ヘタレαにつかまりまして 2

三日月

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3 入学式

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原因がわかれば、止めに入るなりなんなりしようもある。
あの茅野が番持ちになっていたなんて、人当たりも良く好かれていただけにいつまでもこの激震は収まらないだろう。

田栗先生は、騒ぎ続ける生徒に辟易しながらも、壇上を確認し。
あんぐりと、呆けたように口を開いた。

まぁ、学園長の知り合いなんだから、甥っ子である茅野のことは知っているんだろう。
まさか、こんな騒ぎを起こすような性格とは予想できないしな。
俺が知っている茅野のイメージからも、この状況は連想できない。
 
わざわざこんな場を使って、番持ちα宣言をする必要があったのか?
無意味なことをするような、愉快犯とも思えないし。
可能性としては、相手のΩがこの場にいて。
今後も一緒に通うという意思表示、相手を公にして守っていくための手段か?
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