ヘタレαにつかまりまして 2

三日月

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13 修学旅行

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「うん、カナ似合ってる。
じゃぁ、俺はこれか?」


ヤマは、壁際の商品棚から別のカチューシャを手に取る。
猫耳、男子用バージョン。
リボンの代わりに、同色の小さなシルクハットがついている。
それをなんの躊躇もなく頭につけ、「どう?」と笑顔で尋ねられた。

・・・可愛いに決まってるじゃないか!

隣にいた三枝は、無言で頷くしかない。

本当に、困るくらい格好良さが延び盛りのヤマ。
朝の日課にどうしても付き合いたいと言い出して、俺の倍くらい走り込みまで始めて。
日に日にしなやかな身体に筋肉がついてきて、一緒に風呂に入ると見とれてしまう。

最近は、授業中に寝息も聞こえず、ブツブツなにか呟いたりして熱心に受けているようだし。
当然、入学以来の首席の座はキープ。
生徒会長として、学園内も取り仕切っているし、見かければα同士のいさかいも仲裁に入るようになって・・・一年生のファンが増えすぎなんだ。
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