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胸を舐めながら上服は脱がしてやったが、ずり落ちたスエットパンツと下着を抜き取る作業は由良に任せる。この状態での脱衣は由良には恥ずかしくて堪らないんだよな。
いくら由良が丹念に解しても、普通の人間には聞こえない微量の粘着音しか出てなんだが、自分の身体から漏れる音は大音量並みに響いて聞こえるんだろう。足を動かせば、連動して擦れる後孔。その度にヌチャヌチャ漏れるから、由良は羞恥で震えてモタモタ脱ぐのに時間がかかる。
俺の発情はまだ押さえられているからな。この敏感で淫らな反応は、由良自身が感じてるものだ。それが由良にもわかるから、毎回恥ずかしくて死にそうな顔をする。
自分の貪欲な身体を持て余し、閉じることができない半開きの口から物足りないと切ない息を吐いてなんとか脱ごうとしてるんだが。壁に凭れ、膝立ち状態で膝で引っ掛かってる衣服を握りしめてると、引き締まった尻も濡れた胸も隠せない。
早く触ってほしいと、求愛フェロモンが由良の身体と俺の身体をすっぽり包んでひとつに閉じ込めようとする。
「由良も早く全部脱いで?」
由良の隣で、由良の涎がついたスラックスを脱ぎ捨て、下着とワイシャツも床に落とす。俺の裸体を見上げた由良が、興奮に鼻息を荒くして動けなくなるのは毎度のことだ。
この身体に抱かれる自分を妄想し、ドロドロ蜜が滴り落ちて由良の下半身が濡れる。早くしろと近づいて頬を指で擽ってやると、由良は後ろにひっくり返った。驚いたというより、興奮極まり訳がわからなくなってるな。
数えきれないくらい抱いても、由良は毎回俺に抱かれることを嬉しいのだと心も身体も全力で喜びを表す。惚けた顔に嗤いながら、スエットパンツと下着を脱がしたら由良の完勃ちしたペニスが吐精した。
ったく、そんなんじゃ最後までもたないだろ?
時間はまだ昼過ぎだ。レースカーテンから日差しが差し込み由良の熟れ具合を余すことなく晒す。射精してくったりと布団に寝転んだ由良。日に焼け引き締まった四肢と違い、腰骨から膝上までのラインは白いが、今は興奮に薄く色付いている。そこに昨日散らした痕が紅色に彩りを添えて艶かしく映る。
じっくり眺める俺の視線に気付いた由良は、慌てて身体を丸めて隠そうとする。年が離れていることを気にしているから、明るい場所で裸体になるのを嫌がるんだよな。無理強いすると本気で泣くからなぁ、由良は。
いくら由良が丹念に解しても、普通の人間には聞こえない微量の粘着音しか出てなんだが、自分の身体から漏れる音は大音量並みに響いて聞こえるんだろう。足を動かせば、連動して擦れる後孔。その度にヌチャヌチャ漏れるから、由良は羞恥で震えてモタモタ脱ぐのに時間がかかる。
俺の発情はまだ押さえられているからな。この敏感で淫らな反応は、由良自身が感じてるものだ。それが由良にもわかるから、毎回恥ずかしくて死にそうな顔をする。
自分の貪欲な身体を持て余し、閉じることができない半開きの口から物足りないと切ない息を吐いてなんとか脱ごうとしてるんだが。壁に凭れ、膝立ち状態で膝で引っ掛かってる衣服を握りしめてると、引き締まった尻も濡れた胸も隠せない。
早く触ってほしいと、求愛フェロモンが由良の身体と俺の身体をすっぽり包んでひとつに閉じ込めようとする。
「由良も早く全部脱いで?」
由良の隣で、由良の涎がついたスラックスを脱ぎ捨て、下着とワイシャツも床に落とす。俺の裸体を見上げた由良が、興奮に鼻息を荒くして動けなくなるのは毎度のことだ。
この身体に抱かれる自分を妄想し、ドロドロ蜜が滴り落ちて由良の下半身が濡れる。早くしろと近づいて頬を指で擽ってやると、由良は後ろにひっくり返った。驚いたというより、興奮極まり訳がわからなくなってるな。
数えきれないくらい抱いても、由良は毎回俺に抱かれることを嬉しいのだと心も身体も全力で喜びを表す。惚けた顔に嗤いながら、スエットパンツと下着を脱がしたら由良の完勃ちしたペニスが吐精した。
ったく、そんなんじゃ最後までもたないだろ?
時間はまだ昼過ぎだ。レースカーテンから日差しが差し込み由良の熟れ具合を余すことなく晒す。射精してくったりと布団に寝転んだ由良。日に焼け引き締まった四肢と違い、腰骨から膝上までのラインは白いが、今は興奮に薄く色付いている。そこに昨日散らした痕が紅色に彩りを添えて艶かしく映る。
じっくり眺める俺の視線に気付いた由良は、慌てて身体を丸めて隠そうとする。年が離れていることを気にしているから、明るい場所で裸体になるのを嫌がるんだよな。無理強いすると本気で泣くからなぁ、由良は。
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