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38 記憶 side 陸
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渡の固まった指を解かせ、ジャージとシャツをさっさと脱がせ下着だけ残した。
眼下で緊張に引きつる渡の頬に、触れるだけのキスを贈り、フルッと小さく震えた胸に顔を寄せる。
ゆっくりと深く鼻から息を吸うがやはり無臭。
嗅覚が薬で麻痺しているから、なんも匂わねぇ。
発情フェロモンだけじゃなく、渡の陽だまりみてぇな匂いも感じないのがもどかしいな。
渡がこんだけ近くにいんのに、間に薄い膜でもあるかのような隔たりを感じる。
こんなに近くにいんのに。
実在することを確かめるように、両掌で渡の輪郭を追う。
顔から首、肩、胸・・・
渡は、不思議そうな顔で瞬いたが逃げようとはしなかった。
女に比べりゃ、柔らかさも膨らみも無ぇ。
俺と同じ男の身体。
けど、こうして触れてるだけで気持ちが満たされる反面、早く喰らいたい渇望が何よりも湧き上がってくる。
水泳で何度も見飽きるくれぇ見てきたのに、まるで違って見えるとか。
全然気が付かなかったくせに、現金だよな。
渡には、快感しか与えたくねぇ。
昨日感度の良かった場所を思い返しながら、指が触れた小さな尖りを口に含み、たっぷりと唾液を絡ませ吸い上げる。
ジュッジュッと音が鳴るたび、渡の息が上がり腰が浮く。
右手でもう片方の尖りを捏ねながら、左掌で浮いた腹のなめらかな肌触りを堪能してへその窪みからその下へ反応を確かめながら徐々に移動。
渡はこの間に俺の背に腕を回し、与える快感から逃れようとする素振りは見せなかった。
快感に漏れる声を耐えようと引絞っていた唇が、何度も耐えきれずに開いて可愛い声を漏らす。
その声が一際跳ねたときを聞き逃さず、唾液で濡れた乳頭の先を牙で引っ掛ける動作を繰り返すと強く頭を抱えられた。
「あぁっ・・・そ、んなんされたら、イッてまうやんかぁ」
耳元で漏らしてくる恨めしげな声に思わず嗤ってしまう。
口を離してその顔を覗けば、ホロリと涙を零し美味そうに染まった渡に睨まれていた。
「後ろでイク練習までいってねーぜ?
お前、体力ねぇーからな。
一回イッたら、そこで終いにすんぞ?」
「はうっ
が、我慢できへんもんっ
もぉ胸は止めといてぇなぁ」
羞恥に赤らんだ顔を見たまま、右手は下着のゴムから中へ滑り込ませる。
ムワッと湿った空気がまとわりついてくる中、先端の滑った熱い竿に指を這わせると渡は固く目を閉じ短い悲鳴を上げた。
「ャンンッ」
トロトロと気持ち良さそうに蜜を漏らしたそこを、下着の上から俺の手ごと掴んで首を振る。
「お、俺、陸に触られたら、めっちゃ気持ち良すぎてあかんねん。
練習まで保たへんよぉ」
嬉しいことを言ってくれる渡に顔が緩む。
身体の反応を見りゃ、気持ち良くしてやれてるのは確認出来る。
が、言葉で肯定されるとより安心出来るしそれを嫌がってねぇのも伝わってくる。
「だったら、ココしっかり握って練習が長く出来るようにしとけよ?」
片膝を立てさせ、足の付け根を指で撫でてから濡れて張り付いてた下着の中へ侵入。
ハッと息を呑んだ渡にもっと気持ちよくしてやるよと微笑み、腹や臍にキスを繰り返して強張った身体を宥めた。
眼下で緊張に引きつる渡の頬に、触れるだけのキスを贈り、フルッと小さく震えた胸に顔を寄せる。
ゆっくりと深く鼻から息を吸うがやはり無臭。
嗅覚が薬で麻痺しているから、なんも匂わねぇ。
発情フェロモンだけじゃなく、渡の陽だまりみてぇな匂いも感じないのがもどかしいな。
渡がこんだけ近くにいんのに、間に薄い膜でもあるかのような隔たりを感じる。
こんなに近くにいんのに。
実在することを確かめるように、両掌で渡の輪郭を追う。
顔から首、肩、胸・・・
渡は、不思議そうな顔で瞬いたが逃げようとはしなかった。
女に比べりゃ、柔らかさも膨らみも無ぇ。
俺と同じ男の身体。
けど、こうして触れてるだけで気持ちが満たされる反面、早く喰らいたい渇望が何よりも湧き上がってくる。
水泳で何度も見飽きるくれぇ見てきたのに、まるで違って見えるとか。
全然気が付かなかったくせに、現金だよな。
渡には、快感しか与えたくねぇ。
昨日感度の良かった場所を思い返しながら、指が触れた小さな尖りを口に含み、たっぷりと唾液を絡ませ吸い上げる。
ジュッジュッと音が鳴るたび、渡の息が上がり腰が浮く。
右手でもう片方の尖りを捏ねながら、左掌で浮いた腹のなめらかな肌触りを堪能してへその窪みからその下へ反応を確かめながら徐々に移動。
渡はこの間に俺の背に腕を回し、与える快感から逃れようとする素振りは見せなかった。
快感に漏れる声を耐えようと引絞っていた唇が、何度も耐えきれずに開いて可愛い声を漏らす。
その声が一際跳ねたときを聞き逃さず、唾液で濡れた乳頭の先を牙で引っ掛ける動作を繰り返すと強く頭を抱えられた。
「あぁっ・・・そ、んなんされたら、イッてまうやんかぁ」
耳元で漏らしてくる恨めしげな声に思わず嗤ってしまう。
口を離してその顔を覗けば、ホロリと涙を零し美味そうに染まった渡に睨まれていた。
「後ろでイク練習までいってねーぜ?
お前、体力ねぇーからな。
一回イッたら、そこで終いにすんぞ?」
「はうっ
が、我慢できへんもんっ
もぉ胸は止めといてぇなぁ」
羞恥に赤らんだ顔を見たまま、右手は下着のゴムから中へ滑り込ませる。
ムワッと湿った空気がまとわりついてくる中、先端の滑った熱い竿に指を這わせると渡は固く目を閉じ短い悲鳴を上げた。
「ャンンッ」
トロトロと気持ち良さそうに蜜を漏らしたそこを、下着の上から俺の手ごと掴んで首を振る。
「お、俺、陸に触られたら、めっちゃ気持ち良すぎてあかんねん。
練習まで保たへんよぉ」
嬉しいことを言ってくれる渡に顔が緩む。
身体の反応を見りゃ、気持ち良くしてやれてるのは確認出来る。
が、言葉で肯定されるとより安心出来るしそれを嫌がってねぇのも伝わってくる。
「だったら、ココしっかり握って練習が長く出来るようにしとけよ?」
片膝を立てさせ、足の付け根を指で撫でてから濡れて張り付いてた下着の中へ侵入。
ハッと息を呑んだ渡にもっと気持ちよくしてやるよと微笑み、腹や臍にキスを繰り返して強張った身体を宥めた。
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