7 / 54
時価マイナス1000万
1-7
しおりを挟む
翌日、アオイは“サロン”に居た。
サロンは男娼達が集まる一面ガラス張りの美しい空間だ。鳥籠を模した造りをしており、娼館内に複数存在した。男娼達はここで指名され、別室で客と一夜を共にする。昨晩アオイがいた場所はサロンとは別の控え室だ。あそこは水揚げが済んでいない初モノがいる場所である。
サロンには入るだけで莫大な金がかかり、その最奥ともなれば途方もない額を費やすことになる。人気の、そして高値が付けられている男娼ほど奥のサロンに配置されているからだ。
アオイはその、最奥に居た。
「ここにいるの、許可取ったの」
と、ノヴァ。辛うじて語尾は上がっていたが顔には「取ってないだろうな」と書いてある。真っ赤なソファの背に気だるげに垂れかかる姿はその幼い容姿とのギャップも相まってどこか背徳的な色香を放っていた。
アオイが今いる場所は、売り上げ上位3位までのトップ層が居るサロンだ。高級男娼の中でもほんの一握りしか入れない特別な場所。アオイはそこにシレッと自分の席を作っていた。
「僕なら許されるでしょ」
「あーあー、オレ、知らないからな」
「大丈夫、ノヴァさんに迷惑はかけません」
「かけた瞬間アンタのことは見捨ててやる」
ノヴァはふい、と顔を背けた。アオイは眉を下げ「またまた」と苦笑を浮かべた。
夜の世界は非情だ。そしてかつていた芸能界よりずっと生々しい人の悪意に満ちている。嫉妬や羨望の眼差しには慣れていると自負していたアオイですら、最初の2週間は具合が悪くなったほどだ。
けれど、その中でノヴァだけは違った。小柄な体格の割に態度がデカく口も悪いくせに情に厚く、突然異世界に飛ばされ途方に暮れているアオイを誰よりも気にかけて世話を焼いたのがノヴァだったのだ。おかげで甘え癖がついてしまったが、それはそれとして彼が窮地に陥るようなことは何があっても絶対にしないとアオイは心に決めていた。
アオイは「信じてください」と訴えた。
「それに、昨日の売上だけで5番目くらいには入っているはずなので、怒られるにせよ大事にはならないと思うんです」
ノヴァはチラリとアオイを横目で見ると、小さなため息を吐いた。
「……5番目どころかもう少しでシュテルの今月の売上に追いつきそうだってさ」
ノヴァは「魔女が高笑いしてた」と肩を竦めた。
シュテルは売り上げ3位の男娼の名前だ。体調不良という名目で今日は休んでいる。
アオイは驚いたように小さく口を開けた。
「えっ、ほんとに?」
これは「あの人いつの間にそんな大金を落としていったんだ?」の「ほんとに?」である。ノヴァは頷いた。
「ほんと」
「つまり、僕がノヴァさんの席に座る日も近い……ってこと!?」
「バカ。言っておくけどオレの売上はシュテルの3倍はあるから」
「化け物じゃん」
「黙りな」
じろりと睨まれアオイはさっと顔を逸らし、代わりに辺りを見渡した。
開店から数刻、サロンには複数人の男と、女がいたが、彼らは皆んな遠巻きにアオイ達を眺めているだけだった。サロンに入るだけで精一杯の者たちなのだろう。
アオイが拾われた娼館は王侯貴族も利用する高級娼館だ。彼ら彼女らに気に入られ妾になった男娼の多くは、歌手や俳優として華々しい表舞台に立つようになる。歌手や俳優になるためには金が、パトロンが必要なので、夢を叶えるため男娼になる青少年も多い、らしい。
そういった事情もあり、この娼館のトップ層といえば金の卵として下手な英雄より知名度が高い上に、一部ではカルト的な人気も誇っていた。
美しい花を一目でいいから見てみたいと望み、大金を払う客は珍しくなかった。ノヴァは「動物園じゃないのにさあ」とキレていた。アオイも概ね同意している。
しかし、サロンに入る際に払う金、“物見料”は、その半分が男娼のものなのだ。もちろん売り上げの差も加味されるため平等に山分けというわけにはいかないが、男娼にとって大事な収入源の一つであることは間違いない。アオイがいる最奥のサロンに至っては莫大な物見料をたったの3人で分けるのだから、あの気の強いノヴァが文句を言いつつ大人しく受け入れているのも当然と言えば当然であった。
物見料かあ、と思考を巡らせていたアオイは「もしかして」とノヴァの顔を見た。即座にノヴァの眉間に深い皺が刻まれる。
「これ、僕にも物見料入りますか?」
「は?」
「冗談でーす」
“マジ”のトーンだった。本能が、これ以上ふざけるのはやめておけと警鐘を鳴らしたので、アオイは再び客に視線を戻した。
今入ってきた痩身の男、僕よりもノヴァさんの顔が好き。ナシ。
客の値踏みするような視線を受け流しながら、気づかれないようこっそり観察していく。寝ずに済む都合の良い客がいれば粉をかけておくつもりだった。
扉のそばに立っている背の低い男、僕の不安そうな顔が好き。ナシ。
僕とノヴァさんを交互に見ている女、僕の脚が好き。目が合うと緊張してそわそわと落ち着きがなくなる。アリ。
「で、うまくいったわけ」
「ん? ……ああ、うーん……。どうでしょう?」
客に向けていた意識のいくらかをノヴァに向けたアオイは、横目で彼の顔を見ながら微かに首を傾げた。「まさか歌ったの?」というノヴァの言葉には大きく頷く。丁度いいと思って「ありがとうございます」と続けると、ノヴァは「本当にやったんだ」と頬を引き攣らせた。
「ノヴァさんが言ったんじゃないですか」
「言ったけどまさか本当にやるとは思わないだろ。頭おかしすぎ」
「ハー失礼すぎ。でもおかげで上手くいったのでここは水に流します」
隅にいる男女、ボクに興味なし。というかここにいる男娼の誰にも興味なし。いったい何しに来たんだ。
「……オレも別にこの世界が特別長いわけじゃないけど、初モノを買って抱かない客なんて初めて聞いた」
「それは僕も驚きました。本当に不思議な方だったな。……だからなんとなくなんですけど、温情かなって」
「魔女の? あの、不朽の魔女の? ないない、あの守銭奴ババアにそんな人のココロみたいなのがあるわけないだろ」
「そりゃ僕もそう思いますけど」
昨晩の美しい男を思い出しながらアオイは眉をひそめた。魔女の存在しない良心を疑ってしまうほど、男の言動は奇妙で矛盾していた。人の好意に敏感なアオイが、好かれていると確信が持てないくらい、男は掴み所がなかったのだ。
(昨日の“夜明け”で十分興味はひけたと思うけど……。なんかなあ……違うんだよなあ……)
アオイはこめかみを揉んだ。
正直、一晩経っても何が男の琴線に触れたのかが全く分からない。初めは自分の顔に興味を持たない変わった男だと、そればかりに意識が向いていたのだが、改めて考えてみると、きっと男は同じくらい色事にも興味がなかったのだのだ。周囲に対する驚く程の無関心さの理由は分からない。分かるのは、上手くいけばアオイにとって都合のいい客を作ることができる、ということだけだ。
「今日、来てくれないかなあ」
男は「近いうちに」と言っていたが、それっていつだろう。アオイは無意識のうちに唇を尖らせていた。その場の雰囲気に流されて嘘をつくような人には見えなかったし、いつかは来てくれるんだろうけど。
できるだけ早く来て欲しい、とアオイは思った。一通りサロンに来た客を観察して確信したが彼以上の客はいない。まさに理想の金蔓、間違えた、理想の客だ。
もういっそ今日は抜け出してしまおうかな、とアオイが腰を浮かせたとき、影が差した。
サロンは男娼達が集まる一面ガラス張りの美しい空間だ。鳥籠を模した造りをしており、娼館内に複数存在した。男娼達はここで指名され、別室で客と一夜を共にする。昨晩アオイがいた場所はサロンとは別の控え室だ。あそこは水揚げが済んでいない初モノがいる場所である。
サロンには入るだけで莫大な金がかかり、その最奥ともなれば途方もない額を費やすことになる。人気の、そして高値が付けられている男娼ほど奥のサロンに配置されているからだ。
アオイはその、最奥に居た。
「ここにいるの、許可取ったの」
と、ノヴァ。辛うじて語尾は上がっていたが顔には「取ってないだろうな」と書いてある。真っ赤なソファの背に気だるげに垂れかかる姿はその幼い容姿とのギャップも相まってどこか背徳的な色香を放っていた。
アオイが今いる場所は、売り上げ上位3位までのトップ層が居るサロンだ。高級男娼の中でもほんの一握りしか入れない特別な場所。アオイはそこにシレッと自分の席を作っていた。
「僕なら許されるでしょ」
「あーあー、オレ、知らないからな」
「大丈夫、ノヴァさんに迷惑はかけません」
「かけた瞬間アンタのことは見捨ててやる」
ノヴァはふい、と顔を背けた。アオイは眉を下げ「またまた」と苦笑を浮かべた。
夜の世界は非情だ。そしてかつていた芸能界よりずっと生々しい人の悪意に満ちている。嫉妬や羨望の眼差しには慣れていると自負していたアオイですら、最初の2週間は具合が悪くなったほどだ。
けれど、その中でノヴァだけは違った。小柄な体格の割に態度がデカく口も悪いくせに情に厚く、突然異世界に飛ばされ途方に暮れているアオイを誰よりも気にかけて世話を焼いたのがノヴァだったのだ。おかげで甘え癖がついてしまったが、それはそれとして彼が窮地に陥るようなことは何があっても絶対にしないとアオイは心に決めていた。
アオイは「信じてください」と訴えた。
「それに、昨日の売上だけで5番目くらいには入っているはずなので、怒られるにせよ大事にはならないと思うんです」
ノヴァはチラリとアオイを横目で見ると、小さなため息を吐いた。
「……5番目どころかもう少しでシュテルの今月の売上に追いつきそうだってさ」
ノヴァは「魔女が高笑いしてた」と肩を竦めた。
シュテルは売り上げ3位の男娼の名前だ。体調不良という名目で今日は休んでいる。
アオイは驚いたように小さく口を開けた。
「えっ、ほんとに?」
これは「あの人いつの間にそんな大金を落としていったんだ?」の「ほんとに?」である。ノヴァは頷いた。
「ほんと」
「つまり、僕がノヴァさんの席に座る日も近い……ってこと!?」
「バカ。言っておくけどオレの売上はシュテルの3倍はあるから」
「化け物じゃん」
「黙りな」
じろりと睨まれアオイはさっと顔を逸らし、代わりに辺りを見渡した。
開店から数刻、サロンには複数人の男と、女がいたが、彼らは皆んな遠巻きにアオイ達を眺めているだけだった。サロンに入るだけで精一杯の者たちなのだろう。
アオイが拾われた娼館は王侯貴族も利用する高級娼館だ。彼ら彼女らに気に入られ妾になった男娼の多くは、歌手や俳優として華々しい表舞台に立つようになる。歌手や俳優になるためには金が、パトロンが必要なので、夢を叶えるため男娼になる青少年も多い、らしい。
そういった事情もあり、この娼館のトップ層といえば金の卵として下手な英雄より知名度が高い上に、一部ではカルト的な人気も誇っていた。
美しい花を一目でいいから見てみたいと望み、大金を払う客は珍しくなかった。ノヴァは「動物園じゃないのにさあ」とキレていた。アオイも概ね同意している。
しかし、サロンに入る際に払う金、“物見料”は、その半分が男娼のものなのだ。もちろん売り上げの差も加味されるため平等に山分けというわけにはいかないが、男娼にとって大事な収入源の一つであることは間違いない。アオイがいる最奥のサロンに至っては莫大な物見料をたったの3人で分けるのだから、あの気の強いノヴァが文句を言いつつ大人しく受け入れているのも当然と言えば当然であった。
物見料かあ、と思考を巡らせていたアオイは「もしかして」とノヴァの顔を見た。即座にノヴァの眉間に深い皺が刻まれる。
「これ、僕にも物見料入りますか?」
「は?」
「冗談でーす」
“マジ”のトーンだった。本能が、これ以上ふざけるのはやめておけと警鐘を鳴らしたので、アオイは再び客に視線を戻した。
今入ってきた痩身の男、僕よりもノヴァさんの顔が好き。ナシ。
客の値踏みするような視線を受け流しながら、気づかれないようこっそり観察していく。寝ずに済む都合の良い客がいれば粉をかけておくつもりだった。
扉のそばに立っている背の低い男、僕の不安そうな顔が好き。ナシ。
僕とノヴァさんを交互に見ている女、僕の脚が好き。目が合うと緊張してそわそわと落ち着きがなくなる。アリ。
「で、うまくいったわけ」
「ん? ……ああ、うーん……。どうでしょう?」
客に向けていた意識のいくらかをノヴァに向けたアオイは、横目で彼の顔を見ながら微かに首を傾げた。「まさか歌ったの?」というノヴァの言葉には大きく頷く。丁度いいと思って「ありがとうございます」と続けると、ノヴァは「本当にやったんだ」と頬を引き攣らせた。
「ノヴァさんが言ったんじゃないですか」
「言ったけどまさか本当にやるとは思わないだろ。頭おかしすぎ」
「ハー失礼すぎ。でもおかげで上手くいったのでここは水に流します」
隅にいる男女、ボクに興味なし。というかここにいる男娼の誰にも興味なし。いったい何しに来たんだ。
「……オレも別にこの世界が特別長いわけじゃないけど、初モノを買って抱かない客なんて初めて聞いた」
「それは僕も驚きました。本当に不思議な方だったな。……だからなんとなくなんですけど、温情かなって」
「魔女の? あの、不朽の魔女の? ないない、あの守銭奴ババアにそんな人のココロみたいなのがあるわけないだろ」
「そりゃ僕もそう思いますけど」
昨晩の美しい男を思い出しながらアオイは眉をひそめた。魔女の存在しない良心を疑ってしまうほど、男の言動は奇妙で矛盾していた。人の好意に敏感なアオイが、好かれていると確信が持てないくらい、男は掴み所がなかったのだ。
(昨日の“夜明け”で十分興味はひけたと思うけど……。なんかなあ……違うんだよなあ……)
アオイはこめかみを揉んだ。
