鬼畜な悪党の下っ端に転生したのだが、頑張って生き抜きたい

花村 ネズリ

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第2章 勇者降臨編

悪魔

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パチパチと燃える炎。
やべ、眠くなってきた。

俺がうとうとしていると、
犬くんが、閃いたように喋り出す。

話題探してたんだね~なるなる。




「あ、あのっ、ボスさんとサルさんは、とても仲が良いですよね?昔からのお知り合いですか?」


「あー‥うん。知り合いというか‥奴隷というか‥っ、そ、そう!知り合い~?うん、幼馴染的なッ!?ね、ボス!!」

途中睨まれたので、慌てて言い直す。
本当の事を言わせてください先輩。



「まあな‥」

「じゃあ、親友、みたいなものですね!」

「ブフッ、親友っ、イッーー!?す、スネがあああ」


ひどい!俺の足に住まう弁慶の泣き所がッ!!ボスのアホ!!

「‥うるせえ‥」



「いいな‥俺も親友‥欲しかったな‥」

「つー、いててっ、お、あれ?あの子は違うのか?ほら、もう1人の勇者の」


「‥アイツは‥






俺の人生を滅茶苦茶に掻き回す、悪魔ですーー」


「‥」


お、なんかシリアスになってきたね。いいよいいよ~!でもまあ、
うん。たぶんその子よりやっかいな悪魔なら隣にいますよ。なんて、


冗談だから睨まないでボスううう!?
なんで心の声わかるの?こええよ!!

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