884 / 911
37 牙 side 渡
18
しおりを挟む
もしかせんでも、本格的な発情期が始まってるんやろか。
そんなん、困るっ
なんやムズムズしてきて堪らへんから、キュッとおしりの穴に力を入れたんやけど、あかん、あかんわ。
お湯が触れっぱなしやからあかんのやろか。
全然収まらへん。
やっぱり発情期が来てしもてんの?
このままなし崩しで始まってしもたら、また記憶に残らへんやん。
ずっとずっと『計画』してきたのにっ
あんだけ強い意思で固く絡んでた両手の指が、不安で簡単に解けてしまう。
あぁ、でも、みこちゃんもかなちゃんも、始まってしもたらまともに考えることなんて出来なくなるって言ってたし、まだ猶予はあるんやろか?
こうなったら、俺が覚えてられる内になんとか陸にその気になってもらわんとっ
え、でも、どうしたらええの??
焦ってその場でへたりこみそうになった俺の背に、いつの間にか陸の手が回って引き寄せられてた。
それは、俺を怖がらせへんように優しくしてくれたからなんやろな。
気が付いたら、傾いた身体がふんわり陸に抱き止められててん。
えーえー、どういうことなん?
なんでこんな体勢になってんの??
陸の濡れた頭が真下にあって、陸の身体にピッタリ密着してて・・・陸の両足を跨いで乗り上げてしもてんねんけど、これは、拒まれて無いって解釈でえぇんやろか?
不安な俺の気も知らんと、陸は俺の下で突然声を張った。
「あーーーーっ、たく、このエロ天めっ」
「え、エロテンってなんな、ひゃあっ」
優しい動きから一転、見下ろしてた陸にギュゥッと両腕で力強く抱きしめ直され、ちょうど陸の目の前にあったらしい胸の尖りをパクリと口に含まれてビックリ。
な、なめら、舐められてるぅっ
生暖かいヌメヌメの舌でグニグニ容赦なく捏ねられると、今まで感じたことないピリピリした痺れが生まれて拡がってどうもならん。
いやいや、俺もちゃん小説読みまくって予習して男でもソコが感じるのは知識としてはたっぷり頭から溢れるくらい持っててんで?
けど、けど、直ぐそこで、俺がされてるとかっ
想像がそのまんま具現化してんのに、感触は全然ちゃうねんっ
気持ち良いとか、そんなん悠長な感想抱いてられへん。
痛みはなんもないんやけど、これって気持ち良ぇことでまるっとひっくるめるもんやないわ。
咄嗟に身を引きたくなる強烈さも無いけど、思わず目を閉じて身を任せるような心地よさも無い。
陸の舌に、新しい感触を教え込まれてるみたいに触れたとこから甘い痺れとお腹の中からせり上がってくる熱に飲み込まれてしまう。
こんなふうに感じてしまうのが怖い。
でも、いややと拒むほどやないねん。
だって、相手は陸なんやもん。
そんなん、困るっ
なんやムズムズしてきて堪らへんから、キュッとおしりの穴に力を入れたんやけど、あかん、あかんわ。
お湯が触れっぱなしやからあかんのやろか。
全然収まらへん。
やっぱり発情期が来てしもてんの?
このままなし崩しで始まってしもたら、また記憶に残らへんやん。
ずっとずっと『計画』してきたのにっ
あんだけ強い意思で固く絡んでた両手の指が、不安で簡単に解けてしまう。
あぁ、でも、みこちゃんもかなちゃんも、始まってしもたらまともに考えることなんて出来なくなるって言ってたし、まだ猶予はあるんやろか?
こうなったら、俺が覚えてられる内になんとか陸にその気になってもらわんとっ
え、でも、どうしたらええの??
焦ってその場でへたりこみそうになった俺の背に、いつの間にか陸の手が回って引き寄せられてた。
それは、俺を怖がらせへんように優しくしてくれたからなんやろな。
気が付いたら、傾いた身体がふんわり陸に抱き止められててん。
えーえー、どういうことなん?
なんでこんな体勢になってんの??
陸の濡れた頭が真下にあって、陸の身体にピッタリ密着してて・・・陸の両足を跨いで乗り上げてしもてんねんけど、これは、拒まれて無いって解釈でえぇんやろか?
不安な俺の気も知らんと、陸は俺の下で突然声を張った。
「あーーーーっ、たく、このエロ天めっ」
「え、エロテンってなんな、ひゃあっ」
優しい動きから一転、見下ろしてた陸にギュゥッと両腕で力強く抱きしめ直され、ちょうど陸の目の前にあったらしい胸の尖りをパクリと口に含まれてビックリ。
な、なめら、舐められてるぅっ
生暖かいヌメヌメの舌でグニグニ容赦なく捏ねられると、今まで感じたことないピリピリした痺れが生まれて拡がってどうもならん。
いやいや、俺もちゃん小説読みまくって予習して男でもソコが感じるのは知識としてはたっぷり頭から溢れるくらい持っててんで?
けど、けど、直ぐそこで、俺がされてるとかっ
想像がそのまんま具現化してんのに、感触は全然ちゃうねんっ
気持ち良いとか、そんなん悠長な感想抱いてられへん。
痛みはなんもないんやけど、これって気持ち良ぇことでまるっとひっくるめるもんやないわ。
咄嗟に身を引きたくなる強烈さも無いけど、思わず目を閉じて身を任せるような心地よさも無い。
陸の舌に、新しい感触を教え込まれてるみたいに触れたとこから甘い痺れとお腹の中からせり上がってくる熱に飲み込まれてしまう。
こんなふうに感じてしまうのが怖い。
でも、いややと拒むほどやないねん。
だって、相手は陸なんやもん。
0
お気に入りに追加
1,442
あなたにおすすめの小説

僕の番
結城れい
BL
白石湊(しらいし みなと)は、大学生のΩだ。αの番がいて同棲までしている。最近湊は、番である森颯真(もり そうま)の衣服を集めることがやめられない。気づかれないように少しずつ集めていくが――
※他サイトにも掲載

花婿候補は冴えないαでした
いち
BL
バース性がわからないまま育った凪咲は、20歳の年に待ちに待った判定を受けた。会社を経営する父の一人息子として育てられるなか結果はΩ。 父親を困らせることになってしまう。このまま親に従って、政略結婚を進めて行こうとするが、それでいいのかと自分の今後を考え始める。そして、偶然同じ部署にいた25歳の秘書の孝景と出会った。
本番なしなのもたまにはと思って書いてみました!
※pixivに同様の作品を掲載しています

【完結】幼馴染から離れたい。
June
BL
隣に立つのは運命の番なんだ。
βの谷口優希にはαである幼馴染の伊賀崎朔がいる。だが、ある日の出来事をきっかけに、幼馴染以上に大切な存在だったのだと気づいてしまう。
番外編 伊賀崎朔視点もあります。
(12月:改正版)
読んでくださった読者の皆様、たくさんの❤️ありがとうございます😭
1/27 1000❤️ありがとうございます😭
3/6 2000❤️ありがとうございます😭

上手に啼いて
紺色橙
BL
■聡は10歳の初めての発情期の際、大輝に噛まれ番となった。それ以来関係を継続しているが、愛ではなく都合と情で続いている現状はそろそろ終わりが見えていた。
■注意*独自オメガバース設定。■『それは愛か本能か』と同じ世界設定です。関係は一切なし。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。

捨てられオメガの幸せは
ホロロン
BL
家族に愛されていると思っていたが実はそうではない事実を知ってもなお家族と仲良くしたいがためにずっと好きだった人と喧嘩別れしてしまった。
幸せになれると思ったのに…番になる前に捨てられて行き場をなくした時に会ったのは、あの大好きな彼だった。

孕めないオメガでもいいですか?
月夜野レオン
BL
病院で子供を孕めない体といきなり診断された俺は、どうして良いのか判らず大好きな幼馴染の前から消える選択をした。不完全なオメガはお前に相応しくないから……
オメガバース作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる