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2 御屋敷の王子様
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「ハル、機嫌がなおったね」
窓に張り付いていた背中に、清人様がほっと声をかけてくれる。
「機嫌、悪かった訳じゃないんですよ?」
彼女に睨まれたのと、清人様が怖かったのと。
ちょっと緊張して固まってただけで。
清人様が、わざわざ自宅じゃなくお屋敷に連れてきてくれたのは、気を使わせてしまったのかな。
俺なんかに気を使う必要なんてないのに。
「ふふ、良かった」
振り向いた俺に、眩しすぎる笑顔を向けてくれる。
雑誌では見せない、清人様の自然な笑みにドキッと胸が高鳴ってしまうのは仕方ないことだよね。
作り笑いじゃない貴重な笑顔。
あまりの威力に慌てて窓に視線を戻した。
窓に張り付いていた背中に、清人様がほっと声をかけてくれる。
「機嫌、悪かった訳じゃないんですよ?」
彼女に睨まれたのと、清人様が怖かったのと。
ちょっと緊張して固まってただけで。
清人様が、わざわざ自宅じゃなくお屋敷に連れてきてくれたのは、気を使わせてしまったのかな。
俺なんかに気を使う必要なんてないのに。
「ふふ、良かった」
振り向いた俺に、眩しすぎる笑顔を向けてくれる。
雑誌では見せない、清人様の自然な笑みにドキッと胸が高鳴ってしまうのは仕方ないことだよね。
作り笑いじゃない貴重な笑顔。
あまりの威力に慌てて窓に視線を戻した。
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