ヘタレαにつかまりまして 2

三日月

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14 修学旅行 side 倭人

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「倭人さんっ
人前なんだから!」

「うん、だから手にした」


二人に見られて照れたカナが、外灯の下でもはっきりわかるくらい顔を赤くしてる。
「こんな人が集まってるところでするな!」って、ぷりぷり怒るけど・・・カナは、俺にキスをしたくならないの?

本当は、カナを抱き締めて、俺のフェロモンで隙間なく囲んで、唇にもうなじにもいっぱいキスをしたい。
いや、もう、一日ずっとカナにフェロモンをつけれなかったからさ。
カナが俺のものだって、いつもよりもっと感じたい。

二人きりに早くなりない。
服を脱がして、身体中にキスしたい。
うなじを噛みながら、腰を引き寄せてカナの中に・・・

怒っているカナが、俺の腕の中ではどんな顔で啼くのか思い出してしまい。
どろどろ、どろどろ、マグマのように熱い気持ちが腹の底から吹き出てくる。

ヤバイ、と我に返るのと。

目の前のカナの膝が崩れるのは同時だった。

とっさに腕を伸ばし抱き寄せたら、カナの熱をたっぷり含んでとろりと蕩けた瞳と目が合う。

恨んでるような。
誘ってるような。
俺を責めて、でも、責めきれずに甘えている発情した瞳は最強に魅力的。

こんな姿を誰にも見せたくないっ

所有フェロモンが爆発しそうになって、慌てて目を閉じた。
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