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クラウスとの夕食会
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狩りは終わり、キャスリーン達はデクスターの別荘を訪れていた。散歩から戻った後、結局キャスリーンは狩りに集中できないまま、成果はゼロで終わった。デクスターは鳥数羽と鹿を狩り、クラウスは鳥を一羽。とりあえずデクスターが最も狩りの成果が良かったので、王の機嫌も良く周囲は一安心である。
使用人達が獲物を捌いている間、キャスリーンは部屋に戻って風呂に入り、着替えをしていた。
「マージェリー、少し聞きたいことがあるのですが」
「はい、何でしょう?」
キャスリーンの長い髪に丁寧にブラシをかけていた侍女のマージェリーは、首を傾げた。
「ルディガーは王宮の使用人の若い女と、殆ど関係を持っているというのは本当でしょうか?」
思わぬ質問にむせながら、マージェリーは答える。
「……ゴホッ、キャスリーン様、急にどうしたのです?」
「クラウスにそのように言われたのです」
「あの男にそんなことを言われていたのですか!? 下品な男ですね」
ブラシをかける手を止め、マージェリーは目をむいた。
「ええ、とても下品な男です。ただ……王宮のみんなが噂をしていると言っていたので、少し気になってしまって」
「そうですねえ、確かに昔から女の噂はありましたけど……最近は大人しくしているのか、そういう噂はめっきり減りました」
「そうですか」
なんとなく、キャスリーンはホッとした。
「昔は女達がルディガーのことで諍いになって、つかみ合いの喧嘩していたこともあったと聞きますけどね。揉め事になってあの男も懲りたのでしょう」
自分の知らない所でそんな事件が起きていたのかと、キャスリーンはため息をついた。
「でも、最近も噂があるようですが……相手は調理場の女だそうですが」
ああ、とマージェリーは思い出したように頷いた。
「あれですね、私も聞きましたけど……私の考えでは、あの噂は嘘だと思います」
「嘘? なぜそう思うのですか?」
「相手の女、騎士団の館に何度も差し入れを持って押し掛けていたそうですよ。それにその女、ええと、申し上げにくいですが……ルディガーが夢中になるような女には見えませんもの。私は最初からその噂を疑っておりました」
確かに、とキャスリーンも思った。化粧っ気がないせいもあるが、調理場の女はルディガーの好みとは違う気がしていた。
キャスリーンがまだ十代の頃、偶然ルディガーが女と顔を寄せ合っているのを見たことがある。その女は王宮に招かれたダンサーの女で、色気のある美しい女だった。
若きルディガーが女と顔を近づけてにやけている姿を、久々に思い出したキャスリーンは、また心がざわざわするのを感じた。
「ありがとう、マージェリー。彼には王宮内であまり騒ぎを起こして欲しくないものですから。でもあなたの話を聞く限り、問題はなさそうで安心しました」
「ルディガーは失礼な所のある男ですが、キャスリーン様に迷惑をかけるような行動は取らないと思いますよ。でも、私からも後であの男に釘を刺しておきますね」
ブラシを剣のように持ち、マージェリーは目をギラリとさせた。
夕食会は和やかに過ぎていた。
テーブルの上には、捕ったばかりの鳥のローストや新鮮な鹿肉のステーキが並ぶ。クラウスとデクスターは狩りの話でずっと盛り上がっている。キャスリーンは愛想笑いしながら、ワインを口に運ぶ。
このまま進めば何事もなく夕食会は終わり、後は明日王宮に戻るだけだ。最後の大仕事だとキャスリーンは心の中で気合を入れ直し、できるだけ笑顔で務めた。
食事は進み、デザートが来た所で、デクスターは話を切り出した。
「さて……ここからは大事な話をしよう」
「はい、陛下」
クラウスは酒が回った顔で微笑む。キャスリーンは思わず身体を固くした。
「クラウス、そなたと娘のキャスリーンの婚約を、私は正式に進めようと考えている」
「陛下! ありがとうございます!」
クラウスの目が大きく見開き、キャスリーンを見た。キャスリーンはとうとう来たか、ときゅっと口を結ぶ。
「そなたの父上とは既に話はしておるが、詳しい話まではしておらんのでな。マシュー卿が航海から戻られたら、早急に王宮に招いて契約を結びたい。彼はいつ戻るのだ?」
「来月には戻る予定です、陛下。ああ! こんな嬉しいことはありません! きっと父上も喜ぶでしょう! 私の結婚を何より心待ちにしていましたからね」
「四度目の結婚でも、喜ぶものなのですか」
思わず口にしたキャスリーンの言葉に、周囲の視線が一斉に彼女の顔に集まった。
「キャスリーン! 失礼だぞ!」
デクスターは酒のせいなのか怒りのせいか、真っ赤な顔で怒鳴った。
「失礼ながらお父様。以前お父様は、クラウス様が三度の結婚に失敗していることを問題視されていましたね? なのになぜ、クラウス様を私の結婚相手にしようと思われたのです?」
「人生に失敗はつきものだ。バルタもそう申しておる」
「占い師バルタですか。彼の占いの結果が、クラウス様なのだということですか?」
「それもあるが、それだけではない。私はちゃんと、自分の頭で考えておる!」
デクスターはすっかり不機嫌で、彼の侍従達はオロオロと心配そうに見ている。こういう時、デクスターの機嫌をなだめて場を治めるのが上手い執事フェルクスも、何故か俯いたままだんまりだ。
「申し訳ない。私の過去のことで、キャスリーン様を不安にさせてしまいました」
神妙な顔で、クラウスはキャスリーンに向き直った。
「謝らんでよい、クラウス」
「いえ、陛下。一度きちんとご説明するべきでした。確かに私は、三度の結婚歴があります」
そこからはクラウスの独壇場だった。
「最初の結婚は、私もまだ若く未熟でした。妻は慣れない土地で心を病み、私はそれに気づくのが遅れた。彼女の弟が迎えに来て、そのまま離婚となりました。次の妻は隣国出身なのですが、我が家の財産に手を付けていたことが分かり……。財産の返却を求めない代わりに、離婚することになりました。三人目の妻は海の向こうの商人の娘でしたが、私の父と向こうの父が仕事上で揉め事になり、妻は自分の父親を取り、実家に戻りました」
ルディガーから使い鳥で報告を受けているキャスリーンは、しらけた顔でクラウスの話を聞いていた。だが周囲の人間達は、彼の芝居がかった話し方に、徐々に引き込まれているようだった。
「全てのことは、私の責任です。私がもっとしっかりしていれば……」
「そうですか。では彼女達に暴力を振るっていた、という噂についてはどうですか?」
キャスリーンの言葉に、一瞬クラウスの目が吊り上がった。
「何度も結婚に失敗したので、周囲が私の方に原因があるのではと噂を流したのでしょう。どれも根拠のない噂です」
「噂、本当にそうでしょうか? グリーオウル家のセシリア嬢の身体には、無数の暴行の痕があると聞いていますが」
ざわつく室内の中、クラウスは口元を歪めながらキャスリーンを睨むような目で見た後、今度は不自然に笑顔を作った。
「セシリア嬢の傷痕については、私も知っていますよ。彼女は自ら傷をつけたのです。言ったでしょう? 彼女は心を病んでいた。何度も自ら命を絶とうとするのを、私は必死に守っていたのです」
「キャスリーン、クラウスはそう言っているではないか。憶測で物を言うではない」
「ですが、お父様」
ぐっと言葉を飲み込む。セシリアの傷痕のことはルディガーからの手紙に書いてあっただけで、キャスリーンは直接見たわけではない。ここにルディガーがいれば証言してもらえるのだが、彼はここにはいない。
「彼女には本当に気の毒なことをしました……もっと早く彼女の異変に気付いてあげられていたら。何度も何度もナイフで自らの手首を切ろうとする彼女を、私はその度に抱きしめたのです」
「大変だったな、クラウス」
デクスターは最初からクラウスを信じ切っている。他の者達も、クラウスに同情的な視線を送っている。これ以上孤軍奮闘しても無駄だと悟ったキャスリーンは、この場を引くことにした。
「……そうですか。失礼なことを申し上げました。お許しください」
だがキャスリーンは、ルディガーの報告が真実であったと確信できた。彼の報告にあったセシリアの傷痕は「やけどの痕」だったからだ。
使用人達が獲物を捌いている間、キャスリーンは部屋に戻って風呂に入り、着替えをしていた。
「マージェリー、少し聞きたいことがあるのですが」
「はい、何でしょう?」
キャスリーンの長い髪に丁寧にブラシをかけていた侍女のマージェリーは、首を傾げた。
「ルディガーは王宮の使用人の若い女と、殆ど関係を持っているというのは本当でしょうか?」
思わぬ質問にむせながら、マージェリーは答える。
「……ゴホッ、キャスリーン様、急にどうしたのです?」
「クラウスにそのように言われたのです」
「あの男にそんなことを言われていたのですか!? 下品な男ですね」
ブラシをかける手を止め、マージェリーは目をむいた。
「ええ、とても下品な男です。ただ……王宮のみんなが噂をしていると言っていたので、少し気になってしまって」
「そうですねえ、確かに昔から女の噂はありましたけど……最近は大人しくしているのか、そういう噂はめっきり減りました」
「そうですか」
なんとなく、キャスリーンはホッとした。
「昔は女達がルディガーのことで諍いになって、つかみ合いの喧嘩していたこともあったと聞きますけどね。揉め事になってあの男も懲りたのでしょう」
自分の知らない所でそんな事件が起きていたのかと、キャスリーンはため息をついた。
「でも、最近も噂があるようですが……相手は調理場の女だそうですが」
ああ、とマージェリーは思い出したように頷いた。
「あれですね、私も聞きましたけど……私の考えでは、あの噂は嘘だと思います」
「嘘? なぜそう思うのですか?」
「相手の女、騎士団の館に何度も差し入れを持って押し掛けていたそうですよ。それにその女、ええと、申し上げにくいですが……ルディガーが夢中になるような女には見えませんもの。私は最初からその噂を疑っておりました」
確かに、とキャスリーンも思った。化粧っ気がないせいもあるが、調理場の女はルディガーの好みとは違う気がしていた。
キャスリーンがまだ十代の頃、偶然ルディガーが女と顔を寄せ合っているのを見たことがある。その女は王宮に招かれたダンサーの女で、色気のある美しい女だった。
若きルディガーが女と顔を近づけてにやけている姿を、久々に思い出したキャスリーンは、また心がざわざわするのを感じた。
「ありがとう、マージェリー。彼には王宮内であまり騒ぎを起こして欲しくないものですから。でもあなたの話を聞く限り、問題はなさそうで安心しました」
「ルディガーは失礼な所のある男ですが、キャスリーン様に迷惑をかけるような行動は取らないと思いますよ。でも、私からも後であの男に釘を刺しておきますね」
ブラシを剣のように持ち、マージェリーは目をギラリとさせた。
夕食会は和やかに過ぎていた。
テーブルの上には、捕ったばかりの鳥のローストや新鮮な鹿肉のステーキが並ぶ。クラウスとデクスターは狩りの話でずっと盛り上がっている。キャスリーンは愛想笑いしながら、ワインを口に運ぶ。
このまま進めば何事もなく夕食会は終わり、後は明日王宮に戻るだけだ。最後の大仕事だとキャスリーンは心の中で気合を入れ直し、できるだけ笑顔で務めた。
食事は進み、デザートが来た所で、デクスターは話を切り出した。
「さて……ここからは大事な話をしよう」
「はい、陛下」
クラウスは酒が回った顔で微笑む。キャスリーンは思わず身体を固くした。
「クラウス、そなたと娘のキャスリーンの婚約を、私は正式に進めようと考えている」
「陛下! ありがとうございます!」
クラウスの目が大きく見開き、キャスリーンを見た。キャスリーンはとうとう来たか、ときゅっと口を結ぶ。
「そなたの父上とは既に話はしておるが、詳しい話まではしておらんのでな。マシュー卿が航海から戻られたら、早急に王宮に招いて契約を結びたい。彼はいつ戻るのだ?」
「来月には戻る予定です、陛下。ああ! こんな嬉しいことはありません! きっと父上も喜ぶでしょう! 私の結婚を何より心待ちにしていましたからね」
「四度目の結婚でも、喜ぶものなのですか」
思わず口にしたキャスリーンの言葉に、周囲の視線が一斉に彼女の顔に集まった。
「キャスリーン! 失礼だぞ!」
デクスターは酒のせいなのか怒りのせいか、真っ赤な顔で怒鳴った。
「失礼ながらお父様。以前お父様は、クラウス様が三度の結婚に失敗していることを問題視されていましたね? なのになぜ、クラウス様を私の結婚相手にしようと思われたのです?」
「人生に失敗はつきものだ。バルタもそう申しておる」
「占い師バルタですか。彼の占いの結果が、クラウス様なのだということですか?」
「それもあるが、それだけではない。私はちゃんと、自分の頭で考えておる!」
デクスターはすっかり不機嫌で、彼の侍従達はオロオロと心配そうに見ている。こういう時、デクスターの機嫌をなだめて場を治めるのが上手い執事フェルクスも、何故か俯いたままだんまりだ。
「申し訳ない。私の過去のことで、キャスリーン様を不安にさせてしまいました」
神妙な顔で、クラウスはキャスリーンに向き直った。
「謝らんでよい、クラウス」
「いえ、陛下。一度きちんとご説明するべきでした。確かに私は、三度の結婚歴があります」
そこからはクラウスの独壇場だった。
「最初の結婚は、私もまだ若く未熟でした。妻は慣れない土地で心を病み、私はそれに気づくのが遅れた。彼女の弟が迎えに来て、そのまま離婚となりました。次の妻は隣国出身なのですが、我が家の財産に手を付けていたことが分かり……。財産の返却を求めない代わりに、離婚することになりました。三人目の妻は海の向こうの商人の娘でしたが、私の父と向こうの父が仕事上で揉め事になり、妻は自分の父親を取り、実家に戻りました」
ルディガーから使い鳥で報告を受けているキャスリーンは、しらけた顔でクラウスの話を聞いていた。だが周囲の人間達は、彼の芝居がかった話し方に、徐々に引き込まれているようだった。
「全てのことは、私の責任です。私がもっとしっかりしていれば……」
「そうですか。では彼女達に暴力を振るっていた、という噂についてはどうですか?」
キャスリーンの言葉に、一瞬クラウスの目が吊り上がった。
「何度も結婚に失敗したので、周囲が私の方に原因があるのではと噂を流したのでしょう。どれも根拠のない噂です」
「噂、本当にそうでしょうか? グリーオウル家のセシリア嬢の身体には、無数の暴行の痕があると聞いていますが」
ざわつく室内の中、クラウスは口元を歪めながらキャスリーンを睨むような目で見た後、今度は不自然に笑顔を作った。
「セシリア嬢の傷痕については、私も知っていますよ。彼女は自ら傷をつけたのです。言ったでしょう? 彼女は心を病んでいた。何度も自ら命を絶とうとするのを、私は必死に守っていたのです」
「キャスリーン、クラウスはそう言っているではないか。憶測で物を言うではない」
「ですが、お父様」
ぐっと言葉を飲み込む。セシリアの傷痕のことはルディガーからの手紙に書いてあっただけで、キャスリーンは直接見たわけではない。ここにルディガーがいれば証言してもらえるのだが、彼はここにはいない。
「彼女には本当に気の毒なことをしました……もっと早く彼女の異変に気付いてあげられていたら。何度も何度もナイフで自らの手首を切ろうとする彼女を、私はその度に抱きしめたのです」
「大変だったな、クラウス」
デクスターは最初からクラウスを信じ切っている。他の者達も、クラウスに同情的な視線を送っている。これ以上孤軍奮闘しても無駄だと悟ったキャスリーンは、この場を引くことにした。
「……そうですか。失礼なことを申し上げました。お許しください」
だがキャスリーンは、ルディガーの報告が真実であったと確信できた。彼の報告にあったセシリアの傷痕は「やけどの痕」だったからだ。
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