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13 修学旅行
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「カナ、もう着くからな」
「・・・あ、あぁ」
スピードがガクンと落ちたジェットコースターが、カタカタと音をたて発着場に収容されようとしていた。
直角に近い坂を上がってからここに戻ってくるまで、時間にしたら五分も無いんだろうが。
あぁ、もぅ、いやだ!
早く足を地面につけたい!
地上から離れた場所でぶらぶらと揺れる足の感覚が、さっきまで散々振り回された感覚にすり代わり身がすくむ。
左隣のヤマはそれに気づいて、自分の右足を伸ばし甲に俺の足の裏が触れるように傾けてくれた。
風に体温を奪われた互いの素足は、同じくらい冷たくてヒタリと合わさると安心できた。
ちなみに、ヤマの右腕にガッチリ俺はしがみついている。
こんなに怖いものだと思わなかった!
なんだ、あの連続して現れた360度の回転はっ
斜めに設置されているから、目の前に地面が迫ってきて恐怖倍増。
あんな設計するなんて、趣味が悪いっっ
「・・・あ、あぁ」
スピードがガクンと落ちたジェットコースターが、カタカタと音をたて発着場に収容されようとしていた。
直角に近い坂を上がってからここに戻ってくるまで、時間にしたら五分も無いんだろうが。
あぁ、もぅ、いやだ!
早く足を地面につけたい!
地上から離れた場所でぶらぶらと揺れる足の感覚が、さっきまで散々振り回された感覚にすり代わり身がすくむ。
左隣のヤマはそれに気づいて、自分の右足を伸ばし甲に俺の足の裏が触れるように傾けてくれた。
風に体温を奪われた互いの素足は、同じくらい冷たくてヒタリと合わさると安心できた。
ちなみに、ヤマの右腕にガッチリ俺はしがみついている。
こんなに怖いものだと思わなかった!
なんだ、あの連続して現れた360度の回転はっ
斜めに設置されているから、目の前に地面が迫ってきて恐怖倍増。
あんな設計するなんて、趣味が悪いっっ
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