207 / 911
8 友達 side 渡
14
しおりを挟む
次の休み時間、わざわざ俺の机までかなちゃんは来てくれた。
俺の机の前で、目線を合わせるために少し屈んで。
キラキラ瞳が輝いた目で俺に話しかけてくれる姿は、すんごい嬉しそう。
「三枝の家から一番近いプールがあるホテルを手配したから、そこを是非使ってくれっ」
「え、えぇの?」
かなちゃん、走っていったんは俺が桂木君と使うプールのためやったんか。
携帯の使用は、放課後まで禁止されてるし。
多分、見つからん場所で連絡とかしてくれたんやろうなぁ。
かなちゃん、副生徒会長やし。
恋人で婚約者で番でもある菊川君、生徒会長やし。
教室でちょっと触るくらいやったら、皆見逃しそうやねんけどな。
かなちゃん、そのへんは真面目でしっかりしてるねんなぁ。
このクラスのクラス委員になった子にも、ちょいちょいフォロー入れてたりするし。
αのふりしてたときも、Ωってわかってからも、かなちゃんが真面目なんは全然変わらへん。
「そんなに頑張る必要はなくなった」って言ってる勉強もな。
ほどほどやって言いながら、この前のテストが返ってきた時も菊川君の次に名前呼ばれてる教科あったし。
隣の席のみこちゃんと二人で、「さすが、かなちゃんやな」「うわぁ、かなちゃんすごいねぇ」って尊敬しあってたわ。
俺の机の前で、目線を合わせるために少し屈んで。
キラキラ瞳が輝いた目で俺に話しかけてくれる姿は、すんごい嬉しそう。
「三枝の家から一番近いプールがあるホテルを手配したから、そこを是非使ってくれっ」
「え、えぇの?」
かなちゃん、走っていったんは俺が桂木君と使うプールのためやったんか。
携帯の使用は、放課後まで禁止されてるし。
多分、見つからん場所で連絡とかしてくれたんやろうなぁ。
かなちゃん、副生徒会長やし。
恋人で婚約者で番でもある菊川君、生徒会長やし。
教室でちょっと触るくらいやったら、皆見逃しそうやねんけどな。
かなちゃん、そのへんは真面目でしっかりしてるねんなぁ。
このクラスのクラス委員になった子にも、ちょいちょいフォロー入れてたりするし。
αのふりしてたときも、Ωってわかってからも、かなちゃんが真面目なんは全然変わらへん。
「そんなに頑張る必要はなくなった」って言ってる勉強もな。
ほどほどやって言いながら、この前のテストが返ってきた時も菊川君の次に名前呼ばれてる教科あったし。
隣の席のみこちゃんと二人で、「さすが、かなちゃんやな」「うわぁ、かなちゃんすごいねぇ」って尊敬しあってたわ。
0
お気に入りに追加
1,440
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
言い逃げしたら5年後捕まった件について。
なるせ
BL
「ずっと、好きだよ。」
…長年ずっと一緒にいた幼馴染に告白をした。
もちろん、アイツがオレをそういう目で見てないのは百も承知だし、返事なんて求めてない。
ただ、これからはもう一緒にいないから…想いを伝えるぐらい、許してくれ。
そう思って告白したのが高校三年生の最後の登校日。……あれから5年経ったんだけど…
なんでアイツに馬乗りにされてるわけ!?
ーーーーー
美形×平凡っていいですよね、、、、
国王の嫁って意外と面倒ですね。
榎本 ぬこ
BL
一国の王であり、最愛のリヴィウスと結婚したΩのレイ。
愛しい人のためなら例え側妃の方から疎まれようと頑張ると決めていたのですが、そろそろ我慢の限界です。
他に自分だけを愛してくれる人を見つけようと思います。
当たり前の幸せ
ヒイロ
BL
結婚4年目で別れを決意する。長い間愛があると思っていた結婚だったが嫌われてるとは気付かずいたから。すれ違いからのハッピーエンド。オメガバース。よくある話。
初投稿なので色々矛盾などご容赦を。
ゆっくり更新します。
すみません名前変えました。
十七歳の心模様
須藤慎弥
BL
好きだからこそ、恋人の邪魔はしたくない…
ほんわか読者モデル×影の薄い平凡くん
柊一とは不釣り合いだと自覚しながらも、
葵は初めての恋に溺れていた。
付き合って一年が経ったある日、柊一が告白されている現場を目撃してしまう。
告白を断られてしまった女の子は泣き崩れ、
その瞬間…葵の胸に卑屈な思いが広がった。
※fujossy様にて行われた「梅雨のBLコンテスト」出品作です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる