魔術について

ぺラダン

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section Basics(魔術の基礎の基礎編)

そもそも魔術ってなんですか

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序章 そもそも魔術って何ですか。




「ヨハン、魔術と魔法って何が違うの?」

「ん?そうだな・・・ウィキペディアで検索したらどうだ?」

「丸投げ・・・」

「う~ん耳が痛いなぁ。しいて言えば『術』っていうのは自分が身に着けた技術の学問の事。スキルみたいな。でも『法』っていうのはその『方法』つまりはhow to出来るか否かは自分次第。って事。」

「え、ヨハン出来るの?例えばアニメみたいに瞬間移動とか・・・」

「馬鹿。出来たらとっくの昔にドナウデルタでクルージングや。」

「ああ、そうなの・・・じゃあその魔術って具体的に何?」

「魔術って一括りにしてもかなりあるんだよなぁ。基本的に魔術っていうのは神との交信手段。それを魔女は悪魔との交信用に使ったからあんな風にジェノサイド祭りになったんだよ。ただし、それがこの人たちにとっては神様だったかもしれないけれどね。」


「つまり悪魔も神様も一緒って事?異教徒の神を悪魔と仮定して交流してる!
って殺したっていうのもあるのかな?」

「まぁ、あり得ない事はないよね。魔術はもともとcallingっていう神様と交流をするためのもの。その交流する神は宗教によって違うから、ハタから見れば異教徒だって言いたいんだろ、」

「うん」

「魔女狩りの原因は疫病の流行とか色々あるけれど、宗教間の価値観の違いもあったりするかもね。」





序章解説

1 魔術と魔法の違いについて

魔術
『術』という語には「人が身につける特別な技」一方『法』には「法則」「手本」「模範」となっておりSkill ではなく how-to なのだ。技は手に入っても、手本そのままは手に入らない。
まぁ確かに手本があるなら上手くいくなんて事はなくその魔術師が作り上げた机上の空論かもしれない。偶然の重なりが作り出した奇跡かもしれない。その偶然の重なりが「再び」成功した時。
その偶然の重なりが「二度、三度」起こった時。「出来るかどうかは自分次第。って事。」と彼が言う通り「魔法」は「魔術」へ変化を遂げるのだろう。


2 魔術って具体的に何?

文中でも述べているように魔術の基本は「神との交信手段」勿論、そんな物を使わずとも「calling」と呼ばれる神の啓示を聞いた者はいる・・・まあ、かなりレアケースだが。そんなcallingを神のお告げを聞くのに使わず宗教上の悪魔に使った。とされた者がいわゆる「魔女狩り」にあったのだ。
(まあ、魔女狩りなんて鼠算なのでcallingを悪魔に使ったのなんて最初の数名だけだろうが。)







勿論悪魔の声で無く天の声を聞いても色々な理由で魔女とされ処刑されたオルレアンの乙女もいるほどなのだから、魔女狩りとは恐ろしい制度である。そして

「それは魔女が悪魔を神として崇めたからその人を異教徒として殺したっていうのもあるのかな?」

「あり得ない事はないね。」

つまりある宗教にとっての神は他宗教にとっての悪魔とも言えてしまうふしがある。その場合神の声を聞いた他宗教者はその宗教にとっては「悪魔の声を聞いた。」という事になるのだから、その場合魔女狩りをされてしまったケースもあるのではないかと考えられる。


マ「ヨハンは魔術師になろうという気はないの?」

ヨ「悪魔とか間違えて呼び出して次の日部屋が血の海で目玉と歯が散乱するような死に方はしたくないだろ。」

マ(死後の心配・・・?)
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