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22 夏休み side 命
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「俺が、食べるのか??
もう食べれそうにないんだが」
かなちゃんは、帯に手を当てて菊川君に何を言っているんだと不思議そうに尋ねている。
二人で向かいあった、たったそれだけで。
菊川君の身体から滲み出したフェロモンが、ユラユラ揺れてかなちゃんをふんわり包み込んだ。
「可愛い」「大好き」真っ直ぐな菊川君の気持ちが、周りの目なんて全く気にせずかなちゃんを取り囲む。
見ているだけで、ほわほわ胸が暖かくなる。
こんなに真っ直ぐΩへの想いの籠ったフェロモンは、僕には眩しいくらいだ。
「カナがリンゴ飴食べたら、絶対に可愛いしな。
持って帰って食べても良いし」
「はぁ・・・?」
「わかるっ、わかるで、菊川君っっ
かなちゃんが、浴衣姿で真っ赤なリンゴ飴かじるとか可愛いもんっ」
「いや、三枝まで何を言い出すんだ??」
菊川君は、戸惑うかなちゃんの手を握ってリンゴ飴の列に連れていってしまった。
今年は、圧倒的にβが多いからね。
フェロモンに慣れていないβは、ザワザワしてるんだけど菊川君は全く気にしてない。
包まれているかなちゃんの方が、恥ずかしそうだ。
御珠神社の敷地内は、フェロモン禁止だから。
きっと、ここに出てくるまで菊川君我慢してたんだろうなぁ。
一度漏れたら止まらないみたい。
菊川君は、自分とかなちゃんの周りをフェロモンで固めてしまう。
「相変わらず、ラブラブやなぁ」
三枝君は、羨ましそう。
今までは、自分のことをβだと思っていたからね。
手が届かない憧れが強かったんだろうけど、今は自分がΩで相手が笹部君だと言うことも分かってる。
三枝君、今までよりもっともっと羨ましいと思っているのかな?
もう食べれそうにないんだが」
かなちゃんは、帯に手を当てて菊川君に何を言っているんだと不思議そうに尋ねている。
二人で向かいあった、たったそれだけで。
菊川君の身体から滲み出したフェロモンが、ユラユラ揺れてかなちゃんをふんわり包み込んだ。
「可愛い」「大好き」真っ直ぐな菊川君の気持ちが、周りの目なんて全く気にせずかなちゃんを取り囲む。
見ているだけで、ほわほわ胸が暖かくなる。
こんなに真っ直ぐΩへの想いの籠ったフェロモンは、僕には眩しいくらいだ。
「カナがリンゴ飴食べたら、絶対に可愛いしな。
持って帰って食べても良いし」
「はぁ・・・?」
「わかるっ、わかるで、菊川君っっ
かなちゃんが、浴衣姿で真っ赤なリンゴ飴かじるとか可愛いもんっ」
「いや、三枝まで何を言い出すんだ??」
菊川君は、戸惑うかなちゃんの手を握ってリンゴ飴の列に連れていってしまった。
今年は、圧倒的にβが多いからね。
フェロモンに慣れていないβは、ザワザワしてるんだけど菊川君は全く気にしてない。
包まれているかなちゃんの方が、恥ずかしそうだ。
御珠神社の敷地内は、フェロモン禁止だから。
きっと、ここに出てくるまで菊川君我慢してたんだろうなぁ。
一度漏れたら止まらないみたい。
菊川君は、自分とかなちゃんの周りをフェロモンで固めてしまう。
「相変わらず、ラブラブやなぁ」
三枝君は、羨ましそう。
今までは、自分のことをβだと思っていたからね。
手が届かない憧れが強かったんだろうけど、今は自分がΩで相手が笹部君だと言うことも分かってる。
三枝君、今までよりもっともっと羨ましいと思っているのかな?
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