ヘタレαにつかまりまして 2

三日月

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6 風邪

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口に含んだヤマの指に集中していたら。
ヤマは、ギュッと硬く尖った胸の蕾を空いた手で摘まんで意識を散らそうと仕掛けてくる。
同時に刺激を与えられ、思わず引けてしまった腰にパチュンパチュンと熱い杭を打ち込んでくる。


「ひゃ、ん"くっ、ヤ・・・ま、待ってぇ」


自分は物理的にイケないのに、ヤマに次々与えられる快感が辛い。
股間でフルフル揺れるだけのぺニスの先は、敏感になりすぎて触ってない状態でもヒリヒリ痛む。
突かれる衝撃で、揺れが大きくなると痛みも増すのに自分では止められない。
シーツの波に爪を立て、踏ん張ろうとしても力が入らない。


「待てないよ、カナ。
ほら、足に力をいれて」


ヤマの腰が、亀頭が抜けないギリギリの高さ。
俺が四つん這いの状態では、追いかけられない高さまで引いて。


「カナ、イクよ?」


そう、ヤマからうなじに伝う汗を吸いとられた時。
俺の口内を蹂躙したヤマの指は、これからの衝撃を予感させるくらいに腰骨に食い込んでいて。
キュウキュウ腹の内側が待ちわびてうねった。

与えられるものへの期待に、回らない舌と頭でどうにか「んん、ちょうらぃ」と答え、全てを受け止めるつもりでいたが。

体力不足。

ヤマの発情に引きずられ、気を失うことは許されなかっただけで。
17歳の俺に、自分の至らない課題をヤマは時間をかけて教えてくれた。
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