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第一章
意味不明すぎる
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「全く、私より目立つな不敬者」
ダンスから離脱し、端の方のテーブルに用意されている軽食を摘まんでいるとアレハンドロに声をかけられた。
言葉の割には面白いものを見ている顔をしている。
「そうおっしゃらないで殿下。おニ人のダンス、お見事でしたわ!」
隣に並んだラナージュが、こちらも楽しそうな顔で手を合わせた。
「ありがとう、ラナージュ嬢。楽しんでいただけたようで何よりだ」
椅子を引いて促すと軽く会釈してラナージュがそこに座った。
アレハンドロはバレットの引いた椅子に座っている。
初めの挨拶の時に、
「今は同級生として対等です。殿下にもわたくしにも、気にせずに声をおかけくださいませ」
と言ってしまっていたために入れ替わり立ち替わり生徒が挨拶しに行っていた。
2人ともとても疲れているだろう。
歩いていた給仕の人がわざわざ方向を変えて飲み物を運んで来たのを2人は受け取った。
4人で軽くグラスを当て合う。
「バレットさまがデルフィニウムさまを高く持ち上げて回っていらしたのは迫力がありましたわ。まるで本職の方を見ているようでした!」
鮮やかな青い飲み物を一口飲んだラナージュは赤く輝く瞳で私とバレットを見比べた。
私は自分の選んだものを飲みながら笑うしかなかった。
「まさか舞踏会でリフトをされるとは私も思わなかった」
「何をやってもお前がついてくるから楽しくなった」
バレットはサーモンが乗った二口で食べられそうなくらいの大きさのパイを齧る。
確かに踊っている最中は表情が生き生きとしていた気がする。
ダンスは慣れていないと言っていたが、運動神経が抜群なので全く問題はなかった。
思ったよりいけそうだから、知っているやつ全部やってみよう!という気持ちだったのだろう。
「ついていけなかったら大怪我だ!私以外には絶対にやるんじゃないぞ」
私以外にはするなって台詞、どうせならもっと違うところで使いたかった。
なんせ、技を出す直前に「リフトするから跳べ」「肩に担ぐぞ」などの指示を出すのだ。対応出来たこの体は本当に凄い。
男同士で踊り始めた時からチラチラと見られていたが、高速回転したり脚の間を滑ってくぐったりと、音楽には合わせていたが明らかに他と違う動きをしているうちに完全に周囲が観客と化していた。
音楽家の皆さんもアップテンポの激しげな曲調に変えていったし本当に目立ちに目立った。
ジャンプと共に上に放り投げられた時は「フィギュアスケートじゃないんだぞ!」と叫びそうになったわ。
絶対思いつきでやったぞあれは。
思い出したら疲れてきた。
私は溜息を吐きながら、グラスを眺めるアレハンドロを見る。
「なんで私たちが男同士で組んでいるのかとは聞かないんだな」
一番に聞かれることだと思っていたのに、全く言ってこないのでこちらから話題に出してしまった。
アレハンドロは鼻で笑う。
「貴様たちが何をしてももう驚かん」
バレットもアレハンドロに何かしでかしたのだろうか。
そう思って隣を見ると、黒い瞳が真っ直ぐにアレハンドロを見ていた。
「剣術の授業の時に力加減を間違えたことは謝ったはずだ。思ったより弱かったんだ仕方ないだろう」
恐ろしい口の効き方だ。
「貴様、不敬に不敬を上塗りをするな」
グラスを握る手が震えている。
そして眉間に皺を寄せて目を瞑っている。
珍しく怒りに耐えようとしているようだ。
数週間で急成長している。若いってすごい。
(そういえばこの2人同じクラスだったな)
なんとなく察したので何も言うまいと思っていると、
「殿下は剣術もお得意なんですけれど……相手がバレットさまでは足元にも及ばず壁まで飛ばされたそうですわ」
隣からざっくり説明されてしまった。
ラナージュ、もう少しオブラートに包んで。
というかどういう状態だよそれ。
よく怪我しなかったなアレハンドロ。
負けたことに対して声を荒げたらとても格好悪い。
アレハンドロが怒鳴らなかったわけだ。
可哀想だから軽く流して話題を変えてあげよう。
「はは、バレットは強すぎるからな。ところで2人とも、赤色がとてもよく似合っているな」
こういう時に気の利いた話の振り方が出来なくてマジすまんの気持ちだ。
「ええ、ありがとうございます」
一切謙遜しない。流石だ。
「ふん、当然だ。……貴様もまぁまぁだな」
こっちも全肯定。すごいなこのカップル。外見への自己肯定感がエベレスト級。
無理がある話題変更だったがちゃんと乗ってきてくれた。とても優しい。
「そうだろう? 愛しい皇太子殿下の瞳と似た色にしてみたんだ」
私はパトリシアの言葉を思い出しながらコートの前合わせ部分を軽く掴んで見せた。
もちろんただの偶然である。
「まぁ」
ラナージュが口元に手を当てた。
アレハンドロは半分ほどになったグラスを傾けつつ品定めするように私に目をやる。
唇の端が片方だけ上がった。
「その色を着て他の男と踊っていたようだが?」
こういう遊びに付き合ってくれるのが楽しい。
BLごっこの才能がある。
BLごっこの才能が何なのかは私も知らない。
「あら」
都度入るラナージュの小さな声に思わず吹き出しそうになりながら、脚を組んで首を傾げる。
「お前には麗しの婚約者殿がいるから仕方ないだろう」
「ふふ、仲がよろしいこと。どうぞわたくしなどお気になさらず踊ってきてくださいまし」
綺麗に微笑んでいるが、急に会話に入ってきた冷ややかな声に口を閉ざし、アレハンドロと目を合わせた。
「……ラナージュ……」
「申し訳ない、巫山戯ているだけなんだ」
自分たちではアホなことやってるな、という感じなのだが。
周囲から見たら本気に見えるんだろうか。
だとしたら外でやっちゃいけないなやっぱり。
冷や汗をかきながらラナージュを見ると、拗ねたような表情になっていた。
「もう! 分かっていますわ! 物語に出てくる恋の邪魔をする悪役の女性の雰囲気で仲間に入れて頂こうとしたのですが……迫真の演技すぎましたわね……」
分かってたのか。良かった。
迫真の演技すぎて平伏すところだった。
役のチョイスが似合い過ぎている。
そしてどんな遊びなのかを1から説明しないといけないかと思った地獄すぎる。
「それにしても、こんなに仲がよろしいのに不仲などという噂があるのは残念ですわ……」
それは君の婚約者殿に言ってくれ。
よく分からない理由で普段は蔑ろにされてるんだこんなに仲良しなのに。
アレハンドロはあからさまに視線を逸らしている。
そういうところだそういうところ。
「ですので、仲直りの印にお二人で踊って来てくださいませ」
(なんで!?)
さも良い案が思いついたというような顔で微笑むラナージュに思わず声が出そうになった。
アレハンドロが口を開けて絶句するレベルだ。
私たちの会話を聞きながらなのか、全て右から左なのかわからないが、ずっと黙々と料理を食べていたバレットが顔を上げた。
「その必要があるのか?」
そう!そう思うよね!
全く必要ないことだ!
「わたくしが観てみたいんですわ」
うふふ、と鈴が鳴るような声で笑うラナージュ。
あー、観てみたいかー観てみたいならしょうがないかー。
となるはずもなく。
このお嬢様ほんっとうに意味不明すぎるー!
ダンスから離脱し、端の方のテーブルに用意されている軽食を摘まんでいるとアレハンドロに声をかけられた。
言葉の割には面白いものを見ている顔をしている。
「そうおっしゃらないで殿下。おニ人のダンス、お見事でしたわ!」
隣に並んだラナージュが、こちらも楽しそうな顔で手を合わせた。
「ありがとう、ラナージュ嬢。楽しんでいただけたようで何よりだ」
椅子を引いて促すと軽く会釈してラナージュがそこに座った。
アレハンドロはバレットの引いた椅子に座っている。
初めの挨拶の時に、
「今は同級生として対等です。殿下にもわたくしにも、気にせずに声をおかけくださいませ」
と言ってしまっていたために入れ替わり立ち替わり生徒が挨拶しに行っていた。
2人ともとても疲れているだろう。
歩いていた給仕の人がわざわざ方向を変えて飲み物を運んで来たのを2人は受け取った。
4人で軽くグラスを当て合う。
「バレットさまがデルフィニウムさまを高く持ち上げて回っていらしたのは迫力がありましたわ。まるで本職の方を見ているようでした!」
鮮やかな青い飲み物を一口飲んだラナージュは赤く輝く瞳で私とバレットを見比べた。
私は自分の選んだものを飲みながら笑うしかなかった。
「まさか舞踏会でリフトをされるとは私も思わなかった」
「何をやってもお前がついてくるから楽しくなった」
バレットはサーモンが乗った二口で食べられそうなくらいの大きさのパイを齧る。
確かに踊っている最中は表情が生き生きとしていた気がする。
ダンスは慣れていないと言っていたが、運動神経が抜群なので全く問題はなかった。
思ったよりいけそうだから、知っているやつ全部やってみよう!という気持ちだったのだろう。
「ついていけなかったら大怪我だ!私以外には絶対にやるんじゃないぞ」
私以外にはするなって台詞、どうせならもっと違うところで使いたかった。
なんせ、技を出す直前に「リフトするから跳べ」「肩に担ぐぞ」などの指示を出すのだ。対応出来たこの体は本当に凄い。
男同士で踊り始めた時からチラチラと見られていたが、高速回転したり脚の間を滑ってくぐったりと、音楽には合わせていたが明らかに他と違う動きをしているうちに完全に周囲が観客と化していた。
音楽家の皆さんもアップテンポの激しげな曲調に変えていったし本当に目立ちに目立った。
ジャンプと共に上に放り投げられた時は「フィギュアスケートじゃないんだぞ!」と叫びそうになったわ。
絶対思いつきでやったぞあれは。
思い出したら疲れてきた。
私は溜息を吐きながら、グラスを眺めるアレハンドロを見る。
「なんで私たちが男同士で組んでいるのかとは聞かないんだな」
一番に聞かれることだと思っていたのに、全く言ってこないのでこちらから話題に出してしまった。
アレハンドロは鼻で笑う。
「貴様たちが何をしてももう驚かん」
バレットもアレハンドロに何かしでかしたのだろうか。
そう思って隣を見ると、黒い瞳が真っ直ぐにアレハンドロを見ていた。
「剣術の授業の時に力加減を間違えたことは謝ったはずだ。思ったより弱かったんだ仕方ないだろう」
恐ろしい口の効き方だ。
「貴様、不敬に不敬を上塗りをするな」
グラスを握る手が震えている。
そして眉間に皺を寄せて目を瞑っている。
珍しく怒りに耐えようとしているようだ。
数週間で急成長している。若いってすごい。
(そういえばこの2人同じクラスだったな)
なんとなく察したので何も言うまいと思っていると、
「殿下は剣術もお得意なんですけれど……相手がバレットさまでは足元にも及ばず壁まで飛ばされたそうですわ」
隣からざっくり説明されてしまった。
ラナージュ、もう少しオブラートに包んで。
というかどういう状態だよそれ。
よく怪我しなかったなアレハンドロ。
負けたことに対して声を荒げたらとても格好悪い。
アレハンドロが怒鳴らなかったわけだ。
可哀想だから軽く流して話題を変えてあげよう。
「はは、バレットは強すぎるからな。ところで2人とも、赤色がとてもよく似合っているな」
こういう時に気の利いた話の振り方が出来なくてマジすまんの気持ちだ。
「ええ、ありがとうございます」
一切謙遜しない。流石だ。
「ふん、当然だ。……貴様もまぁまぁだな」
こっちも全肯定。すごいなこのカップル。外見への自己肯定感がエベレスト級。
無理がある話題変更だったがちゃんと乗ってきてくれた。とても優しい。
「そうだろう? 愛しい皇太子殿下の瞳と似た色にしてみたんだ」
私はパトリシアの言葉を思い出しながらコートの前合わせ部分を軽く掴んで見せた。
もちろんただの偶然である。
「まぁ」
ラナージュが口元に手を当てた。
アレハンドロは半分ほどになったグラスを傾けつつ品定めするように私に目をやる。
唇の端が片方だけ上がった。
「その色を着て他の男と踊っていたようだが?」
こういう遊びに付き合ってくれるのが楽しい。
BLごっこの才能がある。
BLごっこの才能が何なのかは私も知らない。
「あら」
都度入るラナージュの小さな声に思わず吹き出しそうになりながら、脚を組んで首を傾げる。
「お前には麗しの婚約者殿がいるから仕方ないだろう」
「ふふ、仲がよろしいこと。どうぞわたくしなどお気になさらず踊ってきてくださいまし」
綺麗に微笑んでいるが、急に会話に入ってきた冷ややかな声に口を閉ざし、アレハンドロと目を合わせた。
「……ラナージュ……」
「申し訳ない、巫山戯ているだけなんだ」
自分たちではアホなことやってるな、という感じなのだが。
周囲から見たら本気に見えるんだろうか。
だとしたら外でやっちゃいけないなやっぱり。
冷や汗をかきながらラナージュを見ると、拗ねたような表情になっていた。
「もう! 分かっていますわ! 物語に出てくる恋の邪魔をする悪役の女性の雰囲気で仲間に入れて頂こうとしたのですが……迫真の演技すぎましたわね……」
分かってたのか。良かった。
迫真の演技すぎて平伏すところだった。
役のチョイスが似合い過ぎている。
そしてどんな遊びなのかを1から説明しないといけないかと思った地獄すぎる。
「それにしても、こんなに仲がよろしいのに不仲などという噂があるのは残念ですわ……」
それは君の婚約者殿に言ってくれ。
よく分からない理由で普段は蔑ろにされてるんだこんなに仲良しなのに。
アレハンドロはあからさまに視線を逸らしている。
そういうところだそういうところ。
「ですので、仲直りの印にお二人で踊って来てくださいませ」
(なんで!?)
さも良い案が思いついたというような顔で微笑むラナージュに思わず声が出そうになった。
アレハンドロが口を開けて絶句するレベルだ。
私たちの会話を聞きながらなのか、全て右から左なのかわからないが、ずっと黙々と料理を食べていたバレットが顔を上げた。
「その必要があるのか?」
そう!そう思うよね!
全く必要ないことだ!
「わたくしが観てみたいんですわ」
うふふ、と鈴が鳴るような声で笑うラナージュ。
あー、観てみたいかー観てみたいならしょうがないかー。
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