可愛いΩのナカセカタ

番外編

おまけ 雪日記 ２

　散々正常位でこの俺を啼かせたくせに、そのまんま抜かずに背面から好きなだけ腰を振りやがって！久しぶりだってのに、最初っから飛ばして来やがった。途中で意識が飛んだら、口に突っ込まれてるし・・・つーか、滅茶苦茶旨そうにしゃぶってる自分をじっくり眺められ、風呂場に逃げたかったのに許されずの四回目が終わったとこだっ
　こんだけ好き勝手しといて、キュウキュウ鼻を鳴らして媚びてくる仔犬みてぇな面がなんで出来んだ？おめぇは仔犬ってガラじゃねぇ。骨まで平らげるバリバリの肉食野獣だっ


「ふざけんなっ」

「雪さん・・・」


　うわぁ、もぅそれはお願いじゃなく、脅迫じゃねぇか。腰を掴んでいた指を背中に回し、龍や牡丹を撫で回してくる動きに自分の身体が熱を帯びていくのが嫌でもわかる。拒否権なんて、元から与える気もねぇくせに・・・

　くっきり二重の黒目勝ちの瞳は、それでも俺に答えを求めるからタチがわりぃ。俺が断れねぇのを知ってるくせに。この目に弱ぇの知ってるくせに。


「最後・・・今度こそ、最後だからなっ
　言っとくけど、明日休みのおめぇと違って、朝から夕方まで仕事なんだよっ｣

「雪さん、ありがとうございます！」


　満面の笑顔が恐ろしぃ。コイツ、ぜってぇわかってねぇ！了承を得たとばかりに膝で立てと促される。は、背面じゃねぇのかよっ！文句より先に牙をちらつかせた唇で口を塞がれ、落ち着いていたはずの嵐のフェロモンが濃度を増して俺を取り込んで離さない。このままだったら、明日使いもんにならねぇじゃねぇかっ、クソ野郎！