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ドクンッ
まだ、何も始めていないのに前触れもなく心臓が跳ね上がった。
身体が火照り、掌にじんわり汗まで滲む。
え・・・
こうなる原因は、わかりきっていた。
でも、理由がわからない。
押し倒しただけだぞ?
全然触ってないぞ?
掴んだ手の中で、ヤマは顔を真っ赤に染めて瞳を潤ませていた。
「は・・・も、バカァっ
お前が、発情、するなぁ」
なんのために触感を奪ったんだっ
こんな状況のどこに、発情する要素があるんだっ
ヒクンッとヤマが欲しくて後孔が痙攣。
パジャマの下で、俺のペニスがドロリと先走りでは済まない量を漏らしてしまう。
ヤマに馬乗りになった時点で、すでに興奮して勃起していたから耐えようもない。
「えぇーーーっ
無理、無理、無理だってばっ
カナ、めちゃくちゃエロいんだもんっっ」
そう訳のわからない言い訳をしながら、フェロモンを撒き散らすなっっ
甘ったるいまとわりついてくるヤマのフェロモンに、部屋中が満たされてしまう。
あぁ、こんなの、いつもと変わらないじゃないかぁっ、バカッ
まだ、何も始めていないのに前触れもなく心臓が跳ね上がった。
身体が火照り、掌にじんわり汗まで滲む。
え・・・
こうなる原因は、わかりきっていた。
でも、理由がわからない。
押し倒しただけだぞ?
全然触ってないぞ?
掴んだ手の中で、ヤマは顔を真っ赤に染めて瞳を潤ませていた。
「は・・・も、バカァっ
お前が、発情、するなぁ」
なんのために触感を奪ったんだっ
こんな状況のどこに、発情する要素があるんだっ
ヒクンッとヤマが欲しくて後孔が痙攣。
パジャマの下で、俺のペニスがドロリと先走りでは済まない量を漏らしてしまう。
ヤマに馬乗りになった時点で、すでに興奮して勃起していたから耐えようもない。
「えぇーーーっ
無理、無理、無理だってばっ
カナ、めちゃくちゃエロいんだもんっっ」
そう訳のわからない言い訳をしながら、フェロモンを撒き散らすなっっ
甘ったるいまとわりついてくるヤマのフェロモンに、部屋中が満たされてしまう。
あぁ、こんなの、いつもと変わらないじゃないかぁっ、バカッ
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