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修行編(瑠璃丸&京一郎) 3
発情 side 瑛二 1
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「も、ムリだ、瑛二」
「あ”、何が?」
家に入り、メットを置いて。
どれがムリなのか見当をつけつつ。
人から鬼へ姿を戻した白銀を抱きしめてやる。
「んんっ」
それだけで、びくっと腰が跳ねてる。
物欲しそうな、瞳だな。
俯いたままの白銀を覗き込み、かがめよと口にするだけで。
期待に、緑と青のオッドアイが潤むからおもしろい。
「ほれ、ちゃんと口あけろよ」
素直に降りてきた唇を、重ねる前に舐めてやる。
驚いた顔に笑いかけ。
柔らかく、ふっくらした感触を楽しむ。
一週間ぶり、だったか?
しばらくお預けにすると、濡れた指にさえ発情するとは。
旨そうに、オレの唾液を吸い取り。
俺から舌を絡ませただけで。
「あ、ふぅ、んンっっ」
ずるずると、力が抜けて。
抱きしめていた俺ごと座り込むことになる。
興奮しすぎ。
体内にアレをずっと入れてるってのもあるだろうけど。
バイクの僅かな振動でも感じてたしな。
まだ、靴も脱いでねーってのに。
一度唇を離し、靴を脱ごうと身を引くと。
「まだっ」
両腕が俺を拘束。
ったく、この馬鹿力め。
「あのなー、靴のままだろ?
お前は消したらいいかもしれねーけど、な。
離せよ」
「・・・」
腕の力は抜けたけど、首から離さねーし。
悩むとこかよ。
チビたちにするのと同じように。
右手でぽんぽんと頭をたたき。
落ち着けと、伝える。
「俺は、昼前には大学にいって、夕方にはあっちに直行。
お前は、昼過ぎにチビたちの迎えと家のことで別れ別れ。
この時間、貴重なんだぜ?」
「わ、わかっては、いる・・・」
やっと、開放。
人間のときは、聞き分けよくて優等生だったのに。
姿かたちは変わっても、魂は俺の兄。
弥勒 瑛一なのに。
可愛くなりすぎだろ?
「あ”、何が?」
家に入り、メットを置いて。
どれがムリなのか見当をつけつつ。
人から鬼へ姿を戻した白銀を抱きしめてやる。
「んんっ」
それだけで、びくっと腰が跳ねてる。
物欲しそうな、瞳だな。
俯いたままの白銀を覗き込み、かがめよと口にするだけで。
期待に、緑と青のオッドアイが潤むからおもしろい。
「ほれ、ちゃんと口あけろよ」
素直に降りてきた唇を、重ねる前に舐めてやる。
驚いた顔に笑いかけ。
柔らかく、ふっくらした感触を楽しむ。
一週間ぶり、だったか?
しばらくお預けにすると、濡れた指にさえ発情するとは。
旨そうに、オレの唾液を吸い取り。
俺から舌を絡ませただけで。
「あ、ふぅ、んンっっ」
ずるずると、力が抜けて。
抱きしめていた俺ごと座り込むことになる。
興奮しすぎ。
体内にアレをずっと入れてるってのもあるだろうけど。
バイクの僅かな振動でも感じてたしな。
まだ、靴も脱いでねーってのに。
一度唇を離し、靴を脱ごうと身を引くと。
「まだっ」
両腕が俺を拘束。
ったく、この馬鹿力め。
「あのなー、靴のままだろ?
お前は消したらいいかもしれねーけど、な。
離せよ」
「・・・」
腕の力は抜けたけど、首から離さねーし。
悩むとこかよ。
チビたちにするのと同じように。
右手でぽんぽんと頭をたたき。
落ち着けと、伝える。
「俺は、昼前には大学にいって、夕方にはあっちに直行。
お前は、昼過ぎにチビたちの迎えと家のことで別れ別れ。
この時間、貴重なんだぜ?」
「わ、わかっては、いる・・・」
やっと、開放。
人間のときは、聞き分けよくて優等生だったのに。
姿かたちは変わっても、魂は俺の兄。
弥勒 瑛一なのに。
可愛くなりすぎだろ?
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