ヘタレαにつかまりまして 2

三日月

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10 入籍

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南の離れの装飾は、玄関から会場に使うゲストルームまで完了していたが・・・庭に会場を移すなら、デザインから考え直しになるのか?
果たして、今からの変更なんて間に合うんだろうか・・・

扉を開けたまま待っていた車に乗り込めば、斜め向かいの席で清人さんは口許に手を寄せて考え込んでいる。
その膝には、スヤスヤ眠る遥馬さんの頭が乗っていて熟睡中だ。
このわずかな時間に寝てしまうなんて、よっぽど疲れが貯まっているのかも。


「倭人・・・」

「会場変更、だろ?
先に遥馬さんを休ませてから詰めよう」


車中で話せば起こすかもしれないと、ヤマは清人さんを黙らせて運転手に出発を促す。
清人さんは思考モードに突入。
俺は、ヨシッと心の中で気合いを入れた。
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