ヘタレαにつかまりまして 2

三日月

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8 友達 side 渡

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「はぁ?」


眉間に皺まで寄った笹部君に、目を細めて睨まれた。
はぁ?って、言われた・・・「わかった」とか、「当たり前だろ」とか。
軽く答えて貰えるって、期待してた俺にはグサッて刺さる。
そんな風に言われると思ってなかったんやもん。

せ、せやんな、厚かましすぎやんなっ
俺、また調子に乗って・・・あぁ、もぅ、また涙腺がゆるぅなる。

あかんのに。
泣く場面やないのに。

水泳がなくなったら、友達としても遊んで貰えへんのが悲しくて堪らへん。
笹部君とは、クラスも変わってしもて、ランチと合同授業しか接点なくて。
休日に教えてもらえんの、俺、いっつも楽しみにしてて・・・自分が思ってたよりも、もっと楽しみにしてたことに断られてから気付いた。

笹部君の前で、俺泣いてばっかやん。
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