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後編※
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冷たいシーツが直接肌に触れて心地よい、とルーイが感じていると、金の髪が落ちてきて額をくすぐるほどに顔が近づいた。
「気持ちいい髪だな……」
ルーイは目を閉じ、顔を動かして仄かに香水の匂いがする髪に口づける。
「お前もな」
レオンハルトは両手でサラリとした艶のある銀色の髪に触れ、そのまま後頭部を支える様に手を動かしてから唇を合わせた。
「、……っ」
性急に侵入してくる熱い舌にも、ルーイは慌てずに自分のそれを絡めにいく。どちらもがお互いの口内をかき混ぜ、唾液も混ざり合っていく。
「ぁ……、ふ……」
ルーイは深い口づけに溺れながらも、レオンハルトのシャツのボタンに手を掛ける。
見えないボタンを外すのに手間取りつつも全てのボタンを外し終え。
どちらともなく、そのタイミングで唇を離した。
「……っ、は、ぁ…!」
お互いに大きく息を吸い酸素を取り込む。
レオンハルトはボタンの外れたシャツと共に肌着をも脱ぎ去ると、皮膚の薄い首元に吸い付いてきた。
ルーイの濡れた唇から甘い声が上がる。
レオンハルトは首筋から胸元まで、時間をかけて唇を落とす。焦ったい快感が体を這っていく。
されっぱなしになるわけにもいかない。
ルーイは腕を伸ばすと、ズボンのホックにも手を掛ける。
簡単に外れたところで、中心に下着の上から触れると、
「ひぁ……っ!?」
胸元を弄っていたレオンハルトが突起に噛み付いてきた。急な強い刺激に体が跳ね、声を上げてしまった。
しかし、その熱い場所から手を離さず見上げると、体を上げて見下ろしてきている綺麗な顔が余裕なく顰められている。
「……っ、行儀の悪い手だな」
「俺も、お前の体が見たいから、な」
服を脱がす以上の悪戯をしておいて、とルーイは自分でも思いながらレオンハルトが下半身の衣服を脱ぐのを手伝う。
余裕のある表情や言葉とは裏腹に、早く、早くと心は急く。
自分と同じく一糸まとわぬ姿になったレオンハルトの首に改めて腕を回す。
引き締まった体から直接感じる体温は、興奮のせいか熱い。
そのまま腰と腰を擦り合わせる。
シーツに皺を作って抱き合いながら、互いの息遣いが早くなっていくのを耳元で聞く。
そうしているうちに、レオンハルトはベッドの横に置いてあった小瓶へと手を伸ばす。すでに熱に浮かされているルーイの瞳が期待で揺らめいた。
小瓶を傾けると、その中からトロリと垂れてきた液体が長い指を濡らしていく。
レオンハルトはルーイの右足を抱え上げて後ろの蕾にその液体を塗りつけた。
「あ、ぅ……!」
液体の冷たさと少しずつ入ってくる指の異物感に息を呑む。指は中を広げるように動きながら淫らな音を立てて深く侵入してきた。
動かしやすいようにと、ルーイは自分から腰を上げる。
手は行く当てがなく、無意識に甲で口元を抑えた。
「んん……! ……ぁっ!」
「今更、声を抑えるな」
一本だった指が二本に増える。
レオンハルトは足を掴んでいた手を離し、口を抑えていた手を握ってシーツに縫い付けた。
「、やァっ……! は、ん………抑えているわけじゃ、ただ、……! おちつかなっ……ぅあァッ」
二本の指が三本になり、的確にルーイの良いところに当たる。嬌声が止まらない。
腰が指の動きに合わせてびくびくと跳ねる。
このまま指で昇り詰めてしまいそうに感じ始めたところで、指を抜かれた。
なんで、と切ない吐息が溢れる。
「こんなところか」
レオンハルトは改めてルーイの両膝の裏を掴み、大きく足を開かせた。
ルーイの先走りが滴る中心も、潤滑油で濡れた入口もしっかりと目に捉えている。
羞恥は感じない。
あるのは期待だ。
ルーイの緑色の目は恍惚と光り、うっすらと開いた唇からは荒い息が溢れる。
「レオンハルト……、しないと思うが、っ遠慮、するなよ……?」
「私がお前に、遠慮したことがあったか?」
唇の片端を上げながら、レオンハルトは昂ったものを押し当て、いきなり奥まで挿入した。
「ぁ、ひあっ……!」
直前まで指での快感を享受していた体は、その衝撃だけで達しそうになる。
しかし、まだそのタイミングではない。
ルーイは足の先まで力を入れ、目を瞑って誘惑に耐える。
よく慣らされたナカは、何の抵抗もなくレオンハルトの熱を受け入れていた。
深く繋がったまま、レオンハルトはルーイの体を揺らして刺激を与え始める。
「……っ! あ、そこ、気持ちいっ、!」
「ここ、か……っ」
反応に合わせて腰を突き上げられると、ルーイは堪らず中を締め付ける。
レオンハルトも息を詰めた。
「……っ!」
淫らな水音が、激しい息遣いや甘い嬌声に混じって部屋に響く。
それが二人をより昂らせた。
「は、ァう……! ……っも、いく……!」
レオンハルトの動きが強くなると、あっという間に体は上り詰めていった。快感で頭が回らない。興奮からか、自然と涙が浮かんできた。
揺れる度、チリチリと耳元の飾りが鳴る。
すがるように手を伸ばして首に巻き付ける。
「ああぁあ……っ!」
「……っく……ぅ」
ルーイが背筋を逸らし極まった。
それとほぼ同時に、きつく締め上げられたレオンハルトの欲望がナカで弾ける。
動きが止まり、聞こえるのは二人の息遣いのみ。
熱に浮かされた瞳で見つめ合う。
そのまま、愛を確かめる様に口づけ合った。
「しばらく、こうしていたいな……」
熱い体を抱きしめ、汗ばんだ頬に自分の頬を当てる。
ゆったりと温かい手が髪をなぜる。
「好きにしろ」
耳元で響く低い声。
優しく、欲を孕んだその声に背筋がそわりとする。
(愛してる、と伝えたら……お前は、なんて言うかな)
一国の皇帝になる予定の相手に、不毛な思いだ。
耳飾りが喰まれるのを感じながら、ルーイは温もりを抱きしめ直した。
おわり
「気持ちいい髪だな……」
ルーイは目を閉じ、顔を動かして仄かに香水の匂いがする髪に口づける。
「お前もな」
レオンハルトは両手でサラリとした艶のある銀色の髪に触れ、そのまま後頭部を支える様に手を動かしてから唇を合わせた。
「、……っ」
性急に侵入してくる熱い舌にも、ルーイは慌てずに自分のそれを絡めにいく。どちらもがお互いの口内をかき混ぜ、唾液も混ざり合っていく。
「ぁ……、ふ……」
ルーイは深い口づけに溺れながらも、レオンハルトのシャツのボタンに手を掛ける。
見えないボタンを外すのに手間取りつつも全てのボタンを外し終え。
どちらともなく、そのタイミングで唇を離した。
「……っ、は、ぁ…!」
お互いに大きく息を吸い酸素を取り込む。
レオンハルトはボタンの外れたシャツと共に肌着をも脱ぎ去ると、皮膚の薄い首元に吸い付いてきた。
ルーイの濡れた唇から甘い声が上がる。
レオンハルトは首筋から胸元まで、時間をかけて唇を落とす。焦ったい快感が体を這っていく。
されっぱなしになるわけにもいかない。
ルーイは腕を伸ばすと、ズボンのホックにも手を掛ける。
簡単に外れたところで、中心に下着の上から触れると、
「ひぁ……っ!?」
胸元を弄っていたレオンハルトが突起に噛み付いてきた。急な強い刺激に体が跳ね、声を上げてしまった。
しかし、その熱い場所から手を離さず見上げると、体を上げて見下ろしてきている綺麗な顔が余裕なく顰められている。
「……っ、行儀の悪い手だな」
「俺も、お前の体が見たいから、な」
服を脱がす以上の悪戯をしておいて、とルーイは自分でも思いながらレオンハルトが下半身の衣服を脱ぐのを手伝う。
余裕のある表情や言葉とは裏腹に、早く、早くと心は急く。
自分と同じく一糸まとわぬ姿になったレオンハルトの首に改めて腕を回す。
引き締まった体から直接感じる体温は、興奮のせいか熱い。
そのまま腰と腰を擦り合わせる。
シーツに皺を作って抱き合いながら、互いの息遣いが早くなっていくのを耳元で聞く。
そうしているうちに、レオンハルトはベッドの横に置いてあった小瓶へと手を伸ばす。すでに熱に浮かされているルーイの瞳が期待で揺らめいた。
小瓶を傾けると、その中からトロリと垂れてきた液体が長い指を濡らしていく。
レオンハルトはルーイの右足を抱え上げて後ろの蕾にその液体を塗りつけた。
「あ、ぅ……!」
液体の冷たさと少しずつ入ってくる指の異物感に息を呑む。指は中を広げるように動きながら淫らな音を立てて深く侵入してきた。
動かしやすいようにと、ルーイは自分から腰を上げる。
手は行く当てがなく、無意識に甲で口元を抑えた。
「んん……! ……ぁっ!」
「今更、声を抑えるな」
一本だった指が二本に増える。
レオンハルトは足を掴んでいた手を離し、口を抑えていた手を握ってシーツに縫い付けた。
「、やァっ……! は、ん………抑えているわけじゃ、ただ、……! おちつかなっ……ぅあァッ」
二本の指が三本になり、的確にルーイの良いところに当たる。嬌声が止まらない。
腰が指の動きに合わせてびくびくと跳ねる。
このまま指で昇り詰めてしまいそうに感じ始めたところで、指を抜かれた。
なんで、と切ない吐息が溢れる。
「こんなところか」
レオンハルトは改めてルーイの両膝の裏を掴み、大きく足を開かせた。
ルーイの先走りが滴る中心も、潤滑油で濡れた入口もしっかりと目に捉えている。
羞恥は感じない。
あるのは期待だ。
ルーイの緑色の目は恍惚と光り、うっすらと開いた唇からは荒い息が溢れる。
「レオンハルト……、しないと思うが、っ遠慮、するなよ……?」
「私がお前に、遠慮したことがあったか?」
唇の片端を上げながら、レオンハルトは昂ったものを押し当て、いきなり奥まで挿入した。
「ぁ、ひあっ……!」
直前まで指での快感を享受していた体は、その衝撃だけで達しそうになる。
しかし、まだそのタイミングではない。
ルーイは足の先まで力を入れ、目を瞑って誘惑に耐える。
よく慣らされたナカは、何の抵抗もなくレオンハルトの熱を受け入れていた。
深く繋がったまま、レオンハルトはルーイの体を揺らして刺激を与え始める。
「……っ! あ、そこ、気持ちいっ、!」
「ここ、か……っ」
反応に合わせて腰を突き上げられると、ルーイは堪らず中を締め付ける。
レオンハルトも息を詰めた。
「……っ!」
淫らな水音が、激しい息遣いや甘い嬌声に混じって部屋に響く。
それが二人をより昂らせた。
「は、ァう……! ……っも、いく……!」
レオンハルトの動きが強くなると、あっという間に体は上り詰めていった。快感で頭が回らない。興奮からか、自然と涙が浮かんできた。
揺れる度、チリチリと耳元の飾りが鳴る。
すがるように手を伸ばして首に巻き付ける。
「ああぁあ……っ!」
「……っく……ぅ」
ルーイが背筋を逸らし極まった。
それとほぼ同時に、きつく締め上げられたレオンハルトの欲望がナカで弾ける。
動きが止まり、聞こえるのは二人の息遣いのみ。
熱に浮かされた瞳で見つめ合う。
そのまま、愛を確かめる様に口づけ合った。
「しばらく、こうしていたいな……」
熱い体を抱きしめ、汗ばんだ頬に自分の頬を当てる。
ゆったりと温かい手が髪をなぜる。
「好きにしろ」
耳元で響く低い声。
優しく、欲を孕んだその声に背筋がそわりとする。
(愛してる、と伝えたら……お前は、なんて言うかな)
一国の皇帝になる予定の相手に、不毛な思いだ。
耳飾りが喰まれるのを感じながら、ルーイは温もりを抱きしめ直した。
おわり
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いつの日か続き、お願いします!!🥰✨
もくれんさん、お読みいただきありがとうございます!
それに加えて嬉しいお言葉!!😭✨
その後の関係、また降ってきたらお話にしたいです!