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1 送迎の王子様
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校門前に乗り付けられた一台の車。
車に疎い俺にはそれがなんなのかさっぱりわからないけど、取り合えず高いのだけは伝わってくる光輝く赤いボディ。
二人乗りのコンパクトさより、洗練された流線形のデザインが前面に出てる。
助手席には、サングラスを着けた長髪黒髪の女性。
肩から胸にかけて肌の露出がすごい服は、車と同じ赤色。
きっと、御子息様が好きな色と思って選ばれたんですよね、その服も。
赤に赤って、凄く目立ってますよ。
それにその赤、実は俺が好きな色なんです。
つい一ヶ月前、御子息様が車の免許を取ったその日に複数のディラーが我が家にやって来て、丁寧な挨拶と菓子箱が山積み。
御子息様からの伝言「選んで」に付随したカタログを置いていかれたけど。
漬け物石に出来そうなカタログの分厚さと重さに即刻封印。
表紙に写った車を見ただけでお腹一杯。
高級でセレブなαの方しか御利用されない店だってわかっちゃう。
翌朝にわざわざ迎えにこられた御子息様に捕まって、色だけ答えたらそれがその日の夕方、下校時には納車されていたんです...
車に疎い俺にはそれがなんなのかさっぱりわからないけど、取り合えず高いのだけは伝わってくる光輝く赤いボディ。
二人乗りのコンパクトさより、洗練された流線形のデザインが前面に出てる。
助手席には、サングラスを着けた長髪黒髪の女性。
肩から胸にかけて肌の露出がすごい服は、車と同じ赤色。
きっと、御子息様が好きな色と思って選ばれたんですよね、その服も。
赤に赤って、凄く目立ってますよ。
それにその赤、実は俺が好きな色なんです。
つい一ヶ月前、御子息様が車の免許を取ったその日に複数のディラーが我が家にやって来て、丁寧な挨拶と菓子箱が山積み。
御子息様からの伝言「選んで」に付随したカタログを置いていかれたけど。
漬け物石に出来そうなカタログの分厚さと重さに即刻封印。
表紙に写った車を見ただけでお腹一杯。
高級でセレブなαの方しか御利用されない店だってわかっちゃう。
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