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第1章
第3話 口移し
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「セシル様お待たせいたしました。お食事をお持ちいたしましたわ。あら? ルシィルはどうしたのですか? 真っ赤な顔をしているわ? 体調でも悪いのかしら?」
マジックハンド/魔力の手お仕置きで巨乳を蹂躙され、軽くイカされたため体が熱っぽくなってるルシィルは首を横に降る。
「いえ~大丈夫ですぅ~問題ないですわぁ~。はぁはぁはぁ」
「本当に大丈夫かしら? 体調が悪いようなら無理しないでね。先に休んでもらってもいいから。それではセシル様、失礼いたしますわ」
そう言うと、アリシアはベッドに上がってオレの横に来る。オレを軽くスッと持ち上げて素早く後ろに回り込む。オレはアリシアの全面に寄りかかされる。後頭部がちょうど、胸の谷間のちょうど真ん中にスッポリ入る。若い女の子の双丘は、ポワンポワンして後頭部がとっても気持ち良い。ぐふふふ♪
心がトロケそうなフィット感に感動した。女の子の胸の谷間って、きっとこのために存在するのだな。
以前、車マニアの友人がシートを改造し、レーシングカー用シートに変えたことがあった。あの時の感覚に似ている。体と頭がちょうど良い感じに締められて、シートに抱きしめられているフィット感だ。アリシアシートと名づけようか。
オレの背中がアリシア16歳の柔らかく、温かな筋肉にささえられる。感触が心地よく素晴らしい。服の上からでもアリシアの美しいボディラインがよく分かる。できたら巨乳ルシィルに前からも挟んでもらって、サンドイッチとかやってくれないかな。ぐふふ♪ 声を出せないのが悔しすぎる。はやく魂と肉体の調和が終われとと強くエロース神に抗議したい。
「クレタ、それではワインを薄めたものを渡してくださる?」
「かしこまりました。アリシア様」
ワインを薄めて飲むのか? 異世界だと定番だが、基本的に酒自体、転移前ではあまり飲んだことがないな。デザートにはやはり紅茶か珈琲が合うからな。
クレタは水差しの中に白い液体が入っているものを水で薄めてアリシアに渡している。
「これは食前酒ですわ。ワインを水で薄めたものですわ」
ワインを水差しに入れて薄め、オレの口にそっと入れてくる。異世界初のお酒だ。
「ゴホッゴホッゴホッ」
ワインは誤って、食道ではなく気管に入ってしまい、むせてしまう。なにせ力が全く入らないからゴクリと飲むことができないのだ。
さらにこの肉体で口から飲み物を飲むことは初めてだから、仕方ないか。
アリシアは丁寧にハンカチで口の周りから胸の辺りまで吹いてくれる。
「まあ、どうしましょう。液体が飲めないのでは食べ物を食べることは難しいのではないかしら。もう何度かやってみましょう」
アリシアは何度か食前酒を口に入れて試すものの、何度やってもオレはむせてしまう。何度もむせて少し胸が苦しい。
困ったわ、と修道女3人で解決策を話していたが、突如として天然系美少女ルシィルがとんでもないことを言い出した。
「前に私の出身村で~、若い男性が大怪我して意識が何日も戻らなかったということがありましたぁ~。
その時~、村の長老が水や食べ物を自分の口に入れて咀嚼しました~。それをその男性に口移しで直接入れたら不思議と喉を通りました~。もしかしたらうまくいくかもしれません~。口移しを試してみてはいかがでしょうかぁ~?」
オレは体中の血が凍るような悪寒に襲われた。ブルブルと身の毛がよだつ恐ろしい話だ。長老って当然、男なんだろうな。その若者は悲惨だな。悲劇だな。一生の黒歴史誕生だな。
あとで意識が戻ったとき、その話をその若者が知ってしまったら、終わりのない悪夢を死ぬまでみることになるだろう。最悪、村で語り継がれるかもしれないな。若者のその後をルシィルにぜひ聞いてみたい。
その話を持ち出したルシィルもクレタも、恥ずかしさで頬が真っ赤になっている。アリシアはオレの後ろにいるから見えないが、きっと真っ赤なんだろう。なんとなく後ろから熱気を感じるな。恋に夢と希望を持つ処女に今の話は聞かせてはいけない。
しばらく3人ともに黙っていたが、重い口をクレタが開いた。
「アリシア様はパルミラの聖女様です。そのようなことをさせられません。私がセシル様に……く、く、口移しを行うということではいかがでしょうか? 修道女としてエロース神様に仕える身です。羞恥心などは克服してみせます」
そう言っておきながらクレタはもう耳まで真っ赤で、もはや髪の毛が燃えそうな勢いだ。修道女だけあって、当然のように男性経験がないから純情だ。
ステータス情報でもHの経験なしだしな。それに若い女の子が45歳のおっさんにそんな事をするのは気が引ける。してくれたらメッチャクチャ嬉しいけどな、ぐふふふ♪
あ、そういえば今は16歳の肉体を持つ同世代だから大丈夫か。神様のクリエイトキャラクターで見た目も、転移前とはまるで違うイケメンキャラだしな。
オレの正体は、どこにでもいるようなフツメンだ。中の下くらいと自分では評価していた。顔は別段なんの特徴もなかったから、そのせいで人に名前を覚えてもらうのに苦労した。自前でステルス機能を搭載していたのだ。
またもや修道女たちは、誰も喋らず沈黙の時間が続いていく。静かだ。みんなフリーズ中だ。年頃の処女には、口移しというものは、恥じらい100%なのだろう。
おいおい、そこで耳まで真っ赤な顔して固まってるルシィル。この空気の責任を取ってお前がやれ! って言いたい。
だがその沈黙を破ったのはアリシアだった。
「わたくしはセシル様のお世話のすべてを行うと宣言しましたわ。……だ、だから。く、くく、口移しはわたくしがやるべきですわ。いいえ、もうやると決めましたわ」
アリシアは決意して力強くそう言う。クレタとルシィルはコクリと頷く。オレに意見は聞いてくれないのか。みなそのことに気がつかないくらいテンパっているらしい。
「それではセシル様、お食事はわたくしの口から直接入れますわ。ルシィルはセシル様の後ろに回りご神体を支えてください。クレタは食事をわたくしに渡してちょうだい」
アリシアは相当に緊張し、強張った表情をしている。角張った90年代のポリゴンゲームみたいな顔でニコリと微笑んだ。
ええ! マジで! 本当にやるのか? こんな超絶美少女がオレに口移しで食事をさせてくれるなんて……エロース様召喚してくれてありがとうございました!
でもあえて言わせてもらう。これは怪我人?? の看護であり、決してエロではないことを宣言させてもらおう。
ルシィルはオレの後ろに回り、オレの体を支える。……デカイ。ルシィル胸でかい。頭が押されて少し前に俯いてしまう。さっき胸を揉んだときに大きいと気づいていたが、この娘、Gカップくらいはあるんじゃないか?
そういえばルシィルだけ、まだステータスを見ていなかった。何カップかぜひ知りたい。あとの楽しみにとっておこう。
「……ルシィル。セシル様の頭が前に押されていますわ。もう少し後ろにご神体を傾けてくださいね」
「はい~承知いたしましたぁ~」
アリシアは横にずれて食べさせやすい体勢をとると食前酒のワインを口に含む。そしてオレの口にダイレクトに触れて飲料を流し込む。
おお! 生涯で初キスゲット!
「ん……む……んちゅ……」
アリシアは処女で、キスをしたことがないから、不慣れのため少しワインがこぼれた。でもそれを丁寧にハンカチで拭いてくれる。優しい女の子だな。
ルシィルの言う通り、なぜかむせずに飲むことができた。なんだか不思議だが長老グッジョブ♪ 心で親指を立てた。
それにしてもやばいな! 女の子の唇ってこんなに柔らかいんだ。そして甘い良い香りがする。DT には刺激が強すぎる~。
口移しの初体験で興奮し、一物が少しおっきしてきた。こんなシチュエーションで本当に恥ずかしい~。一物よ耐えろ。頼むから耐えてくれ~。
……無理でした。恐るべしは16歳の体。完全に制御不能となっている。フルでおっきしてしまいました。せめておっきしていることにアリシアさん気がつかないで! お願いエロース神様。
『チラッ』
……あ、アリシアは気がついちゃいました。カァッと耳まで真っ赤になっている。オレも助けてもらっておきながら罪深い男だな。ふっ。
当然、御付きの2人もバッチリ気がついて、火のように真っ赤だ。修道女だから3人とも一物の耐性がないんだな。ステータスの経験もなしだしな。オレの一物は、この場の空気感を蹂躙している。しかももとのサイズよりもだいぶ大きい。転移前のオレのサイズの倍はありそうだ。神仕様というわけか。
「……そ、それでは次は前菜のメリジャノサラダですわ」
アリシアは、もむもむもむとしばらく咀嚼すると、オレの口に唇を合わせる。先程は飲料がこぼれてしまったので、アリシアは舌をオレの口の内部まで差し込んできて、口渡しをしてきた。ディープキスか。はやくもコツをつかんだとはアリシア侮れんな。
「……む……ちゅ……んちゅ……」
食べ物は問題なくオレの喉を自然にコクリコクリと通っていく。
アリシアは恥ずかしそうに微笑む。緊張して、ぎこちない笑顔だが可愛い。
「無事に食べることができましたわ。良かったですわ。ルシィルも教えてくれてありがとう」
最初は少し咀嚼したものを食べるとかどうかなって思った。
しかしアリシアからは若い女性特有の柑橘系のような甘い香りがした。まだ16歳という若い肉体からしか発っすることのない特別な匂いだろう。日向のものと少しだけ似ているようだ。女の子がこんなにも香りが良いとは知らなかった。
転移前はデザートに命をかけるって、カッコつけてたが猛烈に今、後悔している。
いつも洋菓子の香りばっかり嗅いでいたからな。それとは違う心地良さだ。触れた唇もプルプルとしてプティングのように感触が良く柔らかい。ん~、ハマりそう。
料理はアリシア風味になってしまったため、まったく分からなかった。実際、興奮してしまったのだ。体がおおいに反応してしまって、味わうという余裕がなかった。ま、そのうち落ち着いてから、色々まわって探求することにする。
食事が滞りなく終わるとクレタとルシィルは食器を持って出て行く。しばらくオレは再びアリシア椅子にかけさせられて優しくハグをされていたが、ゆっくりとベッドに寝かされる。
「それではセシル様、わたくしは、隣の部屋にて待機しております。何かありましたら、声を出してお呼びいただければすぐ参ります。それとお風呂がここにはないのでクリーン魔法をかけさせていただきます。そうですわね……今日はミント系の香りでいきますわ」
《クリーンミント》
オレの身体中に泡のようなものが発生する。ん~。泡はきめ細かくて、とてもミントの香りがいい感じだ。髪の毛もふわっとしている。頭を洗った後の爽快感すらある。
口内も食べ物の匂いが消えて、ミントに変わった。
さすが異世界。さっき魔法の実験をしていたときと違い、ミント系の香りもだせるとは、生活魔法クリーンはすごいな。アリシアがクリーンを使ったときも、オレが使ったときと同じで、体だけでなく服、さらには口の中まで綺麗になっている。お尻もシュワシュワしている。この辺りは同じ効果なのだな。
アリシアはオレから泡が消えるのを見届けてから隣の部屋に出て行く。な~んだ。やはり同じ布団で寝てくれるわけじゃないのか、残念。若干残念さはあるものの、まだずーっと異世界生活は続くからな。エロース神様は日本にはもう戻れないと言っていた。それは今後の楽しみということにするか。
激動の異世界初日。ワクワクドキドキが止まらなかったな。
超絶美少女に口移しで食べさせてもらうなど、初体験もあったしな。明日から楽しみだ。
マジックハンド/魔力の手お仕置きで巨乳を蹂躙され、軽くイカされたため体が熱っぽくなってるルシィルは首を横に降る。
「いえ~大丈夫ですぅ~問題ないですわぁ~。はぁはぁはぁ」
「本当に大丈夫かしら? 体調が悪いようなら無理しないでね。先に休んでもらってもいいから。それではセシル様、失礼いたしますわ」
そう言うと、アリシアはベッドに上がってオレの横に来る。オレを軽くスッと持ち上げて素早く後ろに回り込む。オレはアリシアの全面に寄りかかされる。後頭部がちょうど、胸の谷間のちょうど真ん中にスッポリ入る。若い女の子の双丘は、ポワンポワンして後頭部がとっても気持ち良い。ぐふふふ♪
心がトロケそうなフィット感に感動した。女の子の胸の谷間って、きっとこのために存在するのだな。
以前、車マニアの友人がシートを改造し、レーシングカー用シートに変えたことがあった。あの時の感覚に似ている。体と頭がちょうど良い感じに締められて、シートに抱きしめられているフィット感だ。アリシアシートと名づけようか。
オレの背中がアリシア16歳の柔らかく、温かな筋肉にささえられる。感触が心地よく素晴らしい。服の上からでもアリシアの美しいボディラインがよく分かる。できたら巨乳ルシィルに前からも挟んでもらって、サンドイッチとかやってくれないかな。ぐふふ♪ 声を出せないのが悔しすぎる。はやく魂と肉体の調和が終われとと強くエロース神に抗議したい。
「クレタ、それではワインを薄めたものを渡してくださる?」
「かしこまりました。アリシア様」
ワインを薄めて飲むのか? 異世界だと定番だが、基本的に酒自体、転移前ではあまり飲んだことがないな。デザートにはやはり紅茶か珈琲が合うからな。
クレタは水差しの中に白い液体が入っているものを水で薄めてアリシアに渡している。
「これは食前酒ですわ。ワインを水で薄めたものですわ」
ワインを水差しに入れて薄め、オレの口にそっと入れてくる。異世界初のお酒だ。
「ゴホッゴホッゴホッ」
ワインは誤って、食道ではなく気管に入ってしまい、むせてしまう。なにせ力が全く入らないからゴクリと飲むことができないのだ。
さらにこの肉体で口から飲み物を飲むことは初めてだから、仕方ないか。
アリシアは丁寧にハンカチで口の周りから胸の辺りまで吹いてくれる。
「まあ、どうしましょう。液体が飲めないのでは食べ物を食べることは難しいのではないかしら。もう何度かやってみましょう」
アリシアは何度か食前酒を口に入れて試すものの、何度やってもオレはむせてしまう。何度もむせて少し胸が苦しい。
困ったわ、と修道女3人で解決策を話していたが、突如として天然系美少女ルシィルがとんでもないことを言い出した。
「前に私の出身村で~、若い男性が大怪我して意識が何日も戻らなかったということがありましたぁ~。
その時~、村の長老が水や食べ物を自分の口に入れて咀嚼しました~。それをその男性に口移しで直接入れたら不思議と喉を通りました~。もしかしたらうまくいくかもしれません~。口移しを試してみてはいかがでしょうかぁ~?」
オレは体中の血が凍るような悪寒に襲われた。ブルブルと身の毛がよだつ恐ろしい話だ。長老って当然、男なんだろうな。その若者は悲惨だな。悲劇だな。一生の黒歴史誕生だな。
あとで意識が戻ったとき、その話をその若者が知ってしまったら、終わりのない悪夢を死ぬまでみることになるだろう。最悪、村で語り継がれるかもしれないな。若者のその後をルシィルにぜひ聞いてみたい。
その話を持ち出したルシィルもクレタも、恥ずかしさで頬が真っ赤になっている。アリシアはオレの後ろにいるから見えないが、きっと真っ赤なんだろう。なんとなく後ろから熱気を感じるな。恋に夢と希望を持つ処女に今の話は聞かせてはいけない。
しばらく3人ともに黙っていたが、重い口をクレタが開いた。
「アリシア様はパルミラの聖女様です。そのようなことをさせられません。私がセシル様に……く、く、口移しを行うということではいかがでしょうか? 修道女としてエロース神様に仕える身です。羞恥心などは克服してみせます」
そう言っておきながらクレタはもう耳まで真っ赤で、もはや髪の毛が燃えそうな勢いだ。修道女だけあって、当然のように男性経験がないから純情だ。
ステータス情報でもHの経験なしだしな。それに若い女の子が45歳のおっさんにそんな事をするのは気が引ける。してくれたらメッチャクチャ嬉しいけどな、ぐふふふ♪
あ、そういえば今は16歳の肉体を持つ同世代だから大丈夫か。神様のクリエイトキャラクターで見た目も、転移前とはまるで違うイケメンキャラだしな。
オレの正体は、どこにでもいるようなフツメンだ。中の下くらいと自分では評価していた。顔は別段なんの特徴もなかったから、そのせいで人に名前を覚えてもらうのに苦労した。自前でステルス機能を搭載していたのだ。
またもや修道女たちは、誰も喋らず沈黙の時間が続いていく。静かだ。みんなフリーズ中だ。年頃の処女には、口移しというものは、恥じらい100%なのだろう。
おいおい、そこで耳まで真っ赤な顔して固まってるルシィル。この空気の責任を取ってお前がやれ! って言いたい。
だがその沈黙を破ったのはアリシアだった。
「わたくしはセシル様のお世話のすべてを行うと宣言しましたわ。……だ、だから。く、くく、口移しはわたくしがやるべきですわ。いいえ、もうやると決めましたわ」
アリシアは決意して力強くそう言う。クレタとルシィルはコクリと頷く。オレに意見は聞いてくれないのか。みなそのことに気がつかないくらいテンパっているらしい。
「それではセシル様、お食事はわたくしの口から直接入れますわ。ルシィルはセシル様の後ろに回りご神体を支えてください。クレタは食事をわたくしに渡してちょうだい」
アリシアは相当に緊張し、強張った表情をしている。角張った90年代のポリゴンゲームみたいな顔でニコリと微笑んだ。
ええ! マジで! 本当にやるのか? こんな超絶美少女がオレに口移しで食事をさせてくれるなんて……エロース様召喚してくれてありがとうございました!
でもあえて言わせてもらう。これは怪我人?? の看護であり、決してエロではないことを宣言させてもらおう。
ルシィルはオレの後ろに回り、オレの体を支える。……デカイ。ルシィル胸でかい。頭が押されて少し前に俯いてしまう。さっき胸を揉んだときに大きいと気づいていたが、この娘、Gカップくらいはあるんじゃないか?
そういえばルシィルだけ、まだステータスを見ていなかった。何カップかぜひ知りたい。あとの楽しみにとっておこう。
「……ルシィル。セシル様の頭が前に押されていますわ。もう少し後ろにご神体を傾けてくださいね」
「はい~承知いたしましたぁ~」
アリシアは横にずれて食べさせやすい体勢をとると食前酒のワインを口に含む。そしてオレの口にダイレクトに触れて飲料を流し込む。
おお! 生涯で初キスゲット!
「ん……む……んちゅ……」
アリシアは処女で、キスをしたことがないから、不慣れのため少しワインがこぼれた。でもそれを丁寧にハンカチで拭いてくれる。優しい女の子だな。
ルシィルの言う通り、なぜかむせずに飲むことができた。なんだか不思議だが長老グッジョブ♪ 心で親指を立てた。
それにしてもやばいな! 女の子の唇ってこんなに柔らかいんだ。そして甘い良い香りがする。DT には刺激が強すぎる~。
口移しの初体験で興奮し、一物が少しおっきしてきた。こんなシチュエーションで本当に恥ずかしい~。一物よ耐えろ。頼むから耐えてくれ~。
……無理でした。恐るべしは16歳の体。完全に制御不能となっている。フルでおっきしてしまいました。せめておっきしていることにアリシアさん気がつかないで! お願いエロース神様。
『チラッ』
……あ、アリシアは気がついちゃいました。カァッと耳まで真っ赤になっている。オレも助けてもらっておきながら罪深い男だな。ふっ。
当然、御付きの2人もバッチリ気がついて、火のように真っ赤だ。修道女だから3人とも一物の耐性がないんだな。ステータスの経験もなしだしな。オレの一物は、この場の空気感を蹂躙している。しかももとのサイズよりもだいぶ大きい。転移前のオレのサイズの倍はありそうだ。神仕様というわけか。
「……そ、それでは次は前菜のメリジャノサラダですわ」
アリシアは、もむもむもむとしばらく咀嚼すると、オレの口に唇を合わせる。先程は飲料がこぼれてしまったので、アリシアは舌をオレの口の内部まで差し込んできて、口渡しをしてきた。ディープキスか。はやくもコツをつかんだとはアリシア侮れんな。
「……む……ちゅ……んちゅ……」
食べ物は問題なくオレの喉を自然にコクリコクリと通っていく。
アリシアは恥ずかしそうに微笑む。緊張して、ぎこちない笑顔だが可愛い。
「無事に食べることができましたわ。良かったですわ。ルシィルも教えてくれてありがとう」
最初は少し咀嚼したものを食べるとかどうかなって思った。
しかしアリシアからは若い女性特有の柑橘系のような甘い香りがした。まだ16歳という若い肉体からしか発っすることのない特別な匂いだろう。日向のものと少しだけ似ているようだ。女の子がこんなにも香りが良いとは知らなかった。
転移前はデザートに命をかけるって、カッコつけてたが猛烈に今、後悔している。
いつも洋菓子の香りばっかり嗅いでいたからな。それとは違う心地良さだ。触れた唇もプルプルとしてプティングのように感触が良く柔らかい。ん~、ハマりそう。
料理はアリシア風味になってしまったため、まったく分からなかった。実際、興奮してしまったのだ。体がおおいに反応してしまって、味わうという余裕がなかった。ま、そのうち落ち着いてから、色々まわって探求することにする。
食事が滞りなく終わるとクレタとルシィルは食器を持って出て行く。しばらくオレは再びアリシア椅子にかけさせられて優しくハグをされていたが、ゆっくりとベッドに寝かされる。
「それではセシル様、わたくしは、隣の部屋にて待機しております。何かありましたら、声を出してお呼びいただければすぐ参ります。それとお風呂がここにはないのでクリーン魔法をかけさせていただきます。そうですわね……今日はミント系の香りでいきますわ」
《クリーンミント》
オレの身体中に泡のようなものが発生する。ん~。泡はきめ細かくて、とてもミントの香りがいい感じだ。髪の毛もふわっとしている。頭を洗った後の爽快感すらある。
口内も食べ物の匂いが消えて、ミントに変わった。
さすが異世界。さっき魔法の実験をしていたときと違い、ミント系の香りもだせるとは、生活魔法クリーンはすごいな。アリシアがクリーンを使ったときも、オレが使ったときと同じで、体だけでなく服、さらには口の中まで綺麗になっている。お尻もシュワシュワしている。この辺りは同じ効果なのだな。
アリシアはオレから泡が消えるのを見届けてから隣の部屋に出て行く。な~んだ。やはり同じ布団で寝てくれるわけじゃないのか、残念。若干残念さはあるものの、まだずーっと異世界生活は続くからな。エロース神様は日本にはもう戻れないと言っていた。それは今後の楽しみということにするか。
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