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37 牙 side 渡
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思い切って、俺も陸に腕を回した。
回したっていうか、陸の頭に縋りついた!
身を丸めて俺から近付いたらな。
まんま、もっとソコを舐めてって言ってるようなもんやねんけど。
こうしてへんと、この甘痒いのんに耐えられんくて空いてる両手がバタバタ暴れてしまいそう。
これ以上続けられたら、陸がグッてきてくれそうな声とは真逆の色気無い変な声出そうやし、身体から力が抜けてグニャグニャになりそうやし、何より熱がさっきから上がりっぱなしで正直勃ってきてるし恥ずかしくなってきた。
まだ始まったばっかやのに、こんなんこんなん最後まで俺はもつんやろか・・・
陸は、抱きついた俺の腰を掴んで自分膝の上に座りやすいように誘導してくれた。
もぅ、俺がイッパイイッパイで余裕無いのんは見抜かれてるんやろなぁ。
目が合うと、めちゃくちゃ優しい笑顔を返されてふにゃんと顔から力が抜ける。
もぉ、もぉ、陸はなんでこんなに可愛くて格好良くて余裕なんっ
チュウしたいなぁと思ったタイミングで、陸の顔が近づいて来て欲しかったもんを寸分の狂いなくくれる。
軽く触れて、何度も触れて、俺の呼吸に合わせて舌を絡めて俺の緊張を緩めて。
浅いとこから深みへと、ゆっくりゆっくり俺を連れて行ってくれる
俺の不安も焦りもトロリと蕩けて陸のことしか考えられへん。
あぁ、ほんまにほんまに陸とするんやなぁ。
陸は、程よく力の抜けた俺に安心したんかな。
顔をちょっとだけ離してゆるーく笑ったあと、ペロリと唇を舐めてんっ
唇の間から覗いた真珠みたいな輝く牙と相まって、めっちゃ色気たっぷり。
俺が見惚れて呆けてたら、陸は舐めてた尖りを指で摘んで、もう片方を口に含むとおんなじように舌でグニグニ刺激してくる。
陸の牙が肌に触れると、チクンと痛いのに痛くない。
あぁ、これが心地好い刺激っていうもんなんやろか?
そんなふうにぼんやり思ってたらな。
陸の右手が後ろに回って。
座ってた足の付け根の辺りからお尻を下から上へスルリと指がなぞって。
俺、キスと陸の笑顔で気を抜いてたからな。
こぉ、遂にソコにもってとこ触られてビックリしてしもてな。
ビクンッと身体が大きく跳ねてしもた。
陸の動きが止まって、俺を心配して見上げてくれたんやけどな。
ちゃうねんっ、ちゃうねんっ、ちゃうねんっっ
「あわわわっ、あ、あの、イヤやからやないねんっ
ビックリしただけやねんっ」
大慌てで弁解。
俺が中断してどうすんねんっ
回したっていうか、陸の頭に縋りついた!
身を丸めて俺から近付いたらな。
まんま、もっとソコを舐めてって言ってるようなもんやねんけど。
こうしてへんと、この甘痒いのんに耐えられんくて空いてる両手がバタバタ暴れてしまいそう。
これ以上続けられたら、陸がグッてきてくれそうな声とは真逆の色気無い変な声出そうやし、身体から力が抜けてグニャグニャになりそうやし、何より熱がさっきから上がりっぱなしで正直勃ってきてるし恥ずかしくなってきた。
まだ始まったばっかやのに、こんなんこんなん最後まで俺はもつんやろか・・・
陸は、抱きついた俺の腰を掴んで自分膝の上に座りやすいように誘導してくれた。
もぅ、俺がイッパイイッパイで余裕無いのんは見抜かれてるんやろなぁ。
目が合うと、めちゃくちゃ優しい笑顔を返されてふにゃんと顔から力が抜ける。
もぉ、もぉ、陸はなんでこんなに可愛くて格好良くて余裕なんっ
チュウしたいなぁと思ったタイミングで、陸の顔が近づいて来て欲しかったもんを寸分の狂いなくくれる。
軽く触れて、何度も触れて、俺の呼吸に合わせて舌を絡めて俺の緊張を緩めて。
浅いとこから深みへと、ゆっくりゆっくり俺を連れて行ってくれる
俺の不安も焦りもトロリと蕩けて陸のことしか考えられへん。
あぁ、ほんまにほんまに陸とするんやなぁ。
陸は、程よく力の抜けた俺に安心したんかな。
顔をちょっとだけ離してゆるーく笑ったあと、ペロリと唇を舐めてんっ
唇の間から覗いた真珠みたいな輝く牙と相まって、めっちゃ色気たっぷり。
俺が見惚れて呆けてたら、陸は舐めてた尖りを指で摘んで、もう片方を口に含むとおんなじように舌でグニグニ刺激してくる。
陸の牙が肌に触れると、チクンと痛いのに痛くない。
あぁ、これが心地好い刺激っていうもんなんやろか?
そんなふうにぼんやり思ってたらな。
陸の右手が後ろに回って。
座ってた足の付け根の辺りからお尻を下から上へスルリと指がなぞって。
俺、キスと陸の笑顔で気を抜いてたからな。
こぉ、遂にソコにもってとこ触られてビックリしてしもてな。
ビクンッと身体が大きく跳ねてしもた。
陸の動きが止まって、俺を心配して見上げてくれたんやけどな。
ちゃうねんっ、ちゃうねんっ、ちゃうねんっっ
「あわわわっ、あ、あの、イヤやからやないねんっ
ビックリしただけやねんっ」
大慌てで弁解。
俺が中断してどうすんねんっ
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