ヘタレαにつかまりまして 2

三日月

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3 入学式

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「あれかな?
かなちゃん達のあ~ん、初めて見たからかな?」


なにも話してくれない二人に困惑していたら、三枝が助け船を出してくれた。
「二人ともよぅやってるし、こんなに騒がれんのは久しぶりやなぁ~」とのんびり感想付きだ。

二人が同時に「「正解」」と頷く。

離れでお菓子を食べさせあうだけに止めるつもりだったが、その延長で無意識にカフェテリアでもしてしまっていて。
と、言うか、ヤマがニコニコ求めてきたらそれについ答えてしまうし。
今みたいに俺からあげると、ヤマは本当に美味しそうに食べるから、つい・・・

途中で松野達も注意を諦めたからな。
年が明けてからは、こういったことが当たり前になっていた。


「なるほど・・・
騒がれることもなくなっていたし、見られることも減ったから失念していた」

「まぁ、そのうち慣れるだろ?」


ヤマは、元から周囲の目など気にしてない。
二人の指摘に含まれた自重を求める気持ちも気付いてないのか、わざとなのかさらりと流してしまう。
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