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弥勒過去編(瑛二&白銀)
悩み 1
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「・・・どうかした?」
洗濯物を畳む僕の横で、瑛二は勉強していた手を止めていた。
じっと、自分の掌を眺めてる。
「ん~、俺がもっと大きくなったら、白銀持ち上げたりイロイロ出来るんだろうな、とか。
成長期の悩み?」
「しゅ、宿題してたんじゃなかったの?」
想像しそうになって、それだけでも興奮して。
僕の声は裏返った。
瑛二のおかげで、ここ二ヶ月くらいはトぶ回数もかなり減って。
ようやく、我慢出来るようになってきたのに。
イロイロとか、何!?
「あ”-、ソレは終わった。
別に、一番狙ってるわけでもねーし、テキトーにしときゃいいからな」
「・・・まぁ、それは、ね」
当主となった瑛二には、それ以外の道はない。
勉強は最低限でも、誰も注意はしない。
中退までしないのは、中退し瑛二が当主とならないよう全力を尽くしていた僕に気を使ってるからだろうな。
僕は当主となったその日に、退学届けを提出した。
同じことをしたら、きっと僕が気に病むと・・・
瑛二は、本当にカッコいいな。
「あの・・・僕が人間に化けたり小さくなろうか?
細部まで再現できる人間は、瑛一しか難しいけど・・・大凡でいいなら、なんとでも瑛二にあわせて出来てしまえるよ?
今の容姿を基本にして、人間に化けることも出来るし」
鬼は、人間に化けて世間へ溶け込み食糧を得ている。
人間だったときの記憶があればあるほど、人間としての再現率は高い。
僕は力もある分、一個体として認識出る人間になら化けることも出来る。
相手が捕縛師であっても、ばれないくらい精密に。
まだ、成長途中の瑛二と今の僕の身長差は50cmくらい。
体重差は、何キロくらいになるんだろう・・・
今のまま抱き上げたりとか、試すだけで瑛二を潰してしまいそうだ。
「やだね。
俺は、ありのままの白銀を抱きたいし、そんなん情けねーよ」
溜息交じりの瑛二の言葉に、僕は顔を真っ赤に俯いた。
ありの、まま。
僕、化けなくても、いいの?
このままでも、受け入れてくれるなんてっ
「あ、あっ
瑛二、カッコよすぎっ」
抱きつきたくなるのを堪えて。
その場で自分の身体を抱きしめる。
あぁ、瑛二をギュっとしたいっ
カッコいい瑛二を閉じ込めたいっ
洗濯物を畳む僕の横で、瑛二は勉強していた手を止めていた。
じっと、自分の掌を眺めてる。
「ん~、俺がもっと大きくなったら、白銀持ち上げたりイロイロ出来るんだろうな、とか。
成長期の悩み?」
「しゅ、宿題してたんじゃなかったの?」
想像しそうになって、それだけでも興奮して。
僕の声は裏返った。
瑛二のおかげで、ここ二ヶ月くらいはトぶ回数もかなり減って。
ようやく、我慢出来るようになってきたのに。
イロイロとか、何!?
「あ”-、ソレは終わった。
別に、一番狙ってるわけでもねーし、テキトーにしときゃいいからな」
「・・・まぁ、それは、ね」
当主となった瑛二には、それ以外の道はない。
勉強は最低限でも、誰も注意はしない。
中退までしないのは、中退し瑛二が当主とならないよう全力を尽くしていた僕に気を使ってるからだろうな。
僕は当主となったその日に、退学届けを提出した。
同じことをしたら、きっと僕が気に病むと・・・
瑛二は、本当にカッコいいな。
「あの・・・僕が人間に化けたり小さくなろうか?
細部まで再現できる人間は、瑛一しか難しいけど・・・大凡でいいなら、なんとでも瑛二にあわせて出来てしまえるよ?
今の容姿を基本にして、人間に化けることも出来るし」
鬼は、人間に化けて世間へ溶け込み食糧を得ている。
人間だったときの記憶があればあるほど、人間としての再現率は高い。
僕は力もある分、一個体として認識出る人間になら化けることも出来る。
相手が捕縛師であっても、ばれないくらい精密に。
まだ、成長途中の瑛二と今の僕の身長差は50cmくらい。
体重差は、何キロくらいになるんだろう・・・
今のまま抱き上げたりとか、試すだけで瑛二を潰してしまいそうだ。
「やだね。
俺は、ありのままの白銀を抱きたいし、そんなん情けねーよ」
溜息交じりの瑛二の言葉に、僕は顔を真っ赤に俯いた。
ありの、まま。
僕、化けなくても、いいの?
このままでも、受け入れてくれるなんてっ
「あ、あっ
瑛二、カッコよすぎっ」
抱きつきたくなるのを堪えて。
その場で自分の身体を抱きしめる。
あぁ、瑛二をギュっとしたいっ
カッコいい瑛二を閉じ込めたいっ
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