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9 水泳
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「笹部、付き合えよ」
「いぃぜ。
ついでに、久々勝負する?」
誘ったヤマに、笹部がニヤリと笑う。
自信があるのか、返した視線が挑戦的だ。
勝負って・・・松野もよく隣で泳いでいたが、相手になってなかったぞ?
「笹部が敵うわけないだろう?」
中等部で同じクラスになっていたが、突出して早く泳いでいた記憶はない。
確かにクラスで一番早くはあった気もするが、ヤマのように回りが相手にならないような差はついていなかった。
それなのに勝負なんて・・・一体、何を言い出すんだ?
ハンデ付で挑むのかと、半ば呆れてしまう。
努力しても掠りもしないのがヤマなんだ。
それは、ずっと目の敵にしていた俺が一番わかっている。
「笹部君なら勝てるかもしれんで」
なぜか、三枝までが笹部の戯れ言を本気にし出す。
二人とも、一体何を考えてるんだ。
「いぃぜ。
ついでに、久々勝負する?」
誘ったヤマに、笹部がニヤリと笑う。
自信があるのか、返した視線が挑戦的だ。
勝負って・・・松野もよく隣で泳いでいたが、相手になってなかったぞ?
「笹部が敵うわけないだろう?」
中等部で同じクラスになっていたが、突出して早く泳いでいた記憶はない。
確かにクラスで一番早くはあった気もするが、ヤマのように回りが相手にならないような差はついていなかった。
それなのに勝負なんて・・・一体、何を言い出すんだ?
ハンデ付で挑むのかと、半ば呆れてしまう。
努力しても掠りもしないのがヤマなんだ。
それは、ずっと目の敵にしていた俺が一番わかっている。
「笹部君なら勝てるかもしれんで」
なぜか、三枝までが笹部の戯れ言を本気にし出す。
二人とも、一体何を考えてるんだ。
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