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修行編(瑠璃丸&京一郎) 3
先輩 2
しおりを挟む「口で奉仕されんのはそれほど珍しくねーよ。
逆は他から聞かねーけど、口で飲んでも問題ねーから安心しろ。
むしろ、飲んでるせいか、周りがインフルで全滅しても、俺だけ問題なかったし」
え、ってことは・・・?
雅も顔を上げて、瑛二さんをガン見。
「当主と彰姫サンから、お前らとここには居ない琉璃丸にも。
治療ついでに、詳しく教えてこいっていわれてんだよ。
俺と白銀がヤッてること、知ってるからな。
また大怪我されちゃーたまんねーと思ったんじゃね?
経験者のコッチに話が振られた
俺は、白銀に入れる側で、この前提無しに説明したところで説得力無いだろ?
あ、琉璃丸には京一郎から言ってやれよ?
もう経験してんだって思ってたけど、まだだったのか?
お前にも、玩具、買ってやろうか?」
雅が潰しそうになってるその箱を。
ニヤニヤ指差す瑛二さん。
要らないっ要らないっ
声も出せずに首を振る。
そんなの見つかったから、瑠璃丸になんて思われるか。
いや、それよりも、私から説明なんて出来ないっ
どこから、ど、ど、どうやって、説明するんだ!
瑛二さんは、しばらく笑っていたけど。
口を開け、人差し指と中指を舌につけて。
自分の唾液をこすりつけ。
その指を、後ろで控えていた白銀さんの口元に差し出した。
「後輩への模擬として、舐めろよ、先輩」
白銀さんに戸惑いがあったのは、一瞬。
瑛二さんの唾液に誘われるように。
ぱくりと、その指を根元まで咥えてしまう。
唇の向こう側で、くちゅくちゅと音をたて動く指。
「で、雅は口で感じたことあんのか?」
「く、口!?」
白銀さんの口を指で弄びながら。
瑛二さんは顔をしかめる。
「なんだ、無さそうだな。
黒曜、お前はじまりの鬼のくせに、年だけかよ」
黒曜様は、名前を呼ばれて。
しかも呼称がなくても、怒る気配さえない。
興味深げに、白銀の口元を見ている。
格上の名前は、呼ぶだけで怒りを買うことさえあると教えられているだけに。
聞いている私のほうが、心臓に痛い。
「ディープキスにしろ、フェラにしろ、口の中にいれんだろ?
そのときに、ちゃんと感じるとこを見つけてやれよ」
「・・・はぁっ・・・ん、んっ」
瑛二さんの指の動きが。
いつもは凛としている白銀さんを崩していく。
わ、私も、こんな顔になっているのか??
頬が上気して、目がトロンと熱に浮かされていて・・・
白銀さんに魅入っていた雅と目が合い、お互い慌てて視線をずらす。
「さすがに、実践はしてやらねーけど。
指でも、気持ち良さそーにしてんだろ?
雅も、自分が気持ちよくなるとこ探りながら、舌と口、喉を使ってちゃんと奉仕してやれよ?
コツを掴むまでは、時間もかかるし自分も気持ちよくねーと続かないぜ」
指の抜き差しを繰り返し、両指でその口をこじ開ける。
ヌラヌラと、濡れた指。
光る唇が、ひ、卑猥すぎるっ
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