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8 友達 side 渡
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友達になった日に、「三枝先輩から、菊川生徒会長や皆さんに挨拶させていただける機会を設けていただけませんか」って言われて。
意味がわからへんかってんけど、菊川君の群れに入ってる俺に部外者のαが近付くのはあんまり良くいことらしい。
別に会話するくらいはかまへんねんけど、桂木君みたいに俺を特別な意味・・・なんか、自分のことやないみたいやなぁ・・・で考えてるαは、群れを乱す異分子扱いされんねんて。
特別な意味は、桂木君みたいな好意もやし、逆に悪意も入るんやて。
菊川君の群れに入ってるおかげで、実はかなり守られてんねんなぁってわかったわ。
桂木君から、「直接挨拶するより、三枝先輩に取り持っていただいた方が穏便に済むんです」って言われたしな。
皆に相談した時にえぇかなぁ?聞いて、翌週の昼休み、カフェテリアで桂木君と皆を引き合わせたんやけど。
桂木君、顔が真っ白になるくらいめちゃくちゃ緊張してて。
今にも倒れるんちゃうかな?って心配になるくらい余裕が無かった。
「三枝先輩と、まずは友達としてお付き合いさせていただきたいんです」
座ったまんまの皆を前にして、喉の奥から振り絞るみたいな、ギリギリ必死な声で桂木君は頭まで下げてな。
菊川君は、あっさり「わかった」って言って終わったんやけど・・・なんか、菊川君は俺にとって友達としてしか思ってへんかったし不思議やったわ。
ほら、よく「娘さんを僕にください」ってあるやん?
あんなんと被るって言うか。
友達になるのに、友達の許可がいるって変な感じ。
意味がわからへんかってんけど、菊川君の群れに入ってる俺に部外者のαが近付くのはあんまり良くいことらしい。
別に会話するくらいはかまへんねんけど、桂木君みたいに俺を特別な意味・・・なんか、自分のことやないみたいやなぁ・・・で考えてるαは、群れを乱す異分子扱いされんねんて。
特別な意味は、桂木君みたいな好意もやし、逆に悪意も入るんやて。
菊川君の群れに入ってるおかげで、実はかなり守られてんねんなぁってわかったわ。
桂木君から、「直接挨拶するより、三枝先輩に取り持っていただいた方が穏便に済むんです」って言われたしな。
皆に相談した時にえぇかなぁ?聞いて、翌週の昼休み、カフェテリアで桂木君と皆を引き合わせたんやけど。
桂木君、顔が真っ白になるくらいめちゃくちゃ緊張してて。
今にも倒れるんちゃうかな?って心配になるくらい余裕が無かった。
「三枝先輩と、まずは友達としてお付き合いさせていただきたいんです」
座ったまんまの皆を前にして、喉の奥から振り絞るみたいな、ギリギリ必死な声で桂木君は頭まで下げてな。
菊川君は、あっさり「わかった」って言って終わったんやけど・・・なんか、菊川君は俺にとって友達としてしか思ってへんかったし不思議やったわ。
ほら、よく「娘さんを僕にください」ってあるやん?
あんなんと被るって言うか。
友達になるのに、友達の許可がいるって変な感じ。
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