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番外編
理想の番は 3
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野菜も用意して、早速料理を始める由良。親父のために出来ることがあるのが、心底嬉しいんだもんなぁ。本当に親父が好きすぎる・・・リア充めっ
「そんなに睨まなくても、手は抜かないぞ?」
「ちげーしっ」
手際よくさっさと作っているように見えて、由良の料理は工程を省かず丁寧だ。料理しながら、炊飯器の中を確認して量が足りないと判断。新しく炊いてる間に、残っていたご飯はお握り。同時に煮詰めてる鍋のアク取りも忘れない。
覚えて損はないと、俺も凪達も料理は最低限出来るんだけど。由良の味には敵わない。同じように作っているのに僅かに味がズレる。なんか物足りないけどそこは仕方ないよな。だって、由良の作ったご飯が一番旨いんだから。
俺も手を洗ってからお握り作るのを手伝い、サラダも作ってついでに持ち帰り分をタッパーにいれた。サラダなら親父も食べるしな。
「で、近々見に来んの?」
「ん"ーー、どうかな?」
とぼけきれずに由良の目が泳いでる。親父とここに住んでたときも、部屋の片付けチェックが入るときは事前に「そろそろ片付けたら?」と教えてくれた。親父は綺麗好きというより、物が多いと目について煩わしいらしい。容赦ない断捨離魔だ。
由良は、親父から俺達が怒られるのをそれとなく回避させたいんだろうけどバレバレ。親父も、由良が事前に教えてるのは気付いてるからな。予告してるも同然なのに、片付いてないと・・・目につくものを問答無用で捨てられた。勉強道具も片っ端から。
「そんなに睨まなくても、手は抜かないぞ?」
「ちげーしっ」
手際よくさっさと作っているように見えて、由良の料理は工程を省かず丁寧だ。料理しながら、炊飯器の中を確認して量が足りないと判断。新しく炊いてる間に、残っていたご飯はお握り。同時に煮詰めてる鍋のアク取りも忘れない。
覚えて損はないと、俺も凪達も料理は最低限出来るんだけど。由良の味には敵わない。同じように作っているのに僅かに味がズレる。なんか物足りないけどそこは仕方ないよな。だって、由良の作ったご飯が一番旨いんだから。
俺も手を洗ってからお握り作るのを手伝い、サラダも作ってついでに持ち帰り分をタッパーにいれた。サラダなら親父も食べるしな。
「で、近々見に来んの?」
「ん"ーー、どうかな?」
とぼけきれずに由良の目が泳いでる。親父とここに住んでたときも、部屋の片付けチェックが入るときは事前に「そろそろ片付けたら?」と教えてくれた。親父は綺麗好きというより、物が多いと目について煩わしいらしい。容赦ない断捨離魔だ。
由良は、親父から俺達が怒られるのをそれとなく回避させたいんだろうけどバレバレ。親父も、由良が事前に教えてるのは気付いてるからな。予告してるも同然なのに、片付いてないと・・・目につくものを問答無用で捨てられた。勉強道具も片っ端から。
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