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13 修学旅行

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後ろを歩いていた芝浦が、隣にいた樟葉を三枝に預けて俺達の前に出る。
三枝が前に来るまで、その隣を歩いていた柴田まで前に出てきた。
俺とヤマを庇うように並び立ち、走ってくる秋楽の前に立ちはだかろうとする。


「菊川、どうする?」

「カナに近付かせるな」


芝浦の問いに、ヤマがやや物騒な雰囲気を含んだ返事をする。
いやいや、叔父だぞ?


「ヤマ、秋楽は俺に危害を加えることは絶対に無いし・・・」


ヤマは黙って俺の腰に手を回し、グイッと引き寄せ警戒を解かない。
芝浦も柴田も、ショルダーバッグを三枝に預けて手首や足首を回し始める。
なんの準備だ!

いやいやいやいやいや・・・修学旅行だろ?
ここは、テーマパークだぞ?
こんな場所で、何を始める気だ?!
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