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番外編
お酒に御用心 13
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小皿にのったおつまみを両手に抱えるようにもち、真剣な表情で運んでいる世良ちゃんと入れ違いに台所まで料理を取りに行く。手早くパスタを大皿に盛っていた青嵐から、早速ぼやかれてしまった。
「久しぶりに帰国したのに、なんで一番こきつかわれんだ?」
海外旅行中に、嵐に番が出来たと聞いて文字通り飛んで帰ってきた長兄。疾風様と由良と世良ちゃんが三人で暮らしているこの家に着いて早々由良のお手伝いを始めていた。風花は、それよりも先に着いていたのに世良ちゃんと遊んでいたし。遅れて来た僕と風音は、既に到着していた嵐や雪さんとそのまま座り込んでいましたからね。まぁ、青嵐に任せておけば大丈夫と思ってますし。青嵐は青嵐ですからね。仕方ないですよね。
「でも、すぐまた出るんでしょう?
たまにも帰ってくる気が無いんですから、今日は働いてください」
青嵐が僕達の家を出てから、誰が一番働かされてるのかわかるでしょう?全ては語らず目で語る。しかも、これからは僕とあの風音と風花しかいないんですよ?どれだけこきつかわれるか想像つくでしょう?
青嵐は察してくれたようで、目線で「頑張れ」と励ましてくれました。
「はぁ、しっかし、嵐にイチヌケされるとはなぁ」
由良が作った料理を盛り付ける手は止めず、なぁ?と振られても・・・意外ではありませんよ。
「嵐は、僕達と違ってアレを見せつけられている期間が短かったですからね」
今頃、居間で酔い始めた由良が、雪さんからドン引きされるくらい疾風様に絡んでいることでしょう。アレだけイチャイチャところ構わず見せつけられ、疾風様に従順で心酔しきった由良を見ていれば。
おのずと、僕達の番の理想は果てしなく高くなりますよ。
「久しぶりに帰国したのに、なんで一番こきつかわれんだ?」
海外旅行中に、嵐に番が出来たと聞いて文字通り飛んで帰ってきた長兄。疾風様と由良と世良ちゃんが三人で暮らしているこの家に着いて早々由良のお手伝いを始めていた。風花は、それよりも先に着いていたのに世良ちゃんと遊んでいたし。遅れて来た僕と風音は、既に到着していた嵐や雪さんとそのまま座り込んでいましたからね。まぁ、青嵐に任せておけば大丈夫と思ってますし。青嵐は青嵐ですからね。仕方ないですよね。
「でも、すぐまた出るんでしょう?
たまにも帰ってくる気が無いんですから、今日は働いてください」
青嵐が僕達の家を出てから、誰が一番働かされてるのかわかるでしょう?全ては語らず目で語る。しかも、これからは僕とあの風音と風花しかいないんですよ?どれだけこきつかわれるか想像つくでしょう?
青嵐は察してくれたようで、目線で「頑張れ」と励ましてくれました。
「はぁ、しっかし、嵐にイチヌケされるとはなぁ」
由良が作った料理を盛り付ける手は止めず、なぁ?と振られても・・・意外ではありませんよ。
「嵐は、僕達と違ってアレを見せつけられている期間が短かったですからね」
今頃、居間で酔い始めた由良が、雪さんからドン引きされるくらい疾風様に絡んでいることでしょう。アレだけイチャイチャところ構わず見せつけられ、疾風様に従順で心酔しきった由良を見ていれば。
おのずと、僕達の番の理想は果てしなく高くなりますよ。
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