ヘタレαにつかまりまして 2

三日月

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2 進路

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ヤマの腕から抜け出し、床に両足をつけてその場でくるっと回転。
仁王立ちで、両腕を開いたままのヤマを睨み付ける。
一体、ヤマは何を考えているんだっっ


「俺に合わせてどうする!
ヤマの進路に俺が合わせるんだっっ」


ヤマは俺の剣幕に、驚いたことは驚いたようだ。
タレ目をパッチリと開けて、キョトンとはしたから。
でも、次の瞬間にはニコニコと笑顔を向けてくる。

クッ、ヤマにとって怒っても膨れても、全部可愛いで纏められてしまうみたいだが、こんなに声を張り上げていても通じないのか!
番のα相手に怒鳴るなと、怒って見せてもいい状況なんだぞ!

「可愛い、可愛い」と全身で語ってくるなっっ
睨み続けることも出来なくなるじゃないかっ
怯んだ隙に、空いた腕で抱き締めようとしてくるな、バカッ
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