ヘタレαにつかまりまして ２

3 入学式

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｢でも、実際はどうなんやろ？
芸能界やと、めちゃ綺麗なαの人ばっかやしいるんかな？｣


三枝はジーッと、答えてくれそうな芝浦を見つめる。
柴田はこう言った話はのって来そうにないしな。

だが、芝浦は、樟葉に｢あ～ん｣攻撃を受けている最中。
樟葉が自分の皿から、半分に切り分けたミニハンバーグをフォークに刺して、上げた腕をブルブル震わせて迫っていた。
どうやら樟葉が、俺達に倣って食べさせようてしているようだ。


｢アホか、やらねぇし、ってか、お前、全然食って無いだろ？｣

｢フフフ・・・大丈夫だよぉ。
お腹空いてないからぁ。
それより、たぁちゃん、あ～ん｣


樟葉の前に置かれたトレイを見れば、少食者向けのハーフサイズハンバーグランチが半分以上手付かずだ。
いくら小柄とは言え、お腹が空いてなくても食べた方がいいんじゃ・・・