルドー
●年齢:22歳
●種族:ヒューマン
●所属:パルミラ教皇国、ティムガット市トラキア商会代表
●身長/体重:168/49
●髪型:金髪腰の下まであるウェーブヘア
●瞳の色:青色
●スリーサイズ:83/58/85
●カップ/形:H/皿型
●経験:あり
●状態:若干興奮
●職業:盗賊
●レベル:25
ジョアンナは緩く波うったようなヘアスタイルで、上流階級の大人といった雰囲気だ。腰の下まであるウェーブは気品を十分に感じさせるものだ。胸は完全に爆乳の域に入っているHカップだ。こんな乳を自由に出来るとは、地域の有力者って羨ましいな。下からポムポムと持ち上げて遊んでみたい。ぐふふふ♪
●名前:アリー
●年齢:16歳
●種族:ヒューマン
●所属:パルミラ教皇国、ティムガット市トラキア商会
●身長/体重:158/44
●髪型:黒髪シニョン
●瞳の色:青色
●スリーサイズ:76/48/77
●カップ/形:B/三角型
●経験:なし
●状態:平常
●職業:戦士
●レベル:15
アリーは束ねた黒髪を後頭部でまとめたスタイルで、ポニーテールの尻尾の部分を丸くしている。秘書っぽくていいな。美女というわけではないが、体全体が細く、細めが好きな人はドストライクだろう。胸はBカップと意外にあり、つるぺったんではない。
公衆浴場の彫刻のほどこされた石扉を開けてなかに入ると、床から蒸気が出ていて暖かい作りとなっている。その影響で室内にいるだけで汗がにじんでくる。この部屋は着替えをする部屋のようだ。男と女で別々の部屋ではないのか。
「蒸気が出ていて暖かいな」
「ここは暖かいですよね。この蒸気があるので、いつでも冷えることがないのです。
アリー、セシルさんとパックさんに着替えをお願いするわね」
「奥様、承知いたしました。服を全部脱いでこれを着てください」
アリーから入浴用の服を受けとる。分かりやすくいうと、ヒモの片側がないエプロンだな。脱ぎやすく、濡れても問題ないようになっている。待てよ、脱ぎやすいって、もしかしたら個室特殊浴場も兼ねているのか? いつでもどこでも夜伽ができるようにエプロンがあるとしたら、とても合理的だな。前からも後ろからもいつでも挿入可能だ。
エプロンを着てさらに石扉を開けて入ると、100人は入れるのではという、巨大な施設だった。体を洗う場所、スチームが出ている場所、個室になっている場所と日本の健康ランドの規模を大きくしたところだった。
男女が一緒に入るところが1番大きな違いだが、エプロンを着ているから問題ないということか。でもエプロンの下は裸だから、チラッと女性の脇を見ると横乳から乳首もバッチリ見えている。逆にエロいのではっと、思ってしまう辺り、まだDT を卒業したばかりの未熟さなのだろう。
「さあ、やっとセシルさんの出番よ。個室を借りているから、そちらでお願いね」
個室に入ると、ジョアンナはオレを見ると嬉しそうにエプロンをとる。彼女のHカップがバイン、バインと大きな縦揺れをおこし、目が釘づけになる。ジョアンナはオレの視線に気がついた。
「うふふ。私、わりと胸大きいでしょう? 自慢なのよ」
アリーが石でできたベッドにフカフカしているタオルを引くと、ジョアンナがそこにうつ伏せになって寝た。尊敬するAV男優クラウド綾戸の手つきを思い出しながら、ワシャワシャと泡立てる。ラティアリア大陸では布を使うのが一般的らしいのだが、どうせならジョアンナに気持ちよく洗体を受けてもらいたい。パックにあの魔法を頼もう。
「パック、あれを頼む」
「女性のこと事ならパックにお任せあれ!」
《ゴットフィンガー/神技》
《クリエイトシリコン/創造》×2
スポンジを2個出すと、泡立てたスポンジで、皮膚に触れるか触れないかという絶妙な強さと速度でジョアンナのボディを洗う。器用度40万も加わって、ジョアンナは最高に気持ち良さそうで、法悦の笑みを浮かべている。
「ああ~、それ気持ちいいわ。フワフワした感触がいいわぁ。その柔らかい布? みたいな物は何ですの?」
「これはオレが魔法で作り出した洗体専門のスポンジというものだ」
「そうなのね。う……んん……あ……んむ……気持ちよすぎて変な気持ちになってくるわ」
そうだろうな。変態妖精パックのゴットフィンガー/神技を使い、それを尊敬するAV男優クラウド綾戸の手つきで洗体を行っているのだ。彼はリアルゴッドフィンガーの持ち主だからな。ぐふふふ♪
「それでは今度は上向きになってください」
「あ……んく……はぁはぁはぁはぁ、分かったわ」
息が荒くなっているジョアンナは今度は上向きになる。上向きでも手足、首、お腹、最後に胸を洗う。円を描くように、スポンジのスピードが早くても駄目だし、遅くても駄目だ。
「はぁはぁはぁ……うっく……ふぅ……ああ~ん……いい……」
ジョアンナの目が恍惚としてうっとりとしている。独り言のように喘いでいる。だいぶ意識が快楽でぶっ飛んできたようだ、ぐふふふふ♪
「パック、クリエイトローション/潤滑油を頼む」
「あいよ~」
《クリエイトローション/潤滑油》
ジョアンナとオレの間にぬるぬるしたローションが発生する。スポンジで洗うのをやめ、オレの体を使い、体全体で滑りながら、上下移動をする。吉原の風俗嬢が使っているあのテクニックだ。ジョアンナはすでに快楽で完全に意識がなくなり、快楽を貪っている。我慢の限界が近づいているようだ。
「そろそろ頃合いだな。パック頼む」
「あいあいさ~。夜だけ無敵のパックにおまかせ!」
《インファティリティ/避妊》
《マカ/精力絶倫》
《センシティビリ/感度上昇》
「おまけにアリーも来なさい」
アリーの手を引き、ベッド上のジョアンナの横に寝かせた。
「え! な、なにこれ! 何かが体の中から何かが上がってくる……い、いや、怖い! 怖い! ひぃぐぅ!」
『ブッシュ~ッ』
アリーは陰部から潮吹きをしてしまった。センシティビリ/感度上昇を宿した手でつかまれて、アリーは昇天した。主人より先にイクとは何事だ。絶頂もはじめての体験だったようで、イクという事がよく分からず、怖いという表現だった。
ビュルビュル潮を吹いているアリーの横で、オレは太く、長く、真珠が100個入った、黒光りした一物をジョアンナの膣口に合わせた。
ーーー2時間後
「奥様、申し訳ありません。勢いで挿入しちゃいました。膣内では出していないのでご安心ください」
「いえ、いいのよ。とってもとっても良かったわ。あなたが気持ちいいなら中で出してくれても良かったのよ。それにしてもあなたの技術って凄いのね。途中から意識が飛んでしまったわ。アリーまで散々イカされちゃったのね」
「……奥様、申し訳ありません」
「アリーいいのよ。あなたもそろそろ彼氏の1人でも見つけてあげないとね。好きな人がいたら、連れていらっしゃいな」
カァっと赤くなるアリー。優しい主人に恵まれて、幸せそうで何よりだな。アリーは処女なので、もちろんそれを奪ってはいない。了承がない限りは、そこだけは守らなくてはならない。
そのあともゆっくりと湯船に浸かり、最後にジョアンナの体をタオルで綺麗に拭き取って終了となった。
帰り際、オレもHカップをいじらせてもらい、大満足だったのでお金もいただかずに、忘れてしまって帰ろうとした。
「待って、お代を忘れているわ」
袋を渡されて、中を見ると金貨10枚が入っている。
「これは貰いすぎでは?」
「いいのよ、こんなに満足したのははじめてだから。今度また洗体をお願いね。絶対よ、セシル様」
最後に熟成した女性の濃厚なキスをしてくる。いつの間にか、様づけになっている。Hカップはそうはいないから、またティムガット市に来たらトラキア商会に来るとしよう。
白猫亭の24部屋に戻ると、すぐにベッドに横になる。ふぁ~。まだ昼すぎだというのに、急に眠くなってきた。久しぶりに湯に浸かったこともあり、体もポカポカ暖まったし眠気も出るよな。
この異世界ラティアリア大陸に来てから、いきなり龍と戦闘をし、色々な女性と夜伽をした。たくさんの女の子を夜伽で猛烈にピストン運動をして失神イキさせ、寝かせたあとも洋菓子を作ったり、魔法の実験をしたりやってきていたので、実はほとんどこっちに来てから寝ていない。
一昨日に100人以上の女性を1度に相手をしたときは、さすがに空がオレンジ色に見えるようになり、さすがのエロース神様の体でも、寝ないとヤバイかもって思った。でも昨日のサーシャの羞恥プレイが思いのほか興奮して良かったから、結局寝ていないのだ。
16歳に若返ったからか、まだまだ疲れを感じていない。今ならブラック企業でも24時間働けそうな気がする。だが睡眠も大事だ。今は久々にゆっくり寝るとしよう。布団が魔物のように睡魔を呼び起こした。
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