正直、一晩経っても何が男の琴線に触れたのかが全く分からない。初めは自分の顔に興味を持たない変わった男だと、そればかりに意識が向いていたのだが、改めて考えてみると、きっと男は同じくらい色事にも興味がなかったのだのだ。周囲に対する驚く程の無関心さの理由は分からない。分かるのは、上手くいけばアオイにとって都合のいい客を作ることができる、ということだけだ。
「今日、来てくれないかなあ」
男は「近いうちに」と言っていたが、それっていつだろう。アオイは無意識のうちに唇を尖らせていた。その場の雰囲気に流されて嘘をつくような人には見えなかったし、いつかは来てくれるんだろうけど。
できるだけ早く来て欲しい、とアオイは思った。一通りサロンに来た客を観察して確信したが彼以上の客はいない。まさに理想の金蔓、間違えた、理想の客だ。
もういっそ今日は抜け出してしまおうかな、とアオイが腰を浮かせたとき、影が差した。
27
お気に入りに追加
618
あなたにおすすめの小説

イケメンの後輩にめちゃめちゃお願いされて、一回だけやってしまったら、大変なことになってしまった話
ゆなな
BL
タイトルどおり熱烈に年下に口説かれるお話。Twitterに載せていたものに加筆しました。Twitter→@yuna_org
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
ブラッドフォード卿のお気に召すままに~~腹黒宰相は異世界転移のモブを溺愛する~~
ゆうきぼし/優輝星
BL
異世界転移BL。浄化のため召喚された異世界人は二人だった。腹黒宰相と呼ばれるブラッドフォード卿は、モブ扱いのイブキを手元に置く。それは自分の手駒の一つとして利用するためだった。だが、イブキの可愛さと優しさに触れ溺愛していく。しかもイブキには何やら不思議なチカラがあるようで……。
*マークはR回。(後半になります)
・ご都合主義のなーろっぱです。
・攻めは頭の回転が速い魔力強の超人ですがちょっぴりダメンズなところあり。そんな彼の癒しとなるのが受けです。癖のありそうな脇役あり。どうぞよろしくお願いします。
腹黒宰相×獣医の卵(モフモフ癒やし手)
・イラストは青城硝子先生です。

優しくて知的な彼氏とサークルの合宿中我慢できなくて車でこっそりしたら、優しい彼氏が野獣になってしまった話
ゆなな
BL
Twitterで連載していたタイトルそのまんまのお話です。大学のサークルの先輩×後輩。千聖はいろさん@9kuiroが描いて下さったTwitterとpixivのアイコン、理央はアルファポリスのアイコンをモデルに書かせてもらいました。

ナイトプールが出会いの場だと知らずに友達に連れてこられた地味な大学生がド派手な美しい男にナンパされて口説かれる話
ゆなな
BL
高級ホテルのナイトプールが出会いの場だと知らずに大学の友達に連れて来れられた平凡な大学生海斗。
海斗はその場で自分が浮いていることに気が付き帰ろうとしたが、見たことがないくらい美しい男に声を掛けられる。
夏の夜のプールで甘くかき口説かれた海斗は、これが美しい男の一夜の気まぐれだとわかっていても夢中にならずにはいられなかった。
ホテルに宿泊していた男に流れるように部屋に連れ込まれた海斗。
翌朝逃げるようにホテルの部屋を出た海斗はようやく男の驚くべき正体に気が付き、目を瞠った……
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──

モブなのに執着系ヤンデレ美形の友達にいつの間にか、なってしまっていた
マルン円
BL
執着系ヤンデレ美形×鈍感平凡主人公。全4話のサクッと読めるBL短編です(タイトルを変えました)。
主人公は妹がしていた乙女ゲームの世界に転生し、今はロニーとして地味な高校生活を送っている。内気なロニーが気軽に学校で話せる友達は同級生のエドだけで、ロニーとエドはいっしょにいることが多かった。
しかし、ロニーはある日、髪をばっさり切ってイメチェンしたエドを見て、エドがヒロインに執着しまくるメインキャラの一人だったことを思い出す。
平凡な生活を送りたいロニーは、これからヒロインのことを好きになるであろうエドとは距離を置こうと決意する。
タイトルを変えました。
前のタイトルは、「モブなのに、いつのまにかヒロインに執着しまくるキャラの友達になってしまっていた」です。
急に変えてしまい、すみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる