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修行編(瑠璃丸&京一郎) 3
発情 side 瑛二 2
しおりを挟む「靴、脱いだし、リビングで休憩するぞ。
唾液もやるから来い」
バイクに乗るため、今日はそろいの黒のライダージャケット、パンツ姿。
白銀の銀髪と白い肌が生えまくりだな。
「僕は、唾液が食べたいわけじゃ・・・」
「ハッ、抱きしめるだけで満足ってか?
どーせ、喰うくせに?」
ニヤニヤ嗤ってやると。
「その、笑顔、僕は嫌いだ」
むくれるし。
そう見せながら、服は俺好みの和装に変わるし。
もじもじと、立ち上がってる下半身を隠そうとしてるし。
いや、バレバレだろ?
「俺は、どんな顔でも白銀が、瑛一が好きだ」
「なっ、急に、そんな・・・う、嬉しいけど・・・」
真正面から囁けば。
頬が、一気に朱に染まり。
肌さえ桃色に色づく。
本当に、なんて可愛い俺の兄様(あにさま)
「早く入れよ」
リビングにつながる扉を開けて導いてやる。
けど、やっぱり思い通りにはいかないな。
そのまま手を取られて、寝室へ。
俺から誘おうと思ってたんだが・・・
コレはコレで面白いか。
「今日は、教えてる内容はアレだったが、瑛二が人に頼られているのを見ると嬉しかった」
で、寝室について、続く言葉はコレって・・・
まぁ、白銀は幸せそうに笑ってるからいいけどさ。
ライダージャケットを脱いで、ウォークインクローゼットに片付けて。
余裕のあるふりで、ベットに腰掛け。
部屋に入った途端、俺をうっとりと見つめる白銀に頭をかく。
「そーか、そーか。
で・・・?」
「点滴変える姿も、様になっていて。
瑛二は、すごいなっ」
一緒に行く度、毎回見てるよな?
白銀は、俺のことをなんでも褒める。
日常の繰り返しの行動さえ、それに当てはまるから照れくさくて仕方ない。
キラキラ輝く瞳に映されて、悪い気はしないけど。
今日は時間も無いからな。
「で、感じたまま、大人のおもちゃ見てイロイロ思い出して。
あぁ、昨日箱に入れさせてるときから、モジモジしてたよな?
人の目忘れて、俺の唾液に腰砕けそうになって。
バイクに乗って、その振動で、どうなった?
あぁ、それとも俺の身体と密着しすぎてたし。
それで、妄想が止まらねーとか?」
矢継ぎ早に追い詰めると、とたんに瞳が潤み色めく。
頬を押さえて、熱い吐息。
「で?
俺、リビングって言ったのに。
寝室に連れ込んで、どーしたいんだ?」
脚を組みなおし、今度は優しく笑ってやる。
「俺の背中にギュッと摑まってる、ふりだろ?
お前が風に吹き飛ばされるわけねーのに。
ギュウギュウ押し付けてたきたよな?
指舐めて勃ってたこと、あいつら気付いてなかったぜ?
自分たちのことで、イッパイイッパイになってくれてて良かったな?
それで、唾液が欲しいわけじゃないとか?
笑えるぜ。
今みたいに、素直に口にしろよ?」
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