鬼ごっこ~あのこがほしい~

三日月

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解禁3

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「・・・あ、も、許してくれ」

これ以上は、耐えられない。
頭がおかしくなりそうだ。

「許さへんよ」

瑠璃丸は流れた涙をその優しく拒絶する唇で吸い、軽々と私を持ち上げてベットの中央に移動させると。
ヤワヤワと、大きな手で包み込んだまま袋ごと竿を揉みだした。

たまらず、矯声を噛み殺し前屈みになった私の前に膝間付き。
下着越しに、鼻を刷り寄せ、息を大きく吸い込む。

「~はぁ、もう、酔いそう」

うっとりと、ほお擦りするな~っ
膝をついた瑠璃丸の。
サラサラと髪が足をくすぐり。
それにさえビクビクと身体が震え、更にいたたまれなくなる。

「もう、恥ずかしすぎて、死にそう・・・」

思わず、両手を顔で隠す。
その隙に。
下着が抜き取られ。
バランスを崩し、そのままマットの上に倒された。
両膝を立たされ、開かされ。
抗議の間も与えられず。

ペチャっ

先端を、瑠璃丸の生暖かい濡れた舌に舐められ。
腰が、跳ね。
初めての刺激に、ついていけない。

「る、り・・・ちょと、休憩を・・・」

なんとか足を閉じようとしても。
間に瑠璃丸の身体が有り、隠せない。
立て続けに、これ以上は。

止めろとは、言わないから。
せめて、心の準備を。
瑠璃丸に、舐められるなんて。
キスの衝撃が、消し飛ぶ!

命令して縛れば、瑠璃丸は動きを止めざるを得ない。
力では叶わないから、縛ってしま・・・

「想像以上の、旨さや」

すでに立ち上がった竿を両手で支え。
舐めた後から次々浮き出てくる雫に、瑠璃丸の目が輝き。
妖しい光が灯るのを、感じる。
今、止めないと。
いま、とめないと。

わかっているのに、唇が動かない。
瑠璃丸の瞳に魅いられて、思考が定まらなくなる。

これからくる、快感は。
想像の域を超えてくる。
期待、で起立してしまったそこに。
これ以上の、刺激は。

瑠璃丸に伸ばした震える指先。

瑠璃丸は、それに気付き、掌にキスを一つ。

「京ちゃん、いただきます」
